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ドッペル!  作者: 吹岡龍
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〔夢-mu〕① 後生

「――というわけッス」

「にゃー」

「ご苦労様ぁ、イロちゃーん。皆さん拍手ぅー、パチパチパチぃ~~~♪」


 黒装束に墨の化粧をほどこした忍イロによるプレゼンテーションが終了した。それはプロジェクター代わりの彼女の記憶の波動と、彼女の口頭説明を交えたものだった。

 あまりの内容、あまりの真実に、さしもの日吉ヒヨコも押し黙り、天界送迎センター会長である藍染(あいぞめ)の太郎はまだ生え揃っていない眉をひそめ、社長である大蔵の次郎は生唾を飲み下した。御重永アサコは身の毛も弥立つうそ寒さに腕を抱き、人事部にいたっては波動に当てられて嘔吐している者までいた。副社長の東海林と人事部長に関しては、今もって別の理由で再起の目処は立っていないようだ。

 これだけの情報、これだけの記憶をその身一つで入手してきたというイロにも脱帽だったが、それを平然と受け入れる昼前時アカネにはより驚きを禁じ得なかった。


「アカネ、お前は何とも思わないのか」


 ヒヨコの問いに、彼女はフフンと胸を張って鼻を高くするだけだった。

 しかしそれにしてもとヒヨコは自分の顔がすっかり青褪めていることを自覚した。これではますます神野ハナや古城ミチヒデを窮地に追いやってしまった、当時の自分の浅はかさを許せなくなってしまう。

 このままではいられない。すぐにでも、彼女達の救出に向かわなくては。

 いや、何だ。その前に何か、妙な音、声のようなものが聞こえた気がしたが……。


「にゃー」

「ネコ?」


 イロの装束の襟の間から、黄金の瞳を輝かせた黒ネコが顔を出していた。もう一つ鳴くと飛び出して、カーペットを前足で叩くようにしながら爪を立て、研ぎ始めた。むかっ腹を立てた社長がシッシと追い払うと、ネコは歯を剥き出しにして威嚇した。イロが口笛を吹くや耳を後ろに向け、長い尻尾を揺らめかせて彼女の差し出した手や足に首の辺りを擦りつけた。自分の臭いを相手につけると同時に痒い箇所を掻いているのだ。


「ドッペルゲンガーに殺された可哀想な子ッス。まだ一歳ばかりだというのに……ッス」


 ネコは賢く義理堅い動物だ。自分の危機的状況を救ってくれた者を無条件に愛することができる。黒ネコはドッペルゲンガーを出し抜きながら自分をも安全圏へ連れ出してくれたイロにすっかり懐いてしまったようだ。

 アサコは先日救ったコウジと重ね、ひっそりと笑みを浮かべた。彼もまた彼女に恩を覚え、死んでようやく自分の殻を破ろうとして彼女をデートにまで誘っていた。彼女には顕界に大事な人がいて、彼が死ねば迎えに行かなくてはならないと告げると、意外とすんなり身を引いてくれた。その彼がまさか、ヒヨコの情報を売ったというのだろうか。笑みを消したアサコは、そこに疑問を感じずにはいられなかった。


「アサコちゃん、それについては後でお話しするから待っててネ」

「え……!?」


 アサコは度肝を抜かれた。波動の扱いには自信があった。モノローグが漏れるような虞はないと自負していた。その証拠にこれまで誰も、自分だけの考えに口を挟む者などいなかった。自分よりも優秀なヒヨコでさえも、そんな素振りを見せていなかった。

 それなのにどうしてこのアカネという女性は思考を読み取れたのか。

 昼前時アカネについては少しだけ知っている。ヒヨコが懇意にしている情報屋で、その住まいは〈お偲び様〉の北東、鬼門の方角。天界送迎センターのビルが仕切る居住エリアの外――俗に言う〈贔屓(ひき)の海〉の(ほとり)にある。“叡智の(たかどの)”と称される大小様々な本のみで造られた巨大な塔を情報屋の拠点とし、情報屋アリザリンを開業している。

 しかしその本業は、〈贔屓の海〉の管理。竜生九子の長子である贔屓になぞらえられたその湖は、龍脈と呼ばれる死界を流れる水源の支流によってできている。死界の水はまるで意思を持っているように自由自在、変幻自在に動き、扱いが困難だ。しかも〈贔屓の海〉は獄界に通じており、誰かの干渉を受けていなければいつしか天界を飲み込み、ここに住まう善良な魂をごっそり獄界へ流してしまう危険性があるとされている。アカネはそうした危険な場所を管理する重要な役目を担っているとされているが、それ以上の情報を他の誰が持っているのだろうか。きっとヒヨコさえも、それに手足がついたくらいの姿しか見えていないに違いない。

