表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

聞いたら泣ける寝言

作者: コロン


「なろうラジオ大賞6」参加作品です。


ジャンルはエッセイ。


よろしくお願いします。

 


これは友人から聞いた、本当にあった「聞いたら泣ける寝言」の物語。





 友人が仕事で泊まりの出張に行った。

 同僚2人と一緒。


 今回の仕事は、3人1組でする部品チェック。

 チェックするのは大量の小さな部品。

 1人が製品の状態を読み上げ、もう1人が書き込み了承。

 2人はそれを淡々とこなしていく。

 友人はそのそばで別の事をしていた。


 夕食を済ませると早めに部屋に戻り明日に備える。

 運悪く、ホテルは同室しか取れなかったそう。

 3つ並んだベッド、その真ん中が友人。





 深夜、右側に眠る同僚が声を出す。


「1がA」


 それは仕事の内容。


 その声で目を覚ました友人が「夢の中でもチェックしてるのかよ」と、同僚の寝言に笑った時…



「はい」


 左側の同僚が了承の声をあげた。


 するとすかさず右側の同僚が

「4がB」

 次の寝言を発した。


「はい」

 左側が了承。


「2がA」


「はい」


「3がC」


「はい」



「…」


「…」


「…」





「マジかよ。勘弁してくれよ…」


 止まる事のない2人の寝言に挟まれた友人。

 しばらく黙っていたが、うるさいので一度2人を起こしたそう。

 その後は大人しく寝たそうです。






「みんなが可哀想っっ!」

 その話を聞いた時、私はめっちゃ笑った。



「社畜」と言う言葉がまだなくて「24時間戦えますか?」と問われる時代。


 夢の中まで戦うサラリーマンにエールを贈りたい。







作中の仕事の表現は適当です。

偶然当てはまるものがあるかもしれませんが、全く関係ありません。


拙い文章、最後までお読みくださりありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
うわ~、と思ったが、夢の中で仕事をするなんて普通だよね。うん、普通普通。 土日に見ると休んだ気がしないのがキツい。
それくらい切羽詰まって仕事を頑張ってと思うと凄いですね。 逆に今の人もそれくらいの気合が必要かもしれません。 気合いだ~~~~~!!!! 拝読させて頂きありがとうございます。
同僚二人、とても息が合っていますが、考えようによってはとても怖いことですね。 こんなことに遭遇するとは、友人もびっくりだったでしょう。 ちなみに。 私は寝言ではなく、怖い夢にうなされて悲鳴をあげていま…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