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Mystic world  作者: ロンロンの弟子
真実編
113/115

最終話.少し変わった日常へ戻る。

さて、こちらはエピローグになります。続けてどうぞ!

エピローグ

ついに悪夢神を倒した俺たち。・・・ようやく、長いようで短かった戦いにピリオドを打ったのだ。

そして悪夢神を倒したことにより、莉麻、沙汰、スィング、リーダー、少年・・・と知らないやつは復活した。なんかおまけでミニパソが直ってるって沙汰も喜んでいた。こいつも元気になったし悪夢神の野郎もちゃんと約束は守る奴だったのだと分かって良かったよ。

時間は午後7時を過ぎたところで、時間も正常に戻った。5時間あれば挨拶くらいはできるだろう。

星音ちゃんの夢の世界と融合したディオールは無事に分離して、元に戻った。これで巻き込まれた人も元の世界に帰れるわけだ。俺達はディオールに戻るわけだから、星音ちゃんと少年、サミアとスタッフ、ミーアとリーダー、希衣成とはここでお別れだ。雪美ちゃんとは一時の別れだ。現実に戻ればまた会えるさ。

それでなんだが、どうやらスタッフの正体は佐早羅ささら楼閃ろうせんという名前のアイドルプロデューサーだったらしい。あのとき俺達を助けてくれた力からてっきりディオールの住人かと思いきやそうじゃなかったのか。本人も色々思い出したって言ってたし、また会えるといいな。勿論星音ちゃんと少年にもな!

ミーアは梓由の夢へと帰るらしい。何かミーアは梓由のなりたい自分だったらしく、それを悪夢神に具現化されたそうだ。リーダーも共に行くそうで・・・うん、いつでも会えるよな!

・・・希衣成。彼女とはもう二度と会うことは出来ないだろう。俺は生者、彼女は死者なのだから。それでも俺はお前のことを忘れないってあいつに言ったら、ありがとう、新しい恋をしてねだとよ。結果的に祇亜に寝取られた・・・いや、最初から希衣成は祇亜と結ばれるべきだったんだよな。どこであろうと、俺はお前たちを応援するぜ!・・・レストはラルゴに意識を移してついてくるらしい。あのときスイルがあんな発言したし、仕方ないね。

サミアも夢の管理人に戻るみたいだ。悪夢神の野郎もいつの間にか復活して、しばらくは俺たちのことを見守ってくれるとよ。大丈夫さ、後悔させるようなことはしないからな!きっと・・・きっとな。


別れを済ませてディオールに戻ってきた俺達は更なる別れが待っていた。どうやら今回の騒動で俺達の世界とディオールでの時間誤差がなくなり、更には王が消えてしまったことにより新たな王としてティルスが選ばれた。つまり、今回俺達を元の世界に帰したら一人前になるまで時空移動は使ってはいけない決まりになっているらしい。パワーアップしたティルスなら俺達だけを元の世界に帰すことは可能らしく、つまりしばしの間お別れということだ。ティライズも一緒らしいし、フィドゥもたまには見に行ってくれるらしい。何よりこいつなら心配いらないさ。俺達との旅を通して強くなったこいつならな。

謎の奴はいつの間にか姿を消しちまった。俺にはよく分からないが、あいつは清々しい顔をしていた。あいつも変われたのかもしれないな。今度会えたら名前くらいは知りたいものだ。

スィング、サミー、フィルディアさんは観光しながらあの島に帰るらしい。妖精の村の結界は解けて元に戻ったとフィルディアさんが通信を受けていたし良かったよ。何かサミーもまた子供っぽく戻ったらしいが、これは女神の力がなくなったかららしい。女神の力ってすげー。

そういえば願いの跡地はいつの間にか消えたらしい。役目を終えたって話らしいが、とにかくあそこには世話になったからな。ありがとよ。

病院やら色々挨拶まわりを済ませた。その時スイルがレストと一緒に眠りたいと言ったもんだから、ブラックラルゴにスイルとレストの意識を移して一緒に城の地下に封印してもらった。これによりスネイラーの召喚やlargoは使えなくなったが、ウィップとウォール、蝸牛結界にスイルが残してくれたスネイルシューターがあるからな。ま、何かあっても今回のことのようなのはもうないだろうしこれで十分だろうな。

・・・・・・。

そして午後11時30分、ついに元の世界に帰るときが来た。ったく、その場にいるみんな泣いて大変だったぜ。また会える、絶対会えるって信じりゃいいんだよ。ティルスも呪文を唱えている間泣いてたっけか。・・・俺たちをここに呼んでくれてありがとよ。また何かあったら呼んでくれ、・・・俺たちの友人!



