1/3
始まり
私は退屈だった。
毎日が単調で、変わらない毎日。
そんな時、
友達の香織が提案したゲームに私達は興味を持った。
そのゲームとは…
“私達三人のうち誰が先生を本気にさせられるか”だった。
まぁ、そう簡単に先生が生徒に手を出すはずがないと思ったけど、暇つぶしにはなるだろう。
私達は相手を誰にするか決める事にした。
やるからにはイケメンがいい。
「松坂先生は?」
校舎の窓から外を見ていた香織が言った。
「いいねぇー」
机に座ってメイクしてた夏海が香織に向かって笑顔で言った。
「雛は?」
二人は私を見た。
『いいんじゃない?』
私は答えた。
すると二人は声を揃えて
「じゃあ決まりね。」と言った。
明日から始めると三人で約束してその日は帰った。