はじまり
初めまして。初投稿のロンロンの弟子と申します。
話はかなり自分よりですが、良かったら見てください。
投稿はできるだけ早く頑張ります。
ここは神奈川県のとある高校。
時間は午後5時を過ぎ、生徒たちはそれぞれ友達と部活に行ったり帰宅したりしている中1人悲しく帰宅している男がいた。
男の名は、茅野泰人。高校二年生の帰宅部で、趣味は特にない。常に腰にはメジャーを身につけている。奇想天外な性格で、あまり人には好かれない。
「あーあ、今日もなんか普通に終わったな。家に帰る前にどっかに寄りたい気分だ。」
そう考えていた時、後ろから声がする。
「おーい、泰人!」
泰人は呼ばれたのに気づき振り返る。
そこにいたのは、泰人の友人である谷田沙汰だった。泰人と同じ高校2年生で趣味はパソコンを弄ること。泰人とは小学校からの付き合いでたった一人の親友である。人をあまり信用しないので、友達が少ない。
「なんだ、お前か。今日も帰りに一人でネットカフェにでも寄って行くのか?」
「まぁな。俺、友達お前しかいないし。どうだ、一緒に行かないか?駅前に新しくできたとこなんだ。」
「俺以外に友達いないってはっきり言うなよ。でも、どっかに寄りたい気分だったし行くか。」
「よし、じゃあ行こうか!」
こうして二人は駅前のネットカフェに向かった。
・・・・3時間後。2人はようやく店から出てきた。
「ふぅ、お前長すぎだよ。2時間くらい暇だったんだぞ。」
「いやいや、これくらい普通だよ。長い時で半日はいるよ。」
「・・・・そうだったな。」
そうこうしている内に家の近くまで来た。2人の家は歩いて2分位の距離しかない。
「じゃあここで。また明日な。」
「おう。またな!」
2人は別れてそれぞれの家路についた。
茅野家
「ただいま!母さん、夕飯頼むぜ。」
すると台所から泰人の母が出てくる。
「まったく、もう夜の8時30分じゃない。遅くなるなら、ちゃんと連絡しなさいと言ってるでしょ。」
「悪かったよ。悪かったから夕飯食わしてくれよ。」
「まったく、しょうがないわね。今温めなおすから少し待ってて。」
夕食後、泰人は自分の部屋にいた。
「うーん、明後日は土曜日だけど特に予定がないな。どうしようか?」
泰人が休みの日の予定を考えている時、トントンとドアを誰かがノックする。
「お兄ちゃん、入っていい?」
ドアの外から少女の声がする。
「ん、莉麻か。いいよ!」
すると、泰人の部屋に少女が入ってくる。
彼女の名は、茅野莉麻。中学2年生の家庭部で、趣味は料理。2人兄妹なので、かなりのお兄ちゃん子である。
「どうした、こんな時間に。なんか用か?」
「うん。お風呂あがったから、次お兄ちゃん入ってね。」
「おう。サンキュー!」
再び考え始めようとする泰人。すると、
「あのさ、お兄ちゃんは明後日暇?」
「ん、暇だけどどうした?」
「実は、その日に料理教室があるんだけど一緒に行かない?」
泰人少し考えて、
「うん、いいよ。」
と答えた。すると莉麻は嬉しそうにして、
「本当に?約束だからね。」
「分かった。」
「うん。それじゃあお休み、お兄ちゃん。」
「お休み、莉麻。」
一通り話を終え、部屋から出ていく莉麻。
「よし、予定も決まったし風呂入って寝るか。」
その後、泰人は言ったとおりお風呂に入って眠りについた。