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Mystic world  作者: ロンロンの弟子
ディオール編・旅立ち
5/115

ラルゴ 後編

少し掛かりましたが、ようやく後半ができました。

良かったら見てください。

「・・・・・ラルゴ・ウィップ!」


光が少し治まり、泰人の姿が見える。特に変わったところは見えないが、ラルゴが光っている。


「・・・発動したか。だが、すぐには使えまい。」


そう言うと、変な人は棍棒を取り出し殴りかかってくる。泰人は冷静に祖父に言われたことを思い出し


「・・・んじゃ、思いっきりいくぜ!」


泰人は念じる。すると、メジャーの測る部分が自在に伸びだした。


「・・・もう使えるのか!?」

「ぶっ飛べ!」


勢いをつけ、変な人めがけて測りの部分を振り投げる。ぐんぐん伸びていき、腹部にクリーンヒットする。


「ぐ・・・。(まさかこれほどの力とは・・・。)」


変な人は吹っ飛び、木に体を強打し気絶する。それを見た泰人は、肩の力を抜き


「・・・アウト。」


と呟く。メジャーの光も完全に治まり一息つく泰人。


「思い出したのは良かったけど、・・・爺ちゃんの言ってたこと本当だったんだ。だとすると・・・・・・。」


色々考えながら、変な人は放置し宿屋に戻る泰人だった。




宿屋に着いたころには日も暮れ、全員一つの部屋に集まっていた。


「おかえり。遅かったじゃない!」

「まぁ、ちょっとな。」


泰人はさっきあったことを説明する。


「・・・・というわけだ。ラルゴが何なのか分からないし、ウィップ以外はまだ思い出せない。」

「・・・大体分かったわ。じゃあ、今日あったことを整理しましょう。」


サミーが仕切る。


「まず、明後日には一度あなた方の世界に帰ります。明日は時間あるから、三人とも力の制御の練習をするからね。そして戻った後、準備ができたらまたこっちに戻ってくる。ティルス様がそっちの世界にいれるのも7日だから、それまでにはお願いね。」

「分かったけど、二つ聞いていいか?」


ええ、いいわよとサミーが頷く。


「護衛しろと言ってたけど、いったいどうすればいいんだ?」

「実はね、王になるには5つの試練があるの。その試練の護衛は別世界の住民じゃなきゃ駄目らしいわ。」

「・・・王になるには色々知ったほうがいいから、別世界の奴と組ませるんだろう。」

「その通りだよ。」

「5つの試練ってどんなの?」

「詳しいことは分からない。その試練の場所しか分からないわ。」


その言葉に泰人は少し考え、


「・・・分かった。んで、もう一つなんだけど、ラルゴって何なんだ?」

「そのことについても分からないわ。ここには図書館がないし、もう少し大きな町に行けば分かるかも。」


と他にも色々話をし、大体みんな把握した。


「ではそろそろ自分の部屋に戻りましょう。」


それぞれな部屋に戻る一同。こうして夜は更けていった。




次の日は、三人とも修行をしていた。莉麻は癒しの力、泰人はウィップ、沙汰は・・・・ただミニパソを弄っていただけだったが、それぞれ有意義には過ごせたようだ。

しかし、ラルゴの二つ目以降の力はまだ謎だった。




そしてディオールに来て三日たった。ついに帰る時が来た。


「じゃあ頼むぜ、ティルス!」

「分かりました。」

「私はこっちで待ってるから。」

「うん、ちゃんと戻ってくるからね。」

「では参ります。」


ティルスは例の呪文を唱える。すると、光が溢れ泰人達は姿を消した。


「・・・ティルス様を頼むわね。」


サミーは呟いた。




次から現実に戻ります。まずあれから終わらせないと・・・・。

では、また次回お会いしましょう。

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