番外編1ー始まりの終わり。。。
何分初めての投稿なので誤字脱字などのミスはあると思いますが、そういったミスを見つけ次第コメントで教えていただけたら幸いです
ザッパーン
バケツに入った満帆の泥水を看守が一人の囚人に向かって投げかけた。
「オイッ!7534番起きろ」
「うごっっ、チッ何しやがるてめえ!!」
泥水が滴る黒髪を左右に振りながら、目つきの悪い目を向けながら看守にむかって怒鳴り散らかした。
「ハッ(笑)朝一番で俺様が水溜まりから汲んできたミネラルウォーターはおいしかい?」
いやらしい笑みを浮かべた看守がその黒髪の囚人を煽るような言葉を吐きかける。
「お前一回お礼に肩でももんでやるから、この牢屋から出しやがれ」
「ああ出してやるとも、その牢屋の敷井から足を踏み出したその日がお前の命日になるだろうがな(笑)」
「へッ!良い年したおっさんがこんなガキ一人にビビってやがる。今日のところは見逃してやるからはよここからいね!」
「チッ、生意気なガキだぜ全く」
看守が腹を立てながらその場から去ろうとする。
「おっと新鮮な水をくれたお礼だぜ」
そこで少年は足元にあったコップに入った液体を看守に向かって投げかける。
「くっこのガキィ、、、って臭え!!なんだこれ?!」
「カッカ!馬鹿が俺のロマネションベンコンティだよ3日もののな、ありがたがりやがれ!」
次の瞬間、堪忍袋の緒が切れた看守が腰に付けたリモコン少年のほうに向けスイッチ押した。すると少年に嵌められた首輪から青白い電流が流れだし少年は悶え苦しみだす。
『ぐっ、ぐがが」
「ガキが調子に乗りやがって、その首輪はお前たちをお前たちに激痛と10分間の能力の封印をもたらす特別製の魔道具さ、さてさて、哀れな獣にここはひとつ俺が教育を施してやろう。」
すると看守は腰についた剣を抜き少年に歩み寄る。そしてついに看守は剣を上段に構え少年に向かって振り下ろそうとした不敵な笑みを浮かべた笑みを浮かべる。
すると次の瞬間少年は自らの手で首輪を掴み首輪を引きちぎった。
「なっ馬鹿な!その首輪はオリハルコン性だぞ!」
そして少年は一瞬で看守との距離縮め、看守の首根っこを掴み上げる。
「ケッ!こんな輪っかなんざ粘土細工みたいなもんだぜ!お前らいくら戦績が7割とは言えこの強者殺しの雄馬様を舐めすぎだぜ。俺がこのコロッセオにぶち込まれてからの2年間で戦った人数は500人余りはいるが、本気だして負ける可能性があった相手なんざ2,3にんがいいとこだぜ。」
「クッ!戯言言うな!現に過去の戦いの3割は勝負に敗れてるではないかっ!」
「カッカ!そんなかてぇ頭してるからいつまで経っても出世できずに看守どまりなんだよ(笑)。お前がいくらアホとはいえこのコッロセオの裏で行われている裏カジノくらいは知ってるよなぁ?」
「ああ、ゴフッッ!この国の重鎮達がコロッセオの闘技者達を賭けの対象にしてるあの賭博場の事だろ?まさっかっ!」
「ああそうだ。俺様顔が広いもんでそこに俺の知り合いがいるのよ。俺の勝ちが続いて相手の倍率が高くなってる時にそいつを使って俺の負けに高額なbetをさせるんだよ。そしてそこで俺はあえて負けて大金をがっぽり稼いでたわけよ」
「クッ!そんなばかなっ、あのカジノは闘技者と手を結ぶ行為はご法度であのこの国最強と言われ、そして何よりこのコロッセオの絶対責任者である監獄長セルビア様が統治にあたっていらしゃるはずだぞっ!」
「ああその通りだ、あの女の目を出し抜くなんてマネはまず不可能だ。」
「なら貴様はどうやって!」
「その先はお前は知らなくていいんだよ」
スッパッ、少年は看守の首を手刀で切り落とした。
「やれやれこっちの世界に来てからというもの人を殺すのに抵抗がなくなってきていけねなぁ」
そして少年は看守の服と装備を身に纏い歩き出した。