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第一章
「ここ…は…」
目が覚めるとそこには不気味な顔が…。
「ちょっと!不気味な顔って何よ。」
「侵害ですなあ…」
見事に突っ込んできたが、声に出ていたか?
「ここは考えていること突き抜けだから、気をつけたほうがいいわ。」
その声に重い腰をあげる。
ふかふかとは言い難いがベッドの上に寝かしていてくれたんだから、いい人たちなんだろう。
「ねえ、さっきからあなたひどいこというのね。」
「学習しない馬鹿といったところかしら。」
起き上がり先程から話しかけてくる彼女たちを見る。