それが感覚
何となくの勘覚で生きている
五感をフルに働かせないで
それじゃダメだ
もっと世界を感じないと(もっと世界にならないと)
もっと自分を感じないと(もっと自分にならないと)
人間も自然の一部ということを
もっと全心で感じないと
最初と最後の「勘覚」「全心」は、モジリの言葉遊びで、意味を掛けてますね。
視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚。アンテナを張りめぐらせて、心と世界の想いを知る。
ダメダメな自分に対する、戒めの詩です。潮風自身が弱い人間なので、弱さがテーマの応援詩が必然的に多くなります。
自分が劣っていると思っている人も、優れていると思っている人も、弱い部分は必ずありますよね。完璧な人間なんて、いないのですから。自分のアキレス腱と向き合って克服したり、時には共存したり。弱さや他人と異なる部分は、個性でもあると潮風は思います。それが強みに変わることもあります。
例えば、グラビアアイドルは胸がコンプレックスだったり、声優は声がコンプレックスだったり、バレー選手は背丈がコンプレックスだったり、たまにテレビで観ますよね。そういう風に、キッカケがあれば、武器に変わることだってあるかもしれません。強い部分だって、どんな人にも必ずあるハズです。
潮風は詩を書く上で「表現力」「描写力」が人より劣っていると感じてしまいがちです。いわゆる情景描写です。空間認識能力? が低いのかもです。絵も画伯だし、想像力が乏しいです。なので、代わりに創造力で勝負しているつもりです。感性を大事にしつつも、発想や工夫であり余るほどに補い、頭で考えパズルのように詩を組み立てることも、あります。それでも完成に届かなかったら、試行錯誤をひたすら繰り返す。心技体というより、頭・心・体・技術。全てをフルに使って、魂で詩を書く。何も詩作は天才だけのものではないので。物事を両面から考えられること、詩の可能性を信じていること、が潮風の強みかな?? と自分では思っています。もう少しだけ、詩を書くのが上手ければなぁ……説得力が増すのに。
長くなってしまいました。
書いた詩を読んでくれて、何か発見があったり、少しでも一つでも心に響く何かが伝われば、本当に書いて載せて良かったと、心の底から思えます。ありがとうございます。
まだ最終話じゃないですよ(笑)