番外編2ー始まりの終わり。。。
「あーあ、めんどくせえ看守も片づけたことだし、さっさとここからずらかるとするか」
俺の名前は豊臣雄馬、俺は日本生まれ日本育ちの至って普通の大学生だったが、ある時友達と新宿で飲んだくれていて時に、変な輩からケンカを売られ、酔っていたこともあり不覚にもそのケンカを買ってしまった。うちが有名な武術の家系で、幼いころからありとあらゆる武術を叩き込まれていた俺はその輩を華麗にノックアウトしたんだが、後日新宿で飲んだくれていた際に10人がかりで待ち伏せされていて、無様にもボコボコにされてしまった。そのあとは、そいつらの事務所に引きずられながら連れていかれた。どうやらあいつらかなりやばい暴力団だったようで、そのあと無理やり俺を縄で縄で縛り上げ、けじめと称してチャカで頭を一発ズドンと打ち抜きやがった。
「ったく、たかが20歳のガキ相手に容赦ねえ連中だったぜ」
そのあと奇跡的に生きていた。なんてことはなく、普通に死んだ俺は気が付いたら。空からスカイダイビングしていたところだった。意味が分からないと思うだろうが俺も自分の身に何が起こっているのかわからなかった。しかし、空から落ちている際そこが日本ではないことには気が付いた。理由はその時落下していた真下にはかつて資料で読んだことあったローマのコロッセオのような光景が広がっていたからだ。そしてものすごいスピードで落下しっていた俺はどうにかして無事に着地しようと考えたが、あれこれ考える暇もなく真下にいた人間数名を巻き込み地面に叩きつけられた。
「そして早くも二度目の死亡を経験するかと思われたが奇跡的にこの世界の医療が進んでいたのと、俺の昔から鍛えあげた肉体のおかげでなんとかその場にいた俺だけが一命を繋ぎとめた。だがしかし、俺が落下に巻き込んだ人間の一人がこのコロッセオの英雄と呼ばれる人間の一人だったようで、俺は回復後即豚小屋にぶち込まれ、テロを目論んだ極悪人としてここコロッセオをで闘技者として戦わせられることとなった。
「あれから2年が過ぎたのか…」
当時は英雄を殺したテロリストとして、試合をすれば大ブーイングの嵐であったが、今ではここコロッセオの人気闘技者として名を連ねている。
そして2年が過ぎた今、ついに昔から企んでいた脱獄を実行するに至る。