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振り返ると 果てしない 扉 長い 廊下 僕の過去が見えた 遠近法で遠くほど小さくなって ものすごいいやなことが 扉が閉まる音がした 前を向いて未来の扉を開けた。
スズメが鳴き始める頃 僕も泣き始める
詩の雑誌なんかを パラパラとめくりながら
手が止まったページを 読んでみたりして
声に出して 何度も 読んでみたりして
「ものがたりが心に染みるのは
染み入るスキがあるからだ」
目が赤いのは 一睡もしてないからで
涙なんて 一滴も流れないから
心臓の動悸だけが 確かに響いてた
太陽が顔を上げる頃 僕も顔を上げる
一つのページに、「短い未完成な薄い文字の落書きのような詩」と「完成してるけどタイトルのない詩」があったので、合わせてみました!♪
ほとんど遊びのつもりでやりましたが、作中で読んでるポエムだと想定すると、なかなか空想的な感じになるのではないでしょうか……?