2話 マッシュへの復讐
囮にされたモラタは地獄に落ちてしまった。
おまけにモラタは外れスキルしか持っていなかった。
モラタ「くそお、ここはどこだ」
なんだか地獄のように見えた。
とりあえず1000年努力した。チートではない、努力である。
女神「おおモラタよ。お前は努力したからスキルを強化してあげましょう」
モラタ「やったぜ」
モラタの外れスキルは当たりスキルになった。
女神「これであなたは最強でほかの全員は最弱です」
モラタ「なんだって!じゃあ最強の勇者も攻撃力0にできるのか!」
女神「もちろんです」
その後にも女神はながながと説明してきた。
モラタ「とにかくこれで地獄から出られるんだろ?どうやればいい」
女神「どうって・・・やり方はいくらでもあるのでは」
モラタはイライラした。どうやったら地獄から出られるかわからなかった。
女神「地獄から出てみては」
モラタ「それだ!」
地獄から出た。
モラタは地獄からなんとかギルドに戻ってきた。
+ + + + +
職場の課長のマッシュが外を歩いていた。
地獄から帰ってきたモラタは陰に隠れてその動向を探った。
マッシュ「ベリア君はよく働くし契約社員登用だな。一年経ったら一般職に引き上げるか」
契約更新のひとりごとを言っていた。
モラタ「ベリアなんてどうでもいい。僕はどうなんだ!」
マッシュ「モラタは今頃囮役か。仕事しないし問題起こしてばかりの奴だったからなあ」
囮役だと!あいつ僕を囮役にするつもりだったのか!
モラタは怒ってマッシュの前に出ていった。
モラタ「やいてめえ!僕を囮役にするつもりだったな!」
マッシュ「なんだ結局クエストには同行しなかったのか」
マッシュは悪びれずに言った。
モラタは怒って当たりスキルを使った。
モラタ「お前の攻撃力と速力を0にしてやる!」
マッシュ「うわああ!俺の攻撃力と速力が0になったああ!」
マッシュは亀並のスピードでしか動けなくなった。
さらにモラタはスキルを使った。
モラタ「次は身長を僕より低くしてやる!それから体重は僕より重くしてやる!」
マッシュ「うわああ!身長159cmで体重78kgになったああ!」
もっとスキルを使った。
マッシュ「うわああ!年収180万円になったああ!貯金が消えたああ!」
最後に防御力を0にしてから殴った。
マッシュは死んだ。