この番組はミャーノの提供でお送りいたします。
ミャーノさん。君は犠牲になったのだ。ロリロさんのストッパーという苦労人枠のな
「…」
「…」
「では、まず一番大きな、勘違いから、修正させてもらいますが、BL=本番行為という考えは間違っています。」
『暗号6を使用』
「えぇ!?この状況で、本当に、続けるの…?」
『敵、他3人。右の林内』
「当然です。あの、よく分からない謎理論を、延々と聞かされ続けて、反論しようとしても、喋り終えるまで、一切聞く耳を持たなかったのですから、そうでもしないと、不公平と言うものでしょう。」
『消す?』
ブレスのタイミングによる暗号で意思疎通を図る。会話の内容は単なるダミーてすが、文面に多少本音も混じってしまうのは仕方ない。
「招かれざる客人よ、少し、静かにしていただきたい。」
「ほら、ほら!この、おじいちゃんめっちゃ怒ってるじゃん!プルプル震えるぐらい我慢してるよ。」
『否定、潜入に使う』
「そう言いながら、貴方も、大概煽っていますわね。」
『了解、指示を待つ』
「肝が据わっておるというか、阿呆というか、よくこれだけ囲まれたあげく捕まってこんなトンチキな会話が出来るものだ。あんたらみたいなのは嫌いじゃないが、変なことをされても困るから悪いが縛らせてもらうよ。あ、あと、うるさいのも困るから口も猿ぐつわを咬ませてもらおうか。」
「や、やめろー。せ、せめてロリ幼女にお願いします!!」
『じ後、緊急時、暗号2で』
「あぁ、会話を聞いていたがやはりその手の輩か。全く、なんで仙人様は…ゴニョゴニョ」
とりあえず、相手の顔を拝むことは出来そうね。
「で、君達が仙界に侵入してきた族で良いかのう?」
連れてこられたのは、そこからかなり先にある洞窟でした。腕を縛られ、猿ぐつわを咬まされた状態で夜の道は流石に危険だろうと朝まで待ち、半日ほど歩いてやっと辿り着いたのですけれど。
「あら、立ち入り禁止の立て札が無かったから、自由に通って良いものだと思ってましたわ。」
当然こちらは道から迂回して入っているので、移動間誰一人見ていませんでしたし、立て札もなかったのは本当ですから、嘘はついて無いですわ。
「かっかっか、言いおるわい。惑いの杜を抜け、雲河の結界も素通りし、何も無かったも同然と。それで、この里に何のようじゃい」
「ここにロリBBAがいると聞いて!」
「「…はっ?」」
何言ってんだこいつ
「何言ってんだ?お前さん…」
どうしましょう。今、この御老人と思考が被ってしまいましたわ。
「…あー。お前さん、何か勘違いしとりゃせんか?確かに仙人に至れば、自然と一体化し、老化は止まるが…仙人とは、資質がある者の中でも、天性の才とたゆまぬ努力を持ってしても何十年と時間がかかる。年若い女子の姿のまま仙化出来たものなどいるはずも無かろうに。」
「…は?」
「更に言えば、確かにこの里に来て間もない修行を始めたばかりの子もおるが、何のために外界と絶っておるかを考えたら、下界の者を会わすことなどあり得ぬと分かるもんじゃろうて。」
そもそもBBAでもないしのう…などと嘯く御老人。いいぞ、もっとやってくださいまし
「と、いうよりの、流石に仙女を捕まえてロリBBAは無かろうて。少しは敬わんか。」
「ま…待った!そしたらあの街に出てくる変な痴女は何なのさ!ここから妙な力が流れてきているって話を聞いたぞ。」
あぁー…任務ばらしてるじゃないですか。これで意図的に、悪意によって行われていたら敵対確定ですわね。
「ふむ?…それは知らんのう。どれ、詳しく聞こうじゃあないか」
こうして、経緯を説明した結果、里側が調査する間、南京に近い形ではありますが滞在を許されました。
続く。
今度から絶対落とし所考えてから書き始めます。もはや何もコントロールが効かない状況(涙目)