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最終話 番外編(パキスタン・カラチ)

 約7時間半の遅延で22時前やっと発着案内板の "REMARK" が "DELAYED" から "BOARDING" に変わった。カラチでの乗り換え便には間に合わなくなり、パキスタン航空のホテルに一泊する事になる。アテネから2人の日本人男子も加わり、総勢7人で宿泊する。当然ではあるが宿泊料は無料である。

 カメラマンのおじさんがシングルルームを使い、他の6人はダブルルームを使う事になった。私はイタリア語の話せる彼と同室になった。

 到着早々ランチにありついたが、ヴァイキング・スタイルでなかなかグーであった。食事は翌日の昼までの4食分全て無料である。こうなると遅延もまんざら悪くはない。勝手過ぎるかな⁉


 昼食後、村山さんという同室の彼と街へ繰り出す事にした。繁華街まで乗合タクシーを利用するが、途中の道中はなかなかのものである。いろんなタイプの古~い車や馬車が走っており時代錯誤に陥り実に楽しい。街の中心地では大勢の人が行きかい、バザールが行われており見応え十分である。


 タクシーを降りて歩いてみる。道路の脇でサトウキビを絞りながら売っているのに行き当たった。今まで一度も飲んだ事がなかったので2人で飲んでみた。もの凄く安く美味しかった。だがしかし…。飲んだ後気付いたが、その搾りたてのサトウキビジュースの何と不清潔な事。サトウキビもグラスも溜め水でサッと洗うだけで繰り返し使用していた。あの、ちょっと…。とは言え、凄く美味しかったので満足はした。でも流石にお代わりをする気にはなれなかった。


 翌日、午前中は村山さんと午後からは1人でホテルの周囲をのんびりと散策して過ごした。2月なのに相変わらず蒸し暑い。

 ホテルに到着時もそうであったが出発時にもポーターがうるさいのには閉口する。短期間の観光旅行者と違って長期に旅するバックパッカーは自分の荷物は自分で運ぼうとするが、ポーターがチップを期待して運んでくれようとする。それも貴重な収入源であるのは理解できるが、荷物から目を放したくないので…。


 さて、乗換え便にチェックイン。日本のガイドブックには荷物が30kg を超過すると課税されると書かれていたが、何も言われなかった。全員、空港税を要求されたが、みんなで飛行機の遅延によるパッセンジャーである事を強調して無税で通過できた。特に1人が強く抗議してくれたが、私一人だったらどうだろう? 意思表示ははっきり示すが、それでもダメと言われたら早めに妥協するだろうと思う。


 途中、バンコック、マニラを経由して無事成田空港に到着した。機内では一睡もできず頭が少しボーっとしている。


 楽しい事、悔しい事、いろんな事があったけれど振り返ってみれば、とても楽しい4か月間の旅であった。



  =================================


  海外一人旅・万年青年どこへ行く ヨーロッパ冬編(門脇賴 31歳の時) 

                 完



    最後までご愛読、ありがとうございました。



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