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Mystic world  作者: ロンロンの弟子
悪夢編・幕間
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52.ラルゴの真実・後編

こんばんは、ロンロンの弟子です。予定より遅くなってすみません。

最初に謝らなくてはいけない箇所があります。今まで何箇所か覚醒スネイラーと書くところを覚醒ラルゴと書いてしまいました。とりあえず目についたところは直しておきました。これでは意味が結構変わってしまうため急遽直しました。すみませんでした。

さて、今回は後編です。この調子でどんどん進めていきましょう。

それではどうぞ!

ヴィントルの話をまとめるとこういうことだ。

ラルゴは基本選ばれた者しか使えない。勿論玄武と泰人は選ばれた者であるため使用できる。スネイラーや覚醒ラルゴも同様である。

だが覚醒スネイラー・・・と覚醒プレストはそれらより遥かに強力な力を宿している。それも普通の人では使いこなせないほどのものだ。

使用するには魂に多大な負担が掛かることになる。といっても実際は身体の方にダメージがいくわけだが、それは命を落とすほどのものである。今回泰人がこの程度で済んだのはスネイラー自身が泰人がこの痛みに耐えられないと判断し力の使用を止めたためである。因みに覚醒スネイラーと覚醒プレストの能力はヴィントルは知らないらしいが、ほぼ互角でありディオールの伝説級能力に登録されているらしい。一般人には知られていないらしいが。

だが覚醒スネイラーと覚醒プレストを使用する者が一度死を迎えている場合は例外らしくダメージはない。どうやら覚醒スネイラー、覚醒プレストを悪用されないためにそのような作りになっているようだ。そしてここで一つ分かることがある。


「あのガキが覚醒プレストを使用できているのは一度死んでいるからだ。だがお前は奴とは違い死を迎えていないためダメージが起こる。玄武の奴もこれを知って覚醒スネイラーの使用を諦めた。今回はスネイラー自身に助けられたようだが次もまた助けてくれるかは分からん。」


「・・・・・・。」


泰人の勘は当たった。やはり玄武も使えていなかったのだ。そして使うには・・・・・・死ぬ必要がある。

・・・だがここで泰人は一つ思い出す。


「結局できなかったけど爺ちゃんは覚醒スネイラーの制御も修行に入れていた。・・・ってことは死を迎える以外に覚醒スネイラーを使う方法があるってことじゃないのか?」


それに対しヴィントルは口を閉ざす。どうやら言いにくいことらしい。

少し時間が経ちヴィントルは再び語りだす。


「・・・・・・恐らく奴がしようとしていたのは・・・お前を一度殺し生き返らせるって方法だと思うぞ。」


「え?」


「!?」


・・・衝撃の事実だった。玄武がやろうとしていたことは自分の孫を手にかけることだったのだ。

だがヴィントルは続けて言う。


「だが奴にはできなかったようだ。時間がないとか言ってたらしいが恐らく覚醒スネイラーなしでも戦えるようにするのが目的だったと見える。ま、成功確率も低いし血の繋がりがあるお前だから仕方ないのかもな。」


「・・・・・・。」


ヴィントルが言うには成功確率は10%位らしい。玄武がやめた理由もわかるほど低い賭けだ。


「・・・でも祇亞を倒すには覚醒スネイラーしかないんだろ。だったら俺は・・・・・・」


「まぁ、俺様も本当はやらせたいんだがな。・・・この女を見てみな。」


言われるままメイディアを見る。

・・・メイディアは今にも泣きそうな表情をしていた。分の悪すぎる賭け泰人にさせたくないからなのか、理由まではよく分からないが。

泰人は思った。自分はたくさんの人に思われているのだと。フロンが最後に言っていた言葉からも容易に想像できる。そして彼が分の悪い賭けをすればどうなるか、今のメイディアのようになるかそれ以上のことになるだろう。そうなるのは泰人も嫌だった。


「それにもしお前が失敗して死んだ場合、奴らに勝てる可能性は本当に0になる。ならば限りなく0に近いが0じゃない今の状態で妥協するしかないだろう。谷田沙汰のことはきちんと守ってやるしそれに・・・一応保険もあるな。」


「シロミャーのことか。」


うむと肯定するヴィントル。

シロミャーの力は泰人自身も実感している。あのフロンの使っていた海蛇は朱雀クラスはあったであろうがそれを倒すほどだった。それもまだ7割と言っていた。確かに可能性はある。・・・まぁ泰人は朱雀に会ったことがないから白虎よりもかなり上位に考えていたが。


