味音痴
鳥肉と
豚肉と
牛肉の
区別が
つかない
アジか
サバか
何だか
わからない
食卓に
のった
魚や
肉
悲しげに
みえるのは
気の迷い
気のせい
でもない
気がする
ご飯は
ないが
ふと
そのまま
食べてみた
味がない
ていうか
舌がない
そうか
そうだったんだ
おかしいと
思った
ご飯が
ないなんて
肉と
魚が
一緒だ
なんて
名前が
ないのは
どうでも
やっぱり
食べちゃ
駄目
だったんだ
やっぱり
逃げちゃ
駄目
だったんだ
今も
昔も
夢も
次も
ない
ああ
もう一度
眠気がする。
と書かれていて、完成した時間も22:55となっているので(作品が完成した時間を分単位まで記入していました笑)、眠いながらに作ったと思われます。(昔の潮風は、11時就寝・7時起床の8時間睡眠を最強だと信じていました。歳を取るにつれて、睡眠時間は減っていくらしいです。今は6時間がベストだと思ってます。)
人間は眠い時、夢と現の間の時に、意味不明な事を思考する傾向があると思います。逆に言えば、頭がぽわーってしてきたら寝時だということになりそう。なので、"味音痴"もそういう時に出来たと推察されます。となると内容も「悪夢」を詩っている気がしてきます。デイ・ドリームならぬデイ・ナイトメア。白昼悪夢。目が覚めてよくよく考えてみると、内容は大したことなかったり、つじつまが合わなかったり、やがて忘れてしまいがちですが、見てる間はただ恐怖しか感じない。そういう詩だと思います。レッツネクストポエム。