 アカネめと、ヒヨコは脳裏で吐き捨てた。彼女が異物対策委員会の理事の一人に数えられていることは知っていた。それを分かった上で、ハナを殺したという“紅い影”についての情報提供を彼女に依頼していた。

 今まで沢山の人間を、魂を見てきたヒヨコは、東海林や人事部長、果てはこの会社の受付である美人の双子などのあらゆる弱みを握りつつ、こうしてここぞというときに使ってきた。それが彼女の処世術で、それを悪用しないことをある種のモットーとしてきた。

 しかし、全世界を歩き回り、顕界や死界のあらゆる情報をその細い身体を形作る魂に収めたこの女――昼前時アカネの本心、隠れた本質を見抜くことは今日までできなかった。アカネだけではない、彼女を支える二人の部下についても同様だ。情報屋アリザリンは、ペラペラと口を動かす割に、腹を割ることを知らない。死んでからのこの二〇年、彼女らと向き合ってきたが、腹蔵なく話し合ったことなど一度もなかった。

 ただ、これまで一度も、ヒヨコを悪い人間だと決めつけたこともなかった。そういう面では、会長も同じだ。彼もまた、ヒヨコを外見やその言動だけで斬って捨てることなどなかった。

 二人は似ている。どちらかと言えば、会長がアカネに似ている気がする。

 だったらと、ヒヨコはベビーカーにすっぽりと嵌め込まれた会長に向き直った。


「会長、手を貸してほしい」

「ネコの手どころか赤子の手まで借りようと?」


 名指しされた気分になった黒い毛むくじゃらが猫なで声を上げた。


「私はこの仕事に誇りを持っている。この会社を立ち上げたアンタの心意気に敬服する」

「誰か孫の手を貸してくれんか、こそばゆくてかなわん」

「溺れている人がいれば助けるべきだ。口では何とでも言えるが、それを実行に移せる奴は多くない。そのための土台作りをしても、実際にはそんな小さな身体では飛び込めないから他人を頼るしかない。そのことをまた中傷する奴もきっといたに違いない。そんなジレンマに耐えながらアンタは今日までやり遂げた。アンタの心意気に集った連中が、すっかりアンタに惚れ込んでいたからだ」


 彼女は見てきたように言う。それができるのは、多くのガイドの記憶をつまみ食いするようにしてきたからだろうとアカネは推測した。

 アカネは知っている。送迎センターがまだ前身である〈魂引屋(たまひきや)〉であった頃から、それを創業するにあたった経緯や、当時の彼への世間の評判を全て。彼は、それ以前はほとんどボランティアで、物好きだけが行なっていたその仕事を全面的にバックアップしてきたのだ。

 自分はできない、でも助けたいのだと。

 善く生きた者を、善い場所へ導いてやりたいのだと。

 その外見も良かったのだろう。涙を誘い、心を、魂を打ったのだろう。母性本能をくすぐられた、愛に満ちた女性が彼のもとへ集い始めたのだ。


「初め、私は本当にやる気がなかった。アサコさんに救われ、この仕事に多少の興味を持って面接に来たが、周囲の目が私を認めていなかったからどうにもやる気が出なかった。退屈するよりもマシだと思って入社した。だが、初めて魂を救い、ありがとうの一言を受けたとき、やって良かったと思えたんだ。それは感謝のためじゃない、他人の魂のために自分の魂をかけることに誇りを覚えたからだ。生きている頃に無茶をしてきた自分にも、他人のためにできることがあると、その土台を作ってくれている人がいるのだと、命が何よりも尊いのだということを知ったからだ。だが、それも慢心だったと今では思う」


 一〇年後、彼女は神野ハナと出逢った。

 ハナの友人が霊落するその場に居合わせた。生への未練、異物への復讐心、あらゆる怨嗟の念が友を顕界へ呼び戻し、その波動がハナをも呑み込もうとしていた。ヒヨコはハナを助け、ハナは絶望の淵に立たされた。

 そんな少女を自宅に招いた。少女はまさしくネコのようにすっかり居つき、自分も働きたいと言い出した。『ヒヨコさんに憧れたんです』と混じりけのない()(さら)な笑顔で。


「私は神野ハナを病に侵してしまった。あんなに純粋な子を、あんなに自分を慕ってくれている可愛い子を、私は自分の理想に封じ込めて、それが病だと気付くや母ライオンにでもなったつもりで谷底へ突き落としてしまった」


 気付いた頃には手遅れだった。未練を穢れたものとし、霊を悉く嫌うようになった彼女は、死物が未練を覚えぬためならどんな手も使うようになった。そのきっかけをヒヨコの背中が与えていたのだ。

