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始まり…

ド下手くそですがご了承ください…。

|家に帰ってすぐのこと。

「ただいま」

「おかえり。あっ、後でリビングに来て!」

リビングから体を半分くらい出している姉に言われた。

「んっ、わかった。」

俺はそういうと、二階の自分の部屋に入った。部屋に入ると鞄を机の上に置き私服に着替える。部屋に置いてある鏡を見るとそこに見えるのはいつもの姿。十年前からあまり変わっていない。いつもどうりの狼のような耳と尻尾のある俺の身体。なぜこのような耳と尻尾があるのかはわからない。原因と思われるのは十年前の事件。世界中に正体不明のウイルスが発生したことだろうと思われる。

「っと、リビングに行かなきゃ。オト姉が呼んでたんだ。」

俺は急いで一階に降りてリビングに行く。リビングに入るとテレビの前のソファに二人の女性が座っていた。一人は俺の実の姉、大神音色(通称オト姉)年齢は俺より一つ上の高校二年生。俺とは違い銀髪ではなく、濃いめの栗色の髪、スタイルはよく身長も平均より高め。学校ではそれはもうモテている。俺と同じところは、緋色の眼とちょっとした顔つきくらいだろう。

 入ってきた俺を見るとオト姉は手で右側のソファに座るように促す。俺はそれに従い右側のソファに座る。

「どうも山鹿さん」

俺はオト姉の隣に座っているもう一人の女性に声をかけた。彼女はオト姉の唯一の親友、山鹿舞。黒髪黒眼の大和撫子。少し長めの髪を二つに縛って前に垂らしている。言うなら二つ縛りミディアム?とでも言うのであろう。俺の親友の一人であるヒロは、

「艦○れの○鯨さんみたいな髪型」

と言っていた。そして一番の特徴はその大きな胸。推定E~Fと思われる。その上スタイルが異常に良い。ゆえに山鹿さんは学校でもすごい人気がある。

山鹿さんは俺を見ると耳まで真っ赤に染まる。恥ずかしがり屋だなと思いながらオト姉のほうを向く。

「なんか用でもあるの?」

「うん。舞ちゃん、ほらっ」

「ま、待ってよ。まだ心の準備がー」

と、二人でひそひそと話し始めた。これ、俺必要なんですかね?

「オト姉、用は…」

「ああ、私じゃなくて舞ちゃんから用があるの」

「ちょ、ちょっと待って」

「ほら!勢いが大事だからさ」

「で、でも…」

「私が近くにいてあげるから、ね?」

「う、うん…」

「ほら勇気出して!」

「う、うん!」

話し終わったのかオト姉の方から俺の方に向く。舞さんは俺の眼を見たのち眼をギュッとつぶり言った。

「す、好きです!付き合ってくだしゃい!」

「…えっ?」

俺は眼を点にした。

「舞ちゃん、舞ちゃん、噛んじゃってるよ」

「ふぇっ!」

山鹿さんは眼を点にした後、あたふたと慌て始めた。いつもなら慌てている山鹿さんを見て、可愛らしい人だなぁなどと思うが…。

(えっ、なに?何なの?告白されたの?一つ年上の先輩に?姉の親友に?えぇ?)

と、このようにパニックになっていた。もちろんこんなことだから二人の話していることは耳に入ってこない。

「ぎ、銀くん」

「は、はい…」

「あ、あの付き合ってください!」

「え、えっと…何に付き合えば…?」

(しまったぁぁぁ!典型的なボケをしてしまったぁぁぁ!)

「銀くん、銀くん」

「な、なに、オト姉…?」

俺は冷汗をかくのを感じながらオト姉の方を向く。

「銀くんってムラムラすると強くなるの?持病もち?H○S?」

「違う!別に俺はツンデレピンク髪ツインテとデュオ組んだりしてない!」

そんな感じでオト姉と口論をしていると…。

「あ、あの、銀くん」

「あ、はい」

俺は山鹿さんの方に向き直った。

「え、えっと、その、へ、返事は…」

「あっと…えぇ、その…」

俺は自分自身の顔が赤くなるのを感じながら答えた。




 翌日火曜、


「おはよう、ヒロ」

「おお、おはよう銀」

教室に入ると、いつもどうり親友の大原和広(通称ヒロ)がいた。ヒロは明るめの茶髪に少し暗い茶色の眼をしたイケメン、女子からの人気は高いが…一部は違う目であろうと思われる。俺はいつもどうり一番左の一番後ろの席に座ると、いつもどうり俺の前に座るヒロはこちらに横を向けるように座る。そして隣でしゃべっていた二人の女子も話に入ってきた。

「おはよう、銀くん」

「銀くん、おはよう」

「ああ、おはよう」

二人の名前は田中花鈴(通称リン)と藤原ほのか(通称ほのさん)である。リンは明るめの茶髪に黒眼のボーイッシュ系の女の子。少し男勝りで胸が無いと言って良いほど小さい。

「銀、今失礼なこと考えなかった?」

「いや、その残念な胸に誓って思ってないよ」

「今思ったこと言ったよね!」

この会話もいつもどうり。ここでほのさんも話に加わる。ほのさんはこげ茶色の髪と眼、おとなしめでしっかりしている。その上スタイルもなかなか。それなりにモテる。

「リンちゃん胸はそのうち大きくなるよ」

「態度もな」

「銀くん一言多い…よ?」

「ほのちゃん?何その間、あとなぜ疑問形!?」

この会話もいつもどうり。いつもどうりならそろそろもう一人来るはずだが…。

「おはよぉ、みんな」

「おお、おはようイタ○ア」

「ヒロ…僕はヘタレでもないし擬人化された国でもないよ」

こいつの名前は、岩月昴(通称スバル)。明るめの茶髪に眼。そしてちょっと中性的。声が少し高く女子からの人気が高い。やはり一部の眼が違うと思うが…。いつもどうりならここからたわいもない話が来るはずだが、やはり噂は広まるもので…。

「なあ、銀さんや」

「何その呼び方…」

「お前、舞さんと付き合ってるってホントか?」

「「「えっ、まじ!」」」

リン、ほのさん、スバルの声が重なる。舞さんの人気は高い。よってクラス中から注目が集まるのは当然のことで…。

「えっと…どこからの情報?」

「いつもどうり、オト姉さんからだけど?」

「お、オト姉…」

俺は絶句する。

「で、どうよ、付き合ってるのか?違うのか?」

ヒロは顔を近づけ聞いてくる。俺は立ち上がり…。

「ごめん。ちょっとトイレに行ってくる」

「「「ちょっと待ちな」」」

教室から出ようとしたときリン、ほのさん、スバル、の三人の声に止められる。

「な、なに?」

なるべく笑顔を作りながら三人を見る。

こわっ!三人とも後ろから阿修羅出てますよ!そしてクラスメイトからからちらほら殺気が…。

「「「どうなの?付き合ってるの?リア充くん?」」」

「い、言わなきゃダメか?」

三人の気に押されとっさに言ってしまった某有名アニメの主人公が初めて二刀流を使い終わった後のようなセリフ。

「「「そりゃ、もちろん」」」

「えっと…断る!」

「「「だが断る!」」」

それから先生が朝のSTが始まるから、と止めに入るまでリ○ル鬼ごっこらしきものは続いた。


多分続きを書くと思います…。多分…。

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