4話 レミリアの妹登場?
〜前回のあらすじ〜
無事、パチュリーと仲良くなれた魔理沙。
突如、文が2年A組の教室に入って大混乱に。
(色々な意味で)
そこで、魔理沙