 どうにかしたかった。彼女を救う手立てを探した。以前から知り合っていた昼前時アカネに“紅い影”の捜索を依頼した。だが相手は異物、手がかりらしいものが一向に掴めぬまま、さらに一〇年の時を要した。

 昇滅までの歳月を思えばその程度どうということもなかったし、異物に出逢う確率を思えば今回の一件はとてつもない幸運だと思った。この気を逃すわけにはいかない、しかもこのほど異物に行き遭い殺された少年は、頑なに復讐を望んでいる。凄まじい殺意、しかしながら暴力的ではなく、真っ当に自分を殺した化物を憎んでいる。

 未練を覚えずに果たせるかもしれない。その様子を見て、ハナの病が治るかもしれない。

 賭けるしかなかった。

 ハナのお守りを少年に任せ、ヒヨコはアカネに情報を求めた。ドッペルゲンガーが彼女から聞かされていた“魄を食べる異物”だと知り、“魄こそが命”だと改めて教えられ、さらには少年が語るドッペルゲンガーの姿から一つの仮説が導き出された。

 その仮説を、アカネの部下であるイロが証明してしまった。


「その谷底は深い。私一人ではどうにもできない。私がこの魂を犠牲にしても、アイツを、アイツらを救えない。罰なら何でも受ける、アイツらを救えたのなら獄界にでも行く、異物の生贄にでもなってやる! だから、だから会長頼む、アイツらの若い魂を、その誇り高い手で救ってやってくれ! 後生だ、頼むっ……!!」


 ヒヨコはベビーカーに手を突くと(ひざまず)き、頭を垂れた。

 会長は彼女から溢れる心の波にさらわれ、自分の心を、記憶を過去へと遡らせた。

 自分も“救いたい”、ただその一心だったのではないだろうか。歩くことも、外の世界も知らぬまま死んだ自分だからこそ、他者の辛い想いに寄り添えるのではないか。そう考えて起業し、自分の理念を社員に伝えた。

 動ければと何度願っただろう。しかし生前に覚えなかった肉体的動作を死物ができる道理はない。“善良な魂をドブに捨てるのか”と罵られるたび、社員が霊落したと聞かされるたび、何度胸を掻き(むし)られる想いをしてきたか知れない。

 善意が、時として大事なものを傷つけている。

 彼女は、かつて私が流した涙の一粒か。

 震える彼女の手に触れようとした。それを、「ならん」と社長が切り捨て、ベビーカーにしがみつくヒヨコをその往年の凄まじい波動で弾き飛ばした。


「連中の話が事実であったにせよ、それが天界に何の関係がある」

「次郎ちゃん混乱してるの? やぁだ、かぁわぁうぃ~うぃ~♪」


 アカネは膝を抱えて屈むと、社長のマシュマロのように柔らかい頬をこれでもかと突いた。すぐさま跳ね返る優れた弾力と、光を宿したようなハリの良さを見ていると、次は舐めたくなってくるのが人間の性らしく、アカネは抱きついて唇を寄せようとした。中身がオッサン、爺さんと知っているヒヨコ達には決して真似できない行動だった。

 それを黙って受け入れられる情緒を供えていない赤ちゃん社長は彼女をも波動でもって押し退けた。「真面目な話をしているのだ」と怒鳴る彼に、今度はイロがガラガラを振りつつ頭を撫でて彼のご機嫌を取った。会長のベッドに転がっていた物を拝借したらしい。


「おねむの時間ッスか? 一生懸命話したのにショックッス~、ばぁー」

「寝ぼけておるのはどっちだ。この忍風情が、(わし)に触れるでない!!」


 その一幕に女が動いた。彼の口におしゃぶりを捻じ込むように咥えさせ、「イロちゃんにそんな口利かないでもらえるかなぁ?」と、ヒヨコでさえ初めて見る静かなる激昂ぶりだった。

 アカネから漂う気迫に息を呑んだ社長だったが、そこは何百年もこの世界に存在する死物、口を動かさなくとも波動のみでテレパシーのように一同に声を届けた。死物の口はただの飾りだ。


「事実をここで封じれば、皆何も知らずに昇滅まで暮らし続けられる。仮に漏れても至天門は封じておるから死物が天顕疆界へ逃げ出す心配はない。ガイドも至天門をくぐる際は波動をチェックして思想に邪な点がないか逐一チェックされる手筈になっておる」


 何の心配もない。

 社長はそう断言した。そのセリフに異を唱えたのは御重永アサコだった。


「この話が漏れたとき、そうしてチェックする者が素直に働いているとは思えません」

「何?」

「これだけの事実です。仕事なんてほっぽり出して、博打に出るものがいてもおかしくはないはずです。天界が、いえ獄界も含めた死界が崩れることがあるとすれば、それは未練と否応なく向き合ってきた私達、天界送迎センターからです。そして真実が今、顕界にある以上、それを目の当たりにするのも私達、ガイドです……!」

