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雑詩集  作者: 潮風詩央
66/75

町角のサンタクロース

粉砂糖をまぶした

クリスマスケーキみたいに

少女は真っ白になって

大通りを駆けていた


「魔法のマッチはいかがですか?」


サンタクロースの衣装を着た

八百屋のおじさんは鼻で笑った

花屋のお姉さんは顔をそむけた

コロッケ屋のおばさんは無視した

魚屋のお兄さんは優しく

ほほえみながら話しかけた


「魔法のマッチは何が起こるの?」

「えーと、サンタさんに会えます!」

「ははは」

「ちびっ子たちが、お腹をすかせているんです……」

「これでプレゼントとケーキを買ってやるといい」

「あ、ありがとうございます‼」


ひげ面ではないけど

おじいさんではないけど

お供のトナカイもいないけど

大きなそりに乗っていないけど

背中に袋をかついでいないけど

あの人はサンタクロースだった


生クリームをたっぷりぬった

クリスマスケーキみたいに

少女は真っ白になって

孤児院という名の


サンタ養成学校へと

駆けていった







マッチ売りのサンタクロース(笑)

ただのマッチと思いながら、大金を渡したお兄さんこそがサンタクロース、、、と思いきや、的なありがちな設定どんでん返し(汗)

お金もらってる時点でプレゼントじゃないのに、本当にただのマッチだったら、、、w


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