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15.国の重鎮

「シオちゃん、また来たよー!」

「いらっしゃーい!好きな所に座ってて」


 昼のランチタイムが過ぎ客足が引いている時間であるにも拘らず店内にはお客さんがまだチラホラと残っている。

 その中を初日と同様にシオちゃんが慌ただしく業務をこなしていた。


 あの会議から3日が経過した。


 ギルドの取締の仕事期間である5日間は色々あったが無事に終わった。


 そしてまた長期休みに戻ったのでリアとリエラを連れてイナリにやってきた。


「シオちゃんパイ一つ!」

「私はケーキ!」

「はいよ!ウィレム君はどうしますか?」

「小腹が空いてるから軽い物でなんかある?」

「サンドイッチなんてどうですか?」

「じゃあそれで」


 全員の注文を取るとシオちゃんは厨房にいるレオナさんの元へと注文を読み上げに向かった。隣では甘い物好きのお二人が今か今かといった顔でシオちゃんの後を目で追っている。

 もう回復したかな?


「それで二人とも勉強の方はどうなの?」

「「(ビクッ)」」


 ウィレムの一言で二人の身体が膠着した。

 こっちを向く顔が恐怖で引き攣ってしまっている。


「あぁ悪い」

「ウィレム様酷いですよ」

「条件反射で反応しちゃいます」


 僕が謝ると二人の表情もすぐに戻ったが、これは……ちょっと根が深いな。


 どうも僕と別れている間に相当しごかれたのか勉強以外にも教養、計算式なんかでもこのように反応してしまうそうだ。

 特にダメなのは試験である。


 昨日、後任の人に仕事を預けた後久しぶりに二人に会いに彼女達の自室(二人一部屋の部屋)に顔を見せに行った所、涙目で二人が勢いよく飛び込んできた。


「あーん!ウィレム様だー!もう離れないでください―!」

「えっと……よしよし?」

「たった5日間なのに冒険者の仕事より疲れました!地獄です!もう一日中勉強なんてしたくないです!」


 この後、まだ後遺症が少なく話ができる状態のリエラに話を聞くとどうやら僕がギルドに言っている間サランダ先生は僕の頼んでいた約束通り二人の勉強の面倒を見てくれていたようだ。

 しかし僕がいなくなった後のサランダ先生は僕がいた時の5割増しで厳しく指導し、持ってくる問題の量は日に日に増加していったらしい。


 二人も最初はウィレム様がせっかく頼んでくれたんだからと頑張って取り組んでいった。

 しかしいくら頑張っても増えていく勉強の山に次第に意気込みは消失していった。


 従者として最低限の敬語は喋れるようにと敬語の喋り方を修正させられ、更に姿勢や動作なども追加されていった(リエラの喋り方は特に厳しく指導されていた)。


 たった5日で文字の読み書きに足し算引き算を覚えさせたのはいいが代償として学校に行く前に勉強嫌いが植え付けてしまっては今後に困るとサランダ先生には自重する様に注意しに行くがまずは5日間の頑張りと心のケアも兼ねて二人のリフレッシュに甘い物を食べに行くことにしたのだ。