「白魔石は本来あそこまでの力は持っていない。あれはもしかするとお前のラルゴやプレストのようなレア物かもしれないな。・・・さて俺様はそろそろ休むとするか。お前らも早めに休めよ。」


そう言うと再びふわふわ浮きながらドアをすり抜けていってしまった。

再び二人っきりになる。意を決してメイディアが話しかけようと声を出そうとする・・・と



トントン・・・ガチャ



ノックして入ってきたのはティルスだった。手にはラルゴも持っている。


「あ、泰人さん起きていたんですね。フィルディアさんを連れてきましたよ。」


「そうか、ありがとう。」


そう言ってラルゴを受け取る泰人。

ラルゴ・・・フィルディアは泰人を心配していた。


「泰人さん、あのですね・・・・・・」


「すみませんでした!!」


突然謝られて言葉を失うフィルディア。尚も泰人は続ける。


「あの時フィルディアさんも俺に覚醒スネイラーを使わないように言ってくれたのに・・・約束を破ってしまった。その結果フロンが・・・・・・」


「・・・・・・泰人さん。」


言おうとしていた言葉を忘れるほど彼は真剣に謝っていた。

だがついにメイディアが話を切り出す。


「実はそのことに提案があるんです。もしかしたらフロンさん達を救えるかもしれません。」


「え?」


3人は一斉にメイディアを見る。メイディアは少し恥ずかしそうにしながらも語り出す。


「私、思い出したことがあるんです。それは自分の能力、全ての位置を把握する能力です。」


「・・・ということは!?」


ティルスは何か気づいたようでメイディアもそれに頷く。


「恐らくティルスさんの考えているとおりだと思います。ティルスさんの能力と私の能力を合わせればフロンさんのところまで行けるんじゃないですか?」


「なるほど、そういうことか。だったら早速行こうぜ!」


そして立ち上がろうとする泰人をすかさずちょっと待ったーと止める3人。

泰人はそう言われるのが分かっていたのか渋々再び横になる。


「ここは僕たちに任せてください。泰人さんは只でさえ治りかけなんですからゆっくり休んでください。」


「ですね、ここは私たちに任せてください!」


自信満々に言う二人。だが泰人にはとある心配がある。


「だが戦える奴がいないと大変じゃないか?ティルスもそこそこ戦えるがちゃんとした戦闘になるとやっぱり危険だろう。」


そう、二人で行く場合戦闘要因がいないことになる。万が一戦闘になった場合、恐らく逃げるしかなくなるだろう。

うーんとティルス達が考えていると再びドアが開く。そこにはスィングがいた。


「話は聞かせてもらった。じゃあ俺っちも行くなら問題ないっすね。フロンさんのことを気にしているのは泰人、お前だけじゃないのさ。」


「スィング・・・・・・すまない、頼む!」


スィングが頷き、行くメンバーが決まった。その後3人はそれぞれの部屋に戻る。

ティルス、メイディア、スィングは準備を終えて、再び泰人の部屋に集まる。

泰人がどうしても行くところを見たいといったためである。


「では皆さん、手を繋いでください。メイディアさんはこの融合の腕輪で意識を一瞬融合させますので場所をちゃんと思い浮かべてくださいね。」


「わかりました、任せてください!」


メイディアは目を瞑る。集中力を極限まで高めるようだ。フロンの場所は遠く色々な次元を跨ぐため相当な集中力が必要なようだ。

泰人たちも静かに見守る中、時間だけが過ぎていく。そして数分が経ったところでメイディアが目を開く。


「分かりました。ティルスさん、お願いします!」


「・・・・・・、場所特定。行きますよ、時空転移!!」


そう言うとティルス達は転移を開始、その場から消えた。




「大丈夫かな、少し心配だが・・・。」


「今は信じましょう、彼らの力を・・・・・・。」


残された泰人とフィルディアはティルスたちの無事を祈った。











続く



どうでしたか?何とか次回からクリスタ王国に行けそうですね。

さて修正箇所の意味ですが、覚醒ラルゴ自体はネジがあれば問題なく使えます。覚醒スネイラーの使用のみ条件があるという意味にしたかったためです。

さて次回からクリスタ王国に入ります。まぁ、数話やって準備回を少しやったら本戦編スタートです。もう少しお待ちください。

さて次回ですが、今回みたいなことになるのを避けるため未定にします。詳しくはツイッターの方で近況情報の公開を行うのでそちらをどうぞ。

では皆さん、元気で風邪を引かず食事と睡眠はきちんととって、また次回お会いしましょう!!

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