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Mystic world  作者: ロンロンの弟子
悪夢編・予選2日目
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42.復讐者暗躍

二日目、午前4時・路地裏


一人の男が寝そべっていた。彼は今ある人物に復讐するために計画を立てていた。だがなかなか決まらないようだ。


「奴の精神を弱らせたいがタイミングが難しい。どうするかな。」


ブツブツ呟き考えていると本通りの方が何やら騒がしいのに気づく。


「なんだ?また戦闘でもあったのか。」


気になった男が見に行くと、そこには10人の集団がいた。どうやら今結成したらしい。


「よし、俺達が力を合わせりゃ王子隊なんて楽勝だよな。」


「当然だろ。このメンバーで本戦に残るんだよ。」


どうやら本戦に残るため残った選手達が手を組んだらしい。狙いは泰人達のようだ。


「なるほど。奴らを上手く使えれば泰人を追いつめられるかもな。」


そう思った男は集団と接触しようとするが、・・・・・・突然足を止める。


「・・・何か来るみたいだ。まずは様子見だな。」


再び身を隠す。すると本通りに現れたのは・・・一人の少年だった。年は10歳前後で服はボロボロ、手に刀を一本握っている以外は何も持っていない。目に光はなく明らかにおかしいと分かる。


「あの少年、かなりやべぇ。どうやらあの集団と接触するみたいだな。」


男の思った通り、少年は集団の前で止まる。


「あれ、どうしたのかな。子供がこんな時間に歩いてちゃ・・・」


「馬鹿!そのガキヤバいぞ。」


一人気づくがもう遅かった。



ジャキン



その音が聞こえるともう終わっていた。一瞬で全員が斬り伏せられていた。


「ほう。」


集団は光の粒子となり消える。それを見届けると少年はその場を去っていった。慌てて男は大通りに出るがもう少年の姿はなかった。


「10人を一瞬か。なかなかの実力だ。俺には勝てないがな。」


男はかなりの自信過剰らしい。そこに上空から誰かが来る。これまた集団のようだ。


「そこの男、止まりなさい!」


男は呼ばれたので素直に止まった。彼は警察が苦手なため、その集団を警察だと思ったからだ。


「こんな所にも警察がいるのかよ。」


そうぼやいていると集団のリーダーらしい人物が前に出る。さっきのとは違うタイプで賑やかそうな少年だった。


「僕らは空の警備を担当する空の隊です。ここでかなりの人が一瞬でリタイアしたと聞いてきたのですが、あなたは知りませんか?」


だが口調は丁寧のようだ。


「知らん。じゃあな!」


そう言って去ろうとするが


「待ちなさい!」


止められる。


「彼からは危険な力を感じます。ここは捕まえた方が・・・」


「ほう、この俺を捕まえる気か。」


男は話を最後まで聞かずに勝手に解釈して身構える。


「・・・分かりました。威嚇の発砲を許可します。」


少年の掛け声で隊員は身構える。全員空を飛んでいるため上から狙われる形になるのだが


「えーっと、あの子供を合わせないで15人か。あの少年は見てないが格の違いを見せようか。」


誰に見せるのかは聞かないでください。

隊員達は威嚇発砲をするが男は全く気にせずに何かしようとしている。


「隊長!彼には威嚇は意味がないようですが。」


「仕方ありません。彼も敵対するみたいなので発砲を許可します。」


了解と全員で声を合わせて発砲を開始する。どうやら弾は空気らしく何発でも打てる優れものだ。だがそんなのお構いなしに男は全て避ける。


「じゃ、いきますか!」



ピーーー



男は空に響くように高く指笛を鳴らした。






場所は変わって雪美の屋敷


屋敷内から僅かに音がすると思えば一匹の猫が屋敷から飛び出していった。メイド達は他の仕事をしていたため気づいていないようだ。






場所は戻って本通り


相変わらず男は弾を避けていた。すると・・・


ミャー


鳴き声がして一匹の猫が彼の胸に飛び込んだ。


「ようプレスト、奴らの偵察は順調みたいだな。頑張ってるじゃないか。」


ミャー


弾を避けながら何か話していた。そして猫の名前はプレストというらしい。


「じゃ、やろうか。プレスト、甘噛みで頼むぞ。」


ミャー


プレストが鳴き声を上げると男の左の薬指にかぶりつく。するとプレストは光り出し男と一体化する。すると男にも変化が現れる。背が縮み、服装がセーラー服になり少女のようになる。猫耳と尻尾まで生えている。


「な、なんなんだあれは!?」


隊員たちは驚くがそれは無理もない。目の前の男が猫と合体して少女になったら誰でも驚く。


「うーむ、プレストがメスだから合体すると性別変わっちまうんだよな。そこが残念だが・・・まぁいいさ。」


猫少女がうんうんと唸っている。その間も弾をすべて避けていた。


「な、なにものなんだ?今までのを全て避けて合体までするとは・・・。」


隊員たちは怯えていた。今まで彼らはエリートとして生み出されて過ごしてきたがこれほどの力の持ち主にはあったことがなかったからだ。


「・・・じゃ、行ってみようか!」


目の前の猫少女の姿が消えた。隊員達は周りを見渡すが少女はいない・・・・・・・が変化はすぐに訪れる。


「ギャアアアアアアアアアアアア!!」


隊員たちは叫び声を上げて次々に墜落していく。見てみるとどうやら背中に深い切り裂かれた痕があった。


スタッ


猫少女は屋根の上に着地する。見ると爪は鋭く尖って血がついているのが分かる。

そして少年一人を残して全員墜落するのを見てニヤリと笑う。


「一瞬で全滅・・・、何が起こっているんだ。」


少年は混乱していて何も考えられなかった。

だがそこに応援が来る。女の子のようだ。


「心配だから見に来たけどどうなって・・・」


女の子はも驚いた消えかかってはいるが隊員全員がやられているところを見たからだ。


「大したこと無いな。さて、君たち双子っぽいしこいつらのまとめ役みたいで結構強そうだけど・・・」


殺気を感じた。だが双子は二人とも動かない・・・いや、動けないのだ。何か強烈なプレッシャーを感じる。



「さぁ、お楽しみはこれからだよ。」


猫少女はそう言い双子へと向かっていった。










続く

どうでしたか?

また見ていただくと作者が喜びます。

では!

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