「ミイラ取りがミイラになる、そう言いたいのか」


 不動明王の天地を睨むような形相に、アサコは身をすぼめて後ろへ下がった。


「喧嘩するほど仲が良いッスね」


 語尾からも判然としているように、社長が湛える真っ赤な双眸にはイロの真っ黒な顔が映っていた。


「獄界の使者。連中もアカネ様の申し出をくだらぬ、ありえぬと突っぱねていたッス。お互い、打ち覆いを被せられたまま、周りが見えなくなっているようッスね」


 死者の顔色を隠す白い布、打ち覆い。顔かけとも呼ばれるそれを未だ拭えぬのは、彼らが死物であるからだろうか。

 社長は遠き日の己の抜け殻を思い出し、「黙らんか!!」と声を荒げた。

「口を慎むのはお前だ、次郎」と会長が窘めた。苦虫を噛み潰したような顔を湛える彼に一つ瞬きをやり、「(ふみ)をしたためる、しばし待て」と一同に伝えた。

 波動をエンジンとして走るらしいベビーカーの進路を社長室と会長室をつなぐ扉へ向けた。アカネが壊した壁は全自動ですっかり元に戻っていた。それを彼女は、おそらく親切心から再び壊した。正拳突きで一発だ。


「アカネちゃんアカネちゃん、ドアって知ってるかな。あ、そっか、(ふすま)世代だっけ?」

「太郎ちゃん、道は自分の手で切り開くものだよ」

「何この子カッコイイ!」


 彼が自室で獄界への書状を作成している間、社長は自分の椅子によじ登って、窓の外を眺めた。会長の決定に逆らえない自分の不甲斐なさを恥じているのか、それともどうにでもなれと自棄になり、世捨て人になろうとしているのか、ヒヨコには皆目見当がつかなかった。ただ、悪いことをしたという気が少なからず彼女の中に浮かんでいた。

 彼女の視線は女に向けられた。ハンチングの下で笑みを湛え、忍が連れてきた黒ネコに人差し指を噛まれて悶絶している奇妙な女に。


「アカネ、お前は何を企んでいる」


 ここにいる全員の言葉を代弁したかのようなセリフだった。

 アカネは笑みを絶やさずに告げた。


「ヒヨコちゃん。私もアナタも似た者同士、ただそれだけの話だよ」


 山なりに閉じた目蓋の奥にある瞳は全てを見透かしているようで、ヒヨコはこれ以上の穿鑿(せんさく)を拒まれた気分になった。

 しばらくして闖入者(ちんにゅうしゃ)があった。行儀よく、というよりもひどく常識的で面白味もなくエレベーターから上がってきた彼を指し、人事部が何か騒いでいた。


「アカネ様、支度が整いまして御座います」

「うん、こっちもすぐにできるよ」

「は」


 一礼する彼に、「井出ランゾウ! 話が違うぞ!?」と正気を戻した人事部長が叫んだ。


「昼前時アカネと日吉ヒヨコは縁を切――!?」


 彼はランゾウの瞳孔と焦点を合わせるや、酔い潰れたように顔を紅潮させ、うつ伏せに倒れて動かなくなった。彼に飲酒の波動をぶつけたのだ。“富士のうわばみ”と呼ばれた彼ならではの記憶だった。


「ランゾウ、アイツを知ってんのか」

「いえ、存じませんなぁ」


 (うそぶ)く彼にヒヨコが鋭い視線を浴びせている傍ら、ついに書状が完成したようだった。会長はそれをアカネではなくヒヨコに手渡した。


「私が行くのか」

「神野ハナを救いたいのはお前だろう」


 ヒヨコは白紙のそれにしたためられた内容を魂で感じ取るとうなずいた。


「私の……、私の可愛い後輩だからな」


 恥らった笑顔に光が宿っていた。その後ろ姿を見ていたアサコが一歩前に出た。


「私も行きます」

「アナタはダメよ」


 アカネがバッサリと切り捨てた。どうしてと問う彼女に、「アナタは普通だもの。普通のお嬢ちゃん」

 子供扱いされてしまったアサコだったが、反駁(はんばく)する気持ちにはなれなかった。とても大きな存在――母にでも頭を撫でられたような、慈愛に満ちた波動に包まれたからだ。


「どうしてもと言うのなら、彼女が戻ってきた後、一緒に天顕疆界へ降りればいいよ」


 イロとランゾウに連れられて、ヒヨコは社長室を後にした。窓を蹴破り、顔を覆う社長を背にして。

 目指すは天界の外れ――鬼門に位置する〈贔屓の海〉。

 常々切り落とされている〈お偲び様〉の広い枝が揺れ、手を振っているように見えた。

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