第二話 変態矯正計画
何回も書き足していったんで改行の仕方が統一されてませんが気にしないでください。
十一月十七日水曜日。
前話でのように我が親友は変態だ。しかも真性だ。 もう将来が心配なクラス、ていうかあいつ冗談抜きでいつか捕まるかもしれん。
そこで俺は決心した。
余計なお世話かもしないがアサヒのロリコンを矯正する。せめてただの子供好き程度に。
あ、それで思い出した。アサヒは行動でこそ変態オープンなのだか、口では否定している。
なんでもアサヒいわく自分はただの子供好きだそうだ。
しかしなアサヒ、ただの子供好きは小さい女の子のことを幼女とは言わん。
まぁ、そのことは太陽あたりの周りにでも置いておくとして、どうやってロリコンを矯正しようか?
一番いい方法としては興味の対象を普通にする、まぁ、同世代と恋仲にさせてやることだろうか?
しかしこの方法は結構難易度が高い。何故なら相手がいないからだ。
前話でいった通りアサヒはモテるのだが、それはただ単にロリコンだと知らない奴ら、遠巻き連中だ。多分アサヒの容姿と運動能力の高さに惚れた、アイドルのファンみたいな奴らだ、おそらくアサヒがロリコンだと知ったら離れて行くだろう。
そう言えばふと気付いたんだがアサヒの運動能力の高さを分かってもらおうと話したあの話は体育の授業中のことなんだが、あの時明らかに遠巻き連中いたよな。授業中だよな。
まぁ、恋のためには授業なんて関係無いってか?
まぁ、それはいいとして次の案としてはアサヒに子供を嫌いになってもらうこと。
これは成功する確率が著しく低い。
何故なら簡単に嫌いになるようならあそこまで変態じゃない。
だがやること自体は出来るので保留としておこう。
次の方法としては妥協案として変態としての性欲を抑えることだ。
やり方としては、ロリ関係のエロ本やら画像を見せ欲情したところで殴るなどを何回も繰り返し脊髄に欲情→痛いと染み込ませる。
欠点としては俺が捕まる。友達同士でどつくくらいならよくあるし、冗談で済まされるのだがこれを実行すると冗談じゃ済まない。ていうかアサヒとの仲が悪くなる。それは嫌だ。
まぁこれはいい方法が見つかったら実行しよう。
次は……さすがにもう思いつかんな。
ふむ、どうしようか?
二番目と三番目の方法は今出来ないし……
はぁ……仕方ないまずは最初の方法で頑張って見るか。
「よう、アサヒ。」
「ん?おぉ、おはようスズ。」
いい忘れたが俺とアサヒは同じクラスだ。
「突然だがお前好きな女のタイプはなんだ?」
親友同士で話すのにこんなことから始めるのは不自然だろう。しかし、俺達には不自然ではない理由がある。
「…また僕のファンクラブの子に頼まれたの?」
「あぁ。まったく人に頼るなと言いたい。」
「じゃ、断ればいいじゃん。」
「まぁ、俺も結構気になるからな。」
「おい、……まぁいいや、もちろんよ…」
「それ以外で頼む。」
こいつロリコン隠す気あんのか?
「え〜、あっ、そうだ。他に言うならスズだね。」
……おい、何爆弾発言してくれとんじゃぁぁあああ!!! 待て!周りの女子共!!何どっちか受けてか話し合っとんじゃ、この腐女子共!!!そしてなんのことか分からない奴!そのままの君でいて!!!
「スズが女の子だったら本当に告白してるよ。」
紛わらしいんじゃあボケぇぇ!!ていうかそれは俺が女顔だって言いたいんだな?そうなんだな!?
「スズといるとなんか安心するしね、だから親友なんだとろうね。」
止めてぇぇええ!!そんな眩しい笑顔でこの卑しい俺を見ないでぇ!!!
はっ!待て、落ち着け俺!!誰かの言葉を使わせてもらうならcoolになれ、朧月冷!!キャラ崩壊もいいところだ。 とりあえず、俺みたいな性格のやつを探せばいいんだな。
……いや、待て。それでも子供だったら意味ないじゃん。
「いや、そうじゃなくて外け……
「おーいアサヒ!徳山先生がよんでたぞ。」
「分かったー!じゃ僕いってくるね。」
あのハゲ山がぁぁぁああ!!!
※徳山先生はほとんど髪がない。中年の先生です。 くっ、まぁいい。まだチャンスはいくらでもある。 焦らずともよい。
そんなことを考えていると、いきなり声を掛けられた。
「おーい、オボロ。お客さんだぞ。」
「?誰からだ?委員長でクールなメガネ女子だが所詮脇役だから出番はあまりない新山 楓。」
「なにその屈辱的でもあり、なんか悲しくなってくる説明口調は。」
「まぁ、気にするな。」
「そう言われてもねぇ……まぁいい。ハルカちゃんか……いない!?」 ハルカからだということは先にいえ、新山。
速攻で教室の出口に着くとそこにいた。
「あっ、スズ兄ちゃんちょっと相談したいことが……」
「なんだ?ハルカの可愛さに嫉妬した女子共から嫌がらせを受けているか?大丈夫俺が全員殴る。」「違うよ!後本当だったとしても女の子殴っちゃあ駄目だよ!!」
「何を言う。男女平等な世の中だろうが。」
「絶対、意味違う!!」
「まぁ、それは置いといて。さっきのが違うなら何なんだ?あぁ、なるほどハルカを好きな奴らがガキみたいに自分を見てほしくて嫌がらせしてくるんだな。安心しろ、俺が全員殴る。」
「だから違うよ!!ていうかスズ兄ちゃんには人間関係のトラブルの解決方法は殴るしかないの!?」
「そんなことはない。」
「えっ、じゃあ何で?」
「ただ俺はハルカを不快にさせる奴は全員死ねと思っているだけだ。」「……ここはそこまで大切に思ってくれてありがとうと言うべきなの?それともやり過ぎだよとつっこむべきなの?」
さぁて、そろそろハルカについて説明しよう。
本名は音無 遥俺の幼なじみだ。うらやましいか?下から見上げるがいい。まぁ、俺はハルカのことを妹みたいに思ってるし、ハルカも俺のことを兄みたいに思ってるし、恋愛関係にはならないがな。
ちなみに親同士が学生のころからの友達でほんと気がついたころから一緒だ。
と言っても一つ年下なので、学年が違うからいつもと言うわけでは無いのだがな。
さて、見ての通り俺はシスコンだ。
だがそれはハルカのせいだ。
何故か?それはハルカが可愛いからだ。
えっ、お前はただのシスコンだって?
さっきまでの話聞いていなかったのか?
まぁ、いい。ハルカのことを話すで絶対に外せないことがある。
ハルカは胸がとてもかわ……
「疾風閃。」
その言葉とともに俺の鳩尾のあたりに激痛がはしった。
ゴフッ……バカな。この俺が何をされたかすら解らなかっただと!?
「スズ兄ちゃん。今シツレイナコトカンガエタデショ?」
片言だという点がとても怖いぜ、
マイシスター。
「イエイエ、ソンナコトアリマセンヨ。」
「ふぅん……」
「そんなことより今さらだが何でここに来たんだ?」
「えっ、あぁうん、それは……」
なんとか誤魔化せたようだ。
何故かハルカは自分の胸関係のことには読心術クラスに感がするどい。 まぁ、それは今はどうでもいい。
さんざんボケたが俺も何でハルカがここに来たのか気になるしな。
「あ、あの、実はさぁ……」
ん?ハルカにしては珍しいな、
はっきりと喋らないなんて。
本当なんなんだろうか?
「好きな人が出来たの……」
「OK、殴りに行こう。」
「待って!!」
誰だ!!?俺の可愛いハルカをたぶらかした奴は!!
「き、聞いて、スズ兄ちゃん!その人なんだけど……アサヒさんなの……」
……え、アサヒ?もしかして海原朝日ですか?
まぁ、待て。冷静になって考えてみよう、俺。
ハルカがアサヒのことが好き。
↓
よし、アサヒを殴りに行こう。
↓
いや、でもアサヒなら可愛いハルカを任せてもいいかな?
↓
つうか、二人がくっつけばハルカが喜びし、アサヒも性犯罪者にならないだろうし一石二鳥じゃん。
「全て俺に任せろ。」
「変わり身早くない!?」
「何を言う、可愛い幼なじみの幸せのために全身全霊を尽くすのは当然のことだろ?」「え〜そう?まぁ、いいか。」
そうだ、そうだ。
「さてそれでは早速計画を考える前にお前が本当にアサヒが好きかどうか試してやろう。」
「え?」
「ついて来い。」
そうしてハルカを引き連れ教室に戻る。
「楓。」
そして楓の前まで行き、簡潔に呼ぶ。
「なんだ。」
楓も簡潔に答える。
「通信機みたいなの貸してくれ。」
「いや、持ってるわけないでしょ!!」
「いいよ。」
「持ってるの!?」
さすが楓だ話が分かる。黒い小型マイクと聞くためのであろうイヤホンを受け取りイヤホンをハルカに着けさせ一度教室から出した。
後はアサヒが帰ってくるのを待つだけだがちょうどいいタイミングでアサヒが帰ってきた。
「アサヒいきなりだが心理テストだ。」
「本当いきなりだね。まぁ、別にいいよ。どんなやつ?」
「それではいくぞ。」
あなたは道を歩いていました。するとどうどうとエロ本が落ちていました。あなたは誘惑に負け見てしまいます。その絵はどんなものでしたか?
「幼女。で何がわかるの?」
あなたの性癖が分かります。
その後適当にアサヒをあしらってハルカのところに行って見るとハルカは灰になっていた。
「す、スズ兄ちゃん……アサヒさんって……」
「そうロリコンだ。」
「そ、そうなんだ……」
「それで幻滅したか?」
返ってきた言葉は俺の期待通りの言葉だった。
「舐めないでよ、スズ兄ちゃん。私はアサヒさんの上辺に惚れたんじゃない!!」
ふっ、いい言葉だ……成長したな、ハルカ。
「よし、それじゃあ早速家に帰って作戦会議といこうじゃないか。」
「うん!」
そうして俺達は変態を落とす方法を考えるため家へ帰っていった……
「おい、まだ授業あるぞ。オボロ。」
けしてサボりたかったわけではない。
さて、次どうしよう。