「そういえばウィレム様の方はお仕事はどうだったんです?」

「うん、上手くいったよ。今はお父様や後任の貴族の人が引き継いでくれている」

「それは良かったです。勝手に冒険者の預け金を使ったり賄賂でランクを上げてる人がいたって城内でも噂になってました」

「私も聞いたよ。アファネの冒険者は弱いって言われていたけど……まさかそんなことまで行われているとは思いませんでした」


 二人の言っている事はもっともである。


 あのギルド、不正は探せば探すほど出てきて、寧ろ良く今まで気づかれなかったなとお父様は呆れられていた。

 その気づかなかった結果があわや大惨事だったに僕へのブラック依頼であったが……。


 根には持っていない。

 おかげでイナリ店を救えたわけだし配下も増えた。

 だがもう少し下調べしてから回して欲しかった。


「お待ちどー!イナリ屋オススメのパイに季節限定のピモのケーキ、ウィレム君はサンドイッチね」

「!」

「ピモのケーキ」


 シオちゃんが注文したメニューを持って来たことにより二人の意識は完全に自分の前に置かれたデザートに釘付けになる。

 二人とも甘いスイーツにもうメロメロだ。



 因みにピモは桃の様な果物で皮が薄く口にすると甘い汁が広がりとても美味しい。

 生でも美味いがジュースとしても好まれている。



 それでは僕も頂こうか。


 サンドイッチに手を伸ばすとシオちゃんが声を掛けてきた。


「ウィレム君?」

「(むぐっ)はい、なんですか?」

「いや、うん。ウィレム君てさウィレム第七王子なんだよね?」

「はい(もぐもぐ)」

「それで会議室にお母さんや他の金を貸した人達を呼んで仕切ってたんだよね?」

「はい(もぐもぐ)そうですよ(ゴクンッ)」

「うーん、私もあの場にいたはずなのに今のウィレム君を見ているとほんとか疑っちゃう」

「いや僕の事見てたんなら本人だって認めてほしいんだけど」


 レオナさんが来た時シオちゃんはレオナさんの後ろにいた。

 一言も言葉を発しなかったからかお店と違って影が薄かったが。


「でもあの時のウィレム君は違う世界に生きてる人って感じだったよ。今のウィレム君はちょっと大人びた子供って感じで、とてもあの会議で場を支配してた人と同一人物だって思えなくて」

「能ある鷹は爪を隠すもんなんだよ」

「能ある?」

「えーと、優れた所を日頃から見せてると怖がられたり偉ぶってると思って敬遠される。だから普段は実力を隠していざという時には、あっと言わせるような実力や結果を見せるって事だね」

