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熱烈な告白

 どなたか解りませんが、誤字報告有り難うございました。

 心から感謝します。m(_ _)m


 読んで戴けたら倖せです。

「キミ、そろそろ家に帰った方がいいんじゃない?

 キミが家出して四日は経ってる

 きっと家族が凄く心配してるよ」


 朝ご飯を黙々と食べながら瑞基は首を振った。


「心配なんかしてないよ、オレ常習犯だもん」


「何が、そんなに不満なの? 」


「進学」


「進学? 」


「親父が(うるさ)いんだ、大学は行った方が将来の為にいいって」


「最もだと思うけど」


「隆一朗らしいよね、そう云う考え方

 でもさ、オレ頭悪いし勉強嫌いだし

 魁威(かい)さんのお店手伝ってて思ったんだ、オレ仕事する方が合ってるって」


「じゃあ、それをご両親に伝える為にも帰った方がいいんじゃないかな

 避けてたら伝わるものも伝わらないよ」


 顔を上げた瑞基は真っ直ぐ隆一朗を見据えた。


「どうしたの? 」


「何でも無い」


 瑞基は食べ始めるが、少しすると箸を止めた。


 隆一朗は汚れた食器を洗い始めていた。


「オレ、真面目に学校行くから、隆一朗の処に置いてくれないかな」


 瑞基の言葉は流水の音で掻き消され、隆一朗には届かなかった。


「え、なに? 」


「何でも無い、オレ今日帰るよ! 」


 隆一朗は水道の蛇口を止めた。


「そう……………」


 食べ終わった食器を持って、キッチンに居る隆一朗の後ろに立つと瑞基は何かを断ち切る様に顔を上げた。


「隆一朗、短い間だったけど有り難う! 」


「もう、行くの? 」


 隆一朗は慌てて振り返った。


「うん、気が変わらない内にね」


 笑い顔の眉間に皺が刻まれている。


 隆一朗は溜め息交じりに言った。


「そうだね、気が変わらない内に」


 隆一朗が手を差し出すと瑞基も慌てて食器を置いて隆一朗の手を握った。


「元気でね」


 瑞基はもう片方の手を添えて下を向いたまま目を閉じた。


「さようなら! 」


 瑞基はキャリーバッグを握ると一目散に隆一朗の部屋から飛び出して行った。


 隆一朗は瑞基が出て行ったドアを暫く見詰めていた。


 窓から暖かい陽の光が射し込み、部屋が柔らかな温もりに満たされていた。


『朝の射し込む光がこんなにも清々しく感じるなんて何年振りだろう

 彼の笑顔に似ている』




 瑞基は、自分が何故走っているのかさえ解らず全速力で走っていた。


『本当は離れたく無いよ、隆一朗

 傍で隆一朗のこと見ていたい

 誰よりも、隆一朗の傍に居たい


 オレが居なくなったら、また隆一朗は悪夢を恐れて眠れないんだ

 ねえ、少しでもオレは隆一朗の助けにはならないの? 』


 息はとうの前に上がっていた。


 それでも走ることを止める事ができなかった。





 隆一朗はエリザベータのドアを開いた。


「あれ、瑞基は? 」


 魁威が訊いた。


 隆一朗は微笑して答えた。


「瑞基は自分の家に帰ったよ」


「そうか、帰ったんだ」


 魁威は残念そうに肩を落とした。


「まだ高1だからな、親が恋しいよな」


 隆一朗は清掃を始めた。


「なんだか味気無いね」


 ふと、そんな言葉が漏れた。


「あいつ随分、隆一朗に懐いてたから 

 やっぱ、淋しいだろ」


「淋しいってこんな気持ちだったかな」


「妙に素直じゃん」


「そう云う言い方するとボクがいつも素直じゃ無いみたいに聞こえるんだけど」


「そう云う言い方すると隆一朗がいつも素直みたいに聞こえるんだけど」


「魁威! 」


 隆一朗は持っていたモップを振り回した。


 魁威は店内を逃げ回った。




 まだ八時だと言うのに客足がパタリと止んでしまったので、魁威が言った。


「隆一朗、今日はもうお客も来なさそうだから帰っていいよ」


「そお、悪いね」


 隆一朗は着けていたエプロンを取ると上着を着てエリザベータを出た。


『そっか、家に帰ってももう瑞基は居ないんだった』


 隆一朗は繁華街へと向かって歩き出した。


古い映画ばかりオールナイトで上映するモナ・リ座と云う映画館で「かくも長き不在」と云うモノクロの映画を観た。


 それから暫くの間街中をフラフラ歩き、ファミレスに入るとコーヒーを人の出入りを眺めながら飲んだ。


 やっとアパートに帰る気になったのでファミレスを出て帰路についた。


 アパートの階段を登ると隆一朗の部屋の前に大きな黒い塊が置いてある。


 近付くと黒い塊は突然動いて叫んだ。


「隆一朗、遅いよお!

 今まで何してたんだよ!

 寒くて死ぬかと思った! 」


「瑞基? 」


 瑞基は何故か股間を両手で押さえていた。


「なんでもいいから、早く入れてよ!

 ずっと我慢してて漏らしそうなんだ! 」


「鍵掛かって無いよ」


「え? 」


「ボクが部屋に入る時、一度も鍵なんて使って無かったよ」


「それ早く言ってよ!

 漏れるーぅ! 」


 瑞基は慌てて部屋に飛び込んで行った。


 隆一朗は瑞基の、明らかに増えた荷物を持って部屋のドアを閉めた。


『普通、ノブくらい回すよね』


 そう思うと笑いが込み上げて来た。


「間に合って良かったーぁ!

 高1でお漏らしなんて洒落にもなんないもん」


 トイレからホッとした顔の瑞基が出て来た。


 その顔を見た途端、隆一朗に再び笑いの波が押し寄せた。


「笑い事じゃ無いよ、こっちは限界突破してたんだ」


 隆一朗はタバコに火を点けながら言った。


「じっとしてるから、ゴミ袋かと思ったよ」


「ゴミ袋ぉ?!

 こっちは地獄みてたのに」


「……………で、どうしたの?

 この荷物の様子だと一度は帰ったようだけど」


 隆一朗はじっくり聞かせて貰おうと云う様に灰皿持参でベッドに座った。


「コーヒーでも淹れようか」


 瑞基が言った。


「いいね、丁度喉渇いてるし、瑞基が淹れるコーヒー飲みたい」


 瑞基は流し台の下からパーコレイターを出してプラグをコンセントに差し込んだ。


 瑞基は途切れ途切れに話した。


「一応、家には帰ったんだ

 母さんとも話した

 エリザベータでバイトした話したら驚かれたよ

 それから隆一朗の話もしたんだ」


 パーコレイターはポコポコ音を立てて、コーヒーを落としている。


「…………それで………………? 」


「隆一朗の傍に居たいって話した」


 隆一朗は黙って瑞基の次の言葉を待った。


「だってさ、オレが居たら隆一朗はナンパしなくて済むし、夢を見たらオレ起こすよ

 オレが居たら何かと便利だろ? 」


 隆一朗はタバコを揉み消した。


「瑞基

 一応言っておくけどボクは同情をかけられるのが好きじゃない」


「同情じゃない!

 同情なんかじゃ絶対に無い

 それが何かって訊かれたら答えられないけど」


「それで、お母さんは何て? 」


「ダメって言われた」


「当然だね」


 その言葉には感情の抑揚が無かった。


 瑞基は二つのカップにコーヒーを注いで片方を隆一朗に渡した。


 隆一朗は中指をとってに入れコップの様に持ってコーヒーを飲んだ。


「オレ、ちゃんと学校にも行くし、今まで以上に勉強もやるよ」


「それは御両親に言うべき事じゃないかな 

 ボクには何の権限も無いよ」


 瑞基は食卓の椅子に座って、コーヒーを啜った。


「今朝、この部屋を出て行った時は思ったんだ、これ以上隆一朗に迷惑掛けちゃいけないって


 だけど、家に帰ったら隆一朗と居られないのが辛くて淋しくて、どうしたらこの気持ちをどうにかできるのか解らなくて、頭ごちゃごちゃで気が狂いそうだった」


「じゃあ、ここには御両親の了解を得て来た訳じゃ無いんだね」


 瑞基は何かを言い掛けたが、それを慌てて飲み込んで、隆一朗と目を合わせず、諦めた様に頷いた。


「感情に任せた行動は誰の理解も得られないよ

 今日はもう遅いから泊めるけど、明日は帰らないとね」


「やだ、帰らない」


 瑞基は隆一朗の目を見据えて言った。


 隆一朗は笑い出した。


「それじゃ、まるで駄々っ子だよ」


「駄々っ子でも何でもいいよ、隆一朗の傍に居られるなら

 オレ、何でもするから!

 隆一朗の傍に居られるなら何でもする!

 だから、ここに置いて

 お願いだから」


 隆一朗は暫くの間、無言で瑞基を見詰めた。


 瑞基はその静寂の居心地の悪さに、じっと耐えるしか無かった。


 静寂は長く続いた。


 隆一朗がやっと口を開いた。


「一つ訊いてもいいかな

 そこまでボクに執着するのは何故かな? 」


「え? 」


 瑞基は予想もしない隆一朗の問いに頭が一瞬真っ白になった。


「同情じゃ無いと言うなら、それは何? 」


「何って…………」


 瑞基は必死に考えた、それが何なのか。


「それは多分…………隆一朗が…………好………き………………だから? 」


 隆一朗は予想だにしない答えに持っていたコーヒーカップを落としそうになった。


 だが、一番驚いたのは瑞基本人だった。


「待って、待って!

 今の違う、えっと、えっとね……………」


 瑞基は考えれば考えるほど、好きだからと云う答えがしっくり来てしまう事に戸惑った。


「でも好きって、そう云う好きじゃ無くてね、隆一朗は好きだけど、え? いや、そうじゃ無くて……………」


 混乱しまくっている瑞基を見て隆一朗は(こら)える事ができず、腹を抱えて笑った。


 笑う隆一朗を前に瑞基はだんだんムカついて来た。


「人が真剣に話してるのに笑う事無いだろ! 」


「ごめん、ごめん

 だって、どんどん自滅して行くから……………」


 隆一朗はそう言いつつ散々笑い続けた。


 瑞基はすっかりふてくされ、片手で頭を支えコーヒーを飲み干した。


「もう、勝手に笑ってくれ」


 隆一朗は笑いながら言った。


「キミと居ると腹筋崩壊しそうになる事が多くて、どうしたらいいんだろうね」


「知らないよ

 どうせオレはお笑い系だよ」


「そんなふてくされないで

 嬉しいよ、キミに好かれているのが解って、友人としてね」


『友人?

 そんな単純な事なのかな? 』


 瑞基は刹那、そんな事を思った。


「隆一朗は?

 隆一朗はオレの事、どう思っているの?

 オレが居たら邪魔なだけ? 」


 隆一朗は少し考えてから答えた。


「瑞基と居ると、とても楽しいよ

 でも、だからと言って未成年のキミの言う事を鵜呑みにはできないよ

 世の中はそんなに単純にはできて無いから」


 瑞基は食卓に手を組み、自分と隆一朗の間に立ち塞がる常識にうちひしがれていた。


「もう遅いよ、取り敢えず寝よう」


 隆一朗が言った。


「先に寝てて、ボクはシャワー浴びてから寝るから」


 バスルームに隆一朗が消えると瑞基は頭を抱え込んでテーブルに伏した。


『オレはどうすれば、隆一朗の傍に居られるんだろう? 』



 シャワーを浴びる隆一朗は床を見詰めたまま動けなくなっていた。


 隆一朗の大きく見開かれた目には、手首から血を流し、息絶えている彼女がバスルームの壁に凭れている姿が見えていた。


 下着姿で長い髪にも雫がいつまでも降りそそぎ、眠る様に首を傾げている。


 隆一朗は意識が暗闇に飲み込まれるのを感じた。


 バスルームから急に物凄い音がして瑞基は驚いて飛び上がった。


 自然とバスルームに目が行った。


「隆一朗、どうしたの? 」


 暫く待ったが返事は無い。


 瑞基はおそるおそるバスルームに近付いた。


 遠慮がちにドアを開けると狭いバスルームの床に身体を丸める様にして倒れている隆一朗がシャワーに打たれていた。


「隆一朗! 」


 瑞基は慌てて濡れるのも構わず隆一朗を抱き起こした。


「隆一朗!

 どうしたんだよ? 」


 隆一朗の顔に耳を近付けて息をしているか確かめてみた。


 呼吸は止まっていなかった。


 とにかくシャワーを締め、ドアに掛けてあるバスタオルを隆一朗の身体に巻き付けた。


「隆一朗! 」


 軽く頬をぺちぺち叩いてみると隆一朗は小さく(うめ)いた。


「隆一朗どうしたの?

 どこか打たなかった? 」


 隆一朗は額に手を当てた。


「彼女がそこに

 彼女が………………」


 瑞基はバスルームを見回すが特別なものは何も無かった。


「隆一朗、しっかりしなよ

 女の人なんて何処にもいないし」


 瑞基は隆一朗の腕を自分の肩に回した。


「とにかく、部屋に戻ろう

 いつまでも裸でいたら風邪ひいちゃうよ

 立てる? 」


 隆一朗はのろのろと立ち上がると、瑞基に支えられながらバスルームを出た。


 ベッドに横たわる全裸の隆一朗は、瑞基には羽根をもがれ、傷ついた天使を連想させた。


 毛布を掛けて、やっと一息ついた瑞基は、良からぬ思い付きにニンマリ笑った。


 自分の持って来たスポーツバッグからスマホを取り出した。


「シャキーン! 」


 電話を掛け始める。


「あ、母さん?

 オレ、瑞基」


 綾子は咄嗟に孝久に見えない様に受話器を持ち替え、背を向けた。


「瑞基、今何処に居るの? 」


「さっき話した隆一朗のとこ」


「また、ご迷惑掛けて………………」


「大変なんだ、隆一朗が急に倒れて、多分精神的なものだと思うんだけど

 さっき言ったろ、大量の精神安定剤飲まないきゃなんないくらい状態が悪いんだ


 オレ、暫くこっちで隆一朗の世話しないと

 だってほら、迷惑掛けたからさあ、恩返しって言うの、一人暮らしだし、頼れるのオレぐらいしか居ないんだよ

 落ち着くまで帰れないから」


 綾子は何か言おうとするが、瑞基は少しの隙も無く話すので、取りつく島も無かった。


「学校にはちゃんと行くから、心配しないで

 じゃオレ、今忙しいから

 隆一朗を病院に連れて行かなきゃなんないし

 それじゃあね」


 瑞基はさっさと電話を切った。


「瑞基

 ボクはいつから大量の精神安定剤が必要になったの? 」


「あれ、聞いてたんだ」


 振り返ると、隆一朗はベッドに横たわったまま、片手で頭を支えこちらを睨んでいた。


「知らなかったよ、ボクは二、三日前に逢ったばかりの高1の少年しか世話してくれる人が居ない、寂しい大人なんだ」


 瑞基は苦笑いした。


「ま、でもほら、オレが居たから今回みたいに風呂場で倒れても直ぐ対処できたよ」


「キミって、目的の為なら手段を選ばないんだ、憶えておくよ」


 瑞基はムッとして言った。


「それは隆一朗が絡んだ時だけだよ」


 隆一朗は起き上がった。


「じゃあ、連れて行って貰おうかな、病院へ」


「隆一朗も結構、性格悪いよね」


「キミには負けるよ」


「オレはただ、隆一朗が安心して眠る事もできなくて、眠っても悪夢見て暗闇の中で目を覚まして、きっと辛い過去を思い出したりするのが辛いんだ、凄く」


 鋭く怒りを(はら)んだ隆一朗の目が和らいだ。


「でもそれは、キミにはまるで関係無い処で起こっている事だよ」


「関係無く無い!


 オレ知っちゃったんだ、隆一朗の事

 見ちゃったんだ、隆一朗がどんな風に苦しんでいるのか

 白状するよ、オレは隆一朗が好きなんだ


 どんな好きかオレ自身解ってないけど、もしかしたら恋愛的な感情に近いかも

 好きだから隆一朗が辛いのが自分の事以上に辛くて苦しくて、どうしたらいいか解らないんだ」


 瑞基は半ば泣く様に訴えていた。


 隆一朗は立ち上がると瑞基を抱き締めていた。


「熱烈な告白でボクもどうしていいか解らなくなったよ」


 瑞基は隆一朗の胸に顔を押し付け、必死に泣くのを堪えていた。


 隆一朗は優しく瑞基の頭を撫でた。


 自分に、真っ直ぐに寄り添おうとする瑞基が、気を抜くとキスしてしまいそうなほど愛おしかった。


 瑞基は急に思い立って言った。


「ねえ、隆一朗さ、マッパじゃない? 」


 隆一朗は笑顔で言った。


「そう言えばそうだね」


 瑞基は急に離れて(わめ)いた。


()()じゃないの!

 風邪ひいたらどうすんだよ! 」


「キミがあんまり可愛い事言うから」


「とにかく服着ろよ、服!

 ああもう、毛布被りなよ!」


 瑞基はベッドから毛布を引っ剥がして隆一朗に乱暴に被せた。

 隆一朗は笑い出した。


「笑ってる場合じゃ無いだろ! 」


「キミと居ると本当に楽しいよ」


 隆一朗の優しい笑顔が、瑞基には嬉しくて一層はしゃぎ回っていた。







 読んで下さり有り難うございます。


 徹夜明けでございます。

 頭がヘロヘロしています。

 あ、この作品に出て来るエリザベータと云う喫茶店は、死神の精子と云う作品にも登場してまして、魁威さんが出演しています。

 名物メニューは納豆スバゲティーです。笑

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― 新着の感想 ―
[一言] 瑞基の気持ち、わかる~(^^;) エッチな話を抜きに考えて、異性でも同性でも一緒に居たいなぁって思う人って居るんじゃないのかな。 私は居ました^_^; 同性愛者ではないですよ。 一緒に遊んで…
[一言] 勢いに任せて告白しちゃいましたね…でも、告白したとなれば隆一郎の中の悪魔と対決する覚悟を決めなくてはならない…果たしてそれを乗り越えられるか、楽しみです。
2023/01/01 16:02 退会済み
管理
[良い点] 心に傷を負った者同士の邂逅がこのままいい道に進むといいんですが・・・
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