閑話その一
諸事情でクリカラの名前を変更いたしました。突然の変更申し訳ございません。
話が一段落したところで、ナズナの自己紹介タイムいってみよ~。
ナズナ「で、本音は?」
すんません、次の話がまだ出来てないので時間稼ぎです。
ナズナ「それで自己紹介ですか、って言うか私だけですか?」
うん、テイロンは主人公コンビだけど当面目立った活躍する予定ないし。
ナズナ「・・・・・・一応私のマスターなんですけどね」
でも給金の出所はその父親でしょ?
ナズナ「その通りではあるんですけどね、お館様には感謝しています」
とりあえず名前から自己紹介を、フルネームで。
ナズナ「本編じゃ一切出てきてませんもんね」
うん、名乗る必要性が無いしね。
ナズナ「では、ナズナこと陽鬼族が第二部族三席家地嶺家次席、地嶺ナズナです、ちなみに弟二人と妹一人の四人姉弟の長女です」
次席?
ナズナ「陽鬼族は全部で十の部族が存在し、それぞれ五番目の家系までが順に星、天、地、空、海の字を持つ家名を持っています。さらにそこからそれぞれの家では当主、主席、次席、三席、四席の地位があり対外的にはそれが偉い順になります」
ってことは三番目にえらいってこと?そんな家の人が付き人なんてしちゃっていいの?
ナズナ「・・・・・・うちの国その辺緩いんですよ、ぶっちゃけ敵対しなければ貧乏していようが馬鹿やっていようが助けもなければ排除もないんで」
魔王様公認なんですね~
ナズナ「へ?何の話ですか?」
え? 違うの?
ナズナ「魔王様は中央のアキバ皇国の皇王様で、うちは東方列島の鬼ヶ島帝国ですけど?」
あれ、魔王様の国の民じゃないの?
ナズナ「厳密に言えば違いますね、魔族はアキバ皇国を筆頭としたピラミッド型の権力構造の連合国家で、オルウェア大陸の東側と周囲の島々と南東と北側の二つの小大陸と東の列島で21の国家で形成されています。正式には諸国国防連携協定と言い、異世界からの来訪者であった初代魔王であられるアヤガネ=コウイチ様が建国した各国の成立順に上位権が存在しています」
へ~そうだったんだ。
ナズナ「元々は一つのはずだったんですけど、初代様が広過ぎて中央の目が届かなくなるのは不正腐敗の素となる、とおっしゃって21の国に割譲されたんです」
なるほど、大きすぎると意地が大変になるってことか。
ナズナ「そういうことです、まぁぶっちゃけて言えば何席とか言ってますけど地嶺家って私の家族しかいないんで意味がないんですけどね」
え? じゃあ当主や主席って誰? お父さんいないんだよね?
ナズナ「私より年下の弟が当主で母様が主席です。ちなみに三席と四席は下の弟と妹です。
ぎりぎり満たせてるって事か。
ナズナ「うちの当主以外の兄弟は、みんなどこかの家に婿入りしたり嫁入りしたり
、果てはどっかで武者修行の果てに孤独死したりで、地嶺家には残らないんですよ」
てことは?
ナズナ「私も借金がなければ武者修行に行ってましたね」
家族を置いて?
ナズナ「借金がなければ領地収入で食べていけます、家は官僚団が代々優秀なんで戦時以外お飾り扱いですから」
領地あったの!?
ナズナ「一応家は帝国大名なんですけど!? 他国だと伯爵扱いなんですけど!?」
なんでそんな上流階級が他の家に仕えられるの?
ナズナ「いや、うちの国は皇帝である鬼王さまのご子息やご息女が余所の国で騎士やってたり、貴族の家で侍女やってたりするぐらいその辺緩いんですよ」
どんだけだよ・・・・・・。
ナズナ「鬼族は総じて正面戦闘はぴか一ですからね、ちゃんと参謀が着けば指揮官としても優秀ですよ? だから傭兵なんてやってたら引く手数多です」
参謀がいなかったら?
ナズナ「・・・・・・搦め手さえ受けなければ!」
正面戦闘だけなんだな本当に。その割には結構本編だとその辺協議してたけど?
ナズナ「大名家たる者、近隣との交渉事の為に搦め手も覚えさせられますから」
なるほど。
ナズナ「結構自己紹介から遠くなりましたね」
いろいろ衝撃的事実があったからな。
ナズナ「何がですか?」
お前が貴族だった事。
ナズナ「失礼ですよ!?」
事実だし。 って言うか誰も貴族が付き人やってるなんて思わないって。
ナズナ「うちの国だと普通なんですけどね、貴族の護衛やったり傭兵やったりで、武者修行兼ねて仕えるの」
そんなところはお前のところぐらいだ。
と、長くなってしまいましたがこの辺で。
ナズナ「失礼いたしました~」