こうして・・・俺たちの長いようで短かった旅は終わった。元の世界に戻ってからも色々と面倒なことが多かったけど、一応何とかなったさ。雪美はあの廃病院にいて無事に目を覚まして梓由と一緒にアパート暮らしだ。そんで特待生扱いでうちの高校に編入した。なんかうちの高校は結構気前がいいな。・・・実際のところはよく分からないけどな。

あの廃病院も前から取り壊しが決まっていたらしいが不思議な力で守られてそのままだったのだが、ようやく取り壊しがされるようだ。・・・なんかさみしいけど、新しい一歩を踏み出すって意味でも仕方ないよな。

そういやあの門番の爺さんのところには例の双子がいたな。虚唱さんが消える前に届けてくれていたらしい。今ではあそこの養子扱いらしく、毎日修行に励んでいるらしい。弟の方は俺を倒すのが目標らしいが、俺はそんなに強くないぜ?って前言って沙汰の発明で使用可能になったラルゴ使って勝負した時は勝っちまったんだよな。それ以来対抗心を燃やしまくってる。姉の方はそんな弟のフォローに回ってるし、いい姉弟だと思うよ。

そんで沙汰に虚唱さんからの伝言を伝えた。虚唱さんの部屋の机の引き出しの中に隠されたポケットがあるからそこを調べてみろってな。そしたらそこからは手紙が入っていた。それを見た沙汰は柄にもなく号泣していたな。・・・・・・良かったな、親友!



・・・そして今の俺がいる。今は学校へ通ういつもの道だ。俺、莉麻、沙汰、梓由、雪美、双子とかなり大勢になっちまったが通っている。またみんなに会える、そんな日を夢見てな。だが、まだすべてが終わったわけじゃない。ティルスが言っていた鬼畜研究者の件、それに祇亜と希衣成の事故を起こした真犯人の件がまだ残っていた。研究者の件は沙汰がネットで調べた結果、沙汰がいつもやっていたオンラインゲームがいつの間にか消えていたらしい。どうやらそれが何か関係しているらしいと睨み沙汰が調べてくれて入るものの未だに続報はない。・・・フロン、きっと妹たちは救ってやるさ。絶対にな!!事故の方はまだ手つかずだがきっと調べ上げてみせるさ。

だが今は・・・今だけは束の間の日常を味わうことにしよう。おっと、少しみんなと離れちまったせいであいつら俺を待ってやがる、仕方ないな。俺は足早にみんなのところへと・・・・・・向かった!




Mystic world -完-











謎の施設


様々な機材が並ぶ部屋の一つで椅子に座って巨大モニターを見ている男がいた。男は眼鏡に白衣と明らかに研究者を絵に描いたような姿をしている。巨大モニターには他の研究者達が巨大なサーバーを完成させた所を映していた。その近くにもいくつか小さなモニターに小型サーバーが完成したという映像が映っていた。


「・・・ついに完成したか。ここまで長かったな。」


ふっふっふと不気味に笑う男。そんな男の近くに2人の少女、いや悪魔がワープしてきて男に耳打ちする。すると、男は更にニヤリと笑う。


「・・・そうか。さて、ついにあの計画を・・・・・・進めようじゃないか!」


男のその発言は、これからまた一波乱ありそうな、そのような感覚になる言葉であった。男は椅子から立ち上がると、まだ不気味な笑い声を漏らしながら2人の悪魔を連れて部屋を後にした。




・・・NextStory?

これにてMystic worldは完結となります。ここで長々と語るのもどうかと思いますので、後書きに書きたいと思います。後書きは近日中ですのでそちらもよろしくです。

それではみなさん、元気で後書きにてお会いしましょう!

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