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元ハーレム王は女嫌い!?  作者: とりぷしん
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第1話 元ハーレム王は女嫌い!?

このネタはTwitterでリクエストを頂いたものを元に作成しました

このような感じは不慣れなのですが楽しんで頂けるといいな、と思います



この世界の女は全て俺のもんだ。俺に落ちない女なんていやしない


「ねーぇ♡ねぇってばぁ♡」


「ちょっと、今日はあたしの番でしょ?」


「私でしょ?ねぇ王様。私が1番楽しいことしてあげられると思うんだけどなぁ♡」


「みんなまとめて相手してやるよ。ほら、おいで」


「「「キャー♡♡」」」


見目麗しい女たちに囲まれて悦楽に興じる。これが俺の日常


ある日

「ねぇ。どうしてあの子みたいな顔の良くない娘とも遊ぶの?みんな言うのよブスだって」

そう言われた


ブス?女にそんなもの居ないだろ、ただ好みか好みじゃないかってだぁけ♡


これは俺なりの信念ブスな女なんていない


「そう。あなたって性根が腐ってるわけじゃないのよね。残念だわ」


どういう事だ?


うっ........頭が....


薄れる意識の最後に

「ごめんね、でも、顔だけの男はつまらないの♡それに、貴方が悪いのよ。誰もを選び、誰一人として選ばない。罪な男よね...ばいばい♡」


まさか、毒か....女に裏切られて死ぬとは


女なんて信じねぇ!!!!


*********************************



ねぇ、前世って信じる?

これが私 (さかき) (あおい)16歳の前世。言ったって誰も信じてくれないから言わないの


物心ついたある日、夢に女神様が降りてきて

「貴方は女性を傷つけ、その結果として殺されました。けれども。その一方では、病める女性の心を救いました。こんな話を、聞いた事はありませんか?


ある男は多くの罪を重ね、地獄に落ちました。けれども彼は生前、蜘蛛を助けるという善意を見せました。だから。1度だけ神は彼に天へ昇るチャンスを与えることにしたのです。天国へ続く蜘蛛の糸を垂らしたのです。結局彼は、自分の身だけを大切にしたので地獄の底へ落ちてしまいました


貴方に慈悲をあげましょう。善いことをした分の慈悲を得る資格が貴方にはあるでしょう。貴方へのプレゼントを上手く使いなさい。まぁ、これがプレゼントになるか呪いになるかは貴方次第」




【この世はどこも生き地獄。貴方は天へ昇れる(シアワセヲツカメル)かしら?】


なんて、意味深な言葉を残して消え去った


女神が残したプレゼント。それは

『チャーム(魅惑)』それに...『月の出てる時だけ異世界の時の男の姿に戻れる特殊能力』

その夢で前世を思い出した。思い出したくもなかった。そもそも、なんで信じねぇって思った女になんかに生まれ変わっちまったんだよぉぉぉぉ!!!!


とまぁ、この世の中に女として生を受けて16年。女に生まれ変わったことは不服だがなんとも言っていられない


それよりも。何よりも納得いかないことは、明日から私は女子高生。何故か女子校に通わなければならない事だ


私は、幼稚園から、小、中、とできるだけ女を避けてきた。と言っても、男女問わず私に近づこうとする。これがチャームとやらの力か。女神は、チャームと言ってもニュアンス程度のものです、なんて言っていたのに。これも前世とかかわりがあるのか?


影で私がなんて呼ばれているか、

『傾国の美女』

なんて知った時には顔から火が出るかと思った。そもそも中学生で美女もくそもあるか、と。こんなことなら、超天才的な頭脳とか、他人を凌駕する身体能力をくれればよかったのに!!


でも、明日からはもう逃げられない。これは因縁的な何かなのか


私が前世で学んだこと。それは、見た目だけでは他人に陥れられるということ。語弊を恐れずに言おう。確かに私は可愛い。し、美しい。けれどそれだけじゃ駄目だ。だからこそ勉強も運動もずっと努力してトップを走ってきた


あの意味深な女神ち打ち勝つためにも


女の園である女子校は私にとっては戦場。この戦場をどうにか走りきらねば。だからこそ...明日に備えて


「おやすみなさ〜い!!!!!」


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