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妄想と現実の狭間-エッセイ-

作者: 今井キマリ

僕は統合失調症ではない。


しかし頭の中にファンタジーがある。


子供病と言いたい。


この子供病は明け方、


自分自身を素の自分に戻して


苦痛を伴う。


早く死にたいわけではないが


長生きしたいという気持ちがわからない。


モラトリアムのような


自身の幼さと達観を咀嚼する。


生きるために食べる。


僕は人間は雑食と考える。


宗教的なベジタリアン以外を否定する。


植物も命である。


好きな歌手がベジタリアンで


少し心配だ。


動物性のエネルギー源は


身体を強くする。


でも彼の歌が好きだ。


ストイシズムのある作家は


大成することが多い。


僕はそうはなれない。


だからある種


そういうアーティストを


求めてしまう。


草間彌生さんもその1人だ。


彼女は欲望の解放を


見事に成し遂げたアーティスト。


彼は逆パターン。


戒律を何歳まで自分自身に課すだろう。


僕は38歳になったとき


涙がでるくらい嬉しかった。


必ず生きたい年齢だった。


だからこそ


既に余生。


真夜中の妄想と


明け方の現実を咀嚼しながら


明日のない今を


明日へと近づける。


2021.10.21 櫻井良学

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