「へ~」

「僕は中途半端な実力しかないから今のは笑ってくれて良いところだよ」


 そんな事ないよってシオちゃんは言ってくれるが今回は偶々お父様からギルドの依頼が来ていただけだから運が良かっただけだ。


 そこまで話すとお店の扉が開いた。

 新しいお客さんが来店したようでシオちゃんとの会話は終了。

 シオちゃんはお客さんの接待をしに行った。


 僕は残っている二つ目のサンドイッチに手を伸ばす。

 デザート類も美味しいがこっちもなかなかおいしい。


「ウィレム様お替りいいですか?」

「いいよ」

「あっ、私も」


 いつの間にか二人はデザートをペロリと平らげていた。

 今回は二人のリフレッシュが目的なので許可すると早速二人は注文を取るために叫んだ。


 まだ僕は食べ終わっていないからちょうどいいだろう。


「ウィレム様」

「ん?あっレオナさん。厨房はいいんですか?」

「はい。この時間は手のかかる物が注文されることはありませんから。それで?」

「?」

「あの何か家に用があったんじゃ?」

「いえ、無いですよ。今日は二人と一緒に羽を伸ばそうかと思って食事に来ただけです」


 僕がそういうとレオナさんは少しだけ安堵した表情になる。


 突然僕が来たと聞いてもう何か依頼がきたと思ったようだ。


 店を存続して部下になった三軒の人達には店ごとの要望に合わせた利益を与えた(まだ子供の学院入学だけである)。

 その代わりに情報収集をしてもらったり僕の仕事の手伝いをすることになっている。


 が、今日は偶々来ただけである。


「そうですか。早速何か来たんじゃないかと思って」

「そんな7歳の子供がしょっちゅう何かありませんよ」

「…………そうよね」


 なんでしょう、この異様に長い間は。

 そんなに心配することなど……。


「あっ!シオちゃんのアルマーレ院は大丈夫ですよ。ただ店員は少し時間が掛かりますね」

「そうですか。できればシオンがいる間に新人には仕事を覚えてもらいたかったんですけどそれはこっちでどうにかしなきゃですね」

「こちらもなるべく早く見つけたいと思います」


 夏の終わりにシオちゃんは他の子供同様アルマーレ院への通学が決まった。

 だがそうなるとイナリにはレオナさん一人になってしまう。


 今まで二人で何とか回してきたお店を一人で切り盛りするのは難しいという要望からこちらから一年契約で店員を派遣することにした。


 まだ雇用する人選は出来ていない。

 シルバ経由でイナリで働いてもいいという人を探しているがなかなか条件に合った者は見つかっていない。

 ……流石に男を送る訳にはいかないからな。


 それから何気ない世間話をして食後を楽しんだ後、リアとリエラがお代わりを平らげたのを見計らってお店を後にした。





 ◆





 そんなウィレムが従者と楽しく休みを満喫している頃。


 将軍ドランバルドは陛下から呼ばれ国王の部屋へと向かっていた。


 内容は報告されていないがたぶんギルドの事についてだろうと予想できた。


 今やギルドの問題は街の住民のみならず他の街や貴族間でも話題の種である。

 王都ではもう知らない者はいないだろう。

 自分の所にも疑わしくなるような内容が何個も耳に入っている。


 まったく迷惑な話だ。

 お陰で我々騎士団の仕事が増えてしまうだろう。


 目的の場所に辿り着いた。


 部屋に入ると既に部屋には三人の男の姿があった。


 一人は当然自分を呼び出した国王バルロクニス一世。


 その国王の前に二人。

 この国で宰相の地位にいるクランバードと教会の長である大司教エルメーク。


 どちらも将軍である自分と同等の発言権を持つ国の重鎮だ。


 国王は部屋に入って来た俺に二人と同じ所まで近づくように手招きをする。

 それに従って二人の間へと歩を進めた。


「お呼びでございますか?」

「三人に話があってな」


 二人も呼んだという事は思ったよりも重要なのかもしれんな。


 重鎮三人を呼んでいるという状態に対して私はさっきまで面倒くさがっていた気を引き締めた。


 国王は一枚の報告書を三人の前に出してきた。

 代表して真ん中にいる俺がそれを受け取る。


「その報告書は昨日までの5日間ギルドの取締の任についてもらっていた者からだ。詳細は後ででもいいから目を通してみてくれ」


 話は予想通りギルドの件だったが……取り締まりの任を行ったというとあの我儘王子か。


 一気に興味が失った。


 最初の仕事は通常もっと優しい物になるはずだったのだが普通に役員を送ったとしても手の回らないような忙しさで物凄い貧乏くじを引いたものだと部下からは王子の事を哀れに思う報告を受けていたので記憶に留めていた。

 その我儘王子の報告書?

 どうせ何もできずに終わるのだろうと思っていたがまた何かやらかしたか。


「先程その者の仕事結果の報告書を確認したのだがな。正直言って目を見張るものであった」

「「「はぁ……」」」


 いつもの国王の親バカかと溜息のような返事をした。


 それは私だけでなく他の二人も同じ反応である。

 国王様の言うその者が我儘王子だという事には当然気づいているようでこの溜息も当然俺と同じ結論に至っての事だろう。

 急報かも知れないと気を引き締めていた身体の力は一気に脱力してしまう。

 これは流して聞いてもいいかもな。


「ここ最近噂にもなっているがギルドの現状は非常に悪い」

「なんでもギルマス自身が不正をしていたと聞いておりますよ」

「それが一番ではあるが不正の量は大きいものから小さい物まで大量にあったわ。この報告にはその不正の数々が綺麗に纏められておる。不正を行った者、不正に関わった者、契約が切れた経緯やその後の対処法、読めばギルドの現状が目に見えるぐらいだ。

 完成度合いで言ったら今までの子供達の中では一番かも知れんな」

「まさか、アレク王子よりも上だと」


 国王は予想以上にあの我儘王子を評価しているらしい。


 しかし幾らなんでも最後のは言い過ぎだ。


 それに一番に反応したのは大司教のエルメーク。

 言動にアレク王子と出た通り大司教はアレク王子の支持者にして派閥の代表である。

 傲慢な男だが教会による影響力は強い。


 そんな大司教様は自分の指示する王子よりも我儘王子のが評価が高いというのは方便でも嫌なのだろう。

 とても不満そうだ。


「圧倒的に上だな。そもそも彼奴は今でこそ真面になっただけで最初の仕事で平民との喧嘩になったではないか。

 それに今でも彼奴が平民の中で仕事をすることになれば同じことになるのではと儂は思っておる」

「……アレク王子は逸材です。当時の言動もその平民が王子の思想についていけなかっただけの事。それにこの数年で大鷲へと変わられました。必ずや国を空高くまで持ち上げてくれるでしょう」

「まぁ、アレクの事はいい。内心で笑っているそっちの二人にも断っておくがお前らの指示する二人よりも上だぞ」

「「っ!?」」


 継承権は一位のアレク王子だが陛下の評価はかなり低い。

 それを覆そうとエルメークは事ある毎にアレク王子は逸材だと主張しているが陛下は聞く耳を持つ事はなくいつも軽くあしらっている。


 いつもの光景だ。


 それに俺からしたらアレクは逸材などではなくただの暴君だ。


 なのでアレクが我儘王子に負けたとていっても五十歩百歩なのでさして驚かない。

 ゴブリン同士の戦い同様高みの見物をしていればいいのだ。


 しかしアレクは兎も角あの我儘王子が自分達の指示する王子よりも評価が高いと言われて僅かに眉がつり上がる。

 俺の指示する王子はアレクや我儘王子とは出来が違うのだ。


 宰相と将軍にもお互いに支持する王子がいる。

 そして宰相同様、その派閥の代表という立場である。

 宰相クランバードは継承権2位の双子の兄マルクス、将軍ドランバルドは継承権第3位の双子の弟ルークの代表だ。

 二人ともアレクと違い最初の仕事でも優秀な成績を収めている。


 自然に報告書に視線が落ちた。

 これがルークのよりもいいとは思えなかった。


「報告書は後で見てくれ。それでそのウィレムから嘆願書が来ていてな」

「報酬の催促ですかな」

「そんなところだ。今回の報酬としてウィレムの傘下に入った子供のアルマーレ院通学金とギルド所有の領土で運営している店舗の開業の援助金を要求された」

「何を馬鹿な事を言ったのですか!?そんな一つの仕事の報酬で通る訳ないでしょう」


 またエルメークが反論するが陛下は無視して続けた。


「それを許可しようと思っておる」

「馬鹿な!正気ですか!」

「お言葉ですが陛下。私としても了承するのは領土の買取を行う店舗の援助だけでいいかと」


 お前もか!という視線でエルメークはクランバードに向けて牽制した。

 エルメークはどちらも気に入らないようでその目には己の得しか考えていない。


 俺もそんな報酬いらないと思ったがここでそれを言っても国王の心象を悪くするだけだろう。

 ここは無言でいるとするか。


 そして俺の代弁係の大司教がまた騒ぐ。


「そんな無駄なことをしてどうするのです。ギルドの領土で運営しているのはどこも貧乏商人の店だ。そんなところ援助した所で意味なんてないでしょう」

「それでその金は教会にか?」

「そうですな。各教会から獣人達との関係が問題視されていると伺っております。その金があればそれなりの数の関係が融和できましょう」

「彼らも関係の悪化は避けたいとは思っておるだろう。だがこちらの信仰を強制したとしても従う事はない反発するだけだ」

「だからこその援助を」

「この問題に教会を使う気はない。教会は獣人への無理な勧誘は控えさせろ」


 エルメークの返事はなかった。

 反論はあるがこれ以上いった処で自分の立場を悪くするだけと控えたようだ。


「それで話を戻して店舗の援助だが俺にも賛成理由を聞かせてくれ」

「それは簡単な事です。現在ギルドの所有している土地では平民向けの店を持つ商人の数は多い。その殆どが土地を買い上げて運営したとしても商品の値上げは必至。それでは国民の生活を苦しめ不満に思ってしまう。そうなればギルドの件と相まって陛下にとって不利益にしかなりません」


 宰相の意見には思い当たる節があった。


「ギルドの活動停止で国民は不安がっている事は兵士達から報告されていた。これ以上国民を苦しめることは確かに控えた方がいいな。俺も店舗援助には賛成だな」


 俺が意見を改めクランバードに賛成したことで店舗への援助金の用意は決定したと言っていい。

 もともと陛下自身が乗り気の案件は半数以上が賛同すれば覆ることはまずない。


「それではもう一つの方だが」

「それは必要ないでしょう。ウィレムの傘下に入ったからと全員を一々アルマーレ院に通わせるなんて必要性を感じません」

「そうだな。通いたいって子供は巨万といるんだ贔屓するのは賛成できない」

「だがな。ウィレムの今回の働きによる給料を回していいと言っておる。

 それにその親達は城の下人になるそうだ。確か今不足していたはずだな。子供の為に城の汚れ仕事をしてもいいという親の気持ちを組んでやってもいいとは思わんか?」


 陛下の問いかけにエルメークは意見を変えず当然の様に反対をした。

 逆に俺は下人の仕事というのがどういうものか知っている分それならと賛成した。

 最後に宰相だが、


「やはり子供をアルマーレ院に入れるのは必要性が感じられません。……ですが下人の不足は私の方でも上がっています。

 この通学金というのが今回の報酬というのでしたら……ウィレム様に免じて許可を許すことを認めても構いません」


 回りくどくいったが賛成のようである。

 男ならもっとスパッと賛成か反対かだけ言えよな。

 どうせアルマーレ院に通うという事はその金は教会に入るとか考えたのだろう。


 大司教はただの金と権力の亡者だが宰相は国の為に動いていると分かるので評価はしているが共に行動しようと思うと相いれない。

 それは向こうも思っている事だろう。


「うむ、そうか。ではウィレムには両方許可すると伝えることとする」


 陛下の決定に反論の声はなく部屋から退出して解散となった。


 結局陛下の意見をそのまま通してしまう形になってしまったのだが、まあいいか、とドランバルドは陛下から預かったウィレムの書類を読む事はなく、机の引き出しの中に放り投げてまたいつもの日常に戻った。



 後日ウィレムの元に今回の報告が届き、下人となる者達は宿舎に引っ越すことが決まった。


 普通は下人の仕事は誰もが嫌がる仕事だ。

 臭いし汚いし給料もないに等しい。


 宿舎と言ってもほぼ馬小屋のようなボロボロの宿舎でお世辞でも快適とは言えない。

 街で開いていた店のが十倍はいい。


 少なくとも今までの下人となるために宿舎に入った住人は皆沈んだ顔になっていた。


 だが今回は違った。

 沈んだ者がまったく見られない。

 その理由を知らない者の目には異様に映っていた。


 学校の通学の許可が決まった事を伝えられた者達の反応はとても生き生きとしていたのだった。






 店舗持ちの3家:”グリルバード”代表ウッドロック+4名

         ”クロツチ”代表ビグル+2名

         ”イナリ”代表レオナ+1名


 城の下人8家:13名(離婚、未亡人3名)


 アルマーレ院通学生:19名(店舗持ちの子供5名)


 合計:37名

裏設定14

下人の仕事は主に城の排出物の撤去や兵士の訓練の人数合わせ、城の耕作の管理と汚れ作業や肉体労働全般をやらされるが給料は使用人や兵士たちの半分ももらえない割に合わない仕事である。

人数はすでに不足していて募集しても人員が揃わない場合は奴隷を使っていた所から奴隷の仕事とも言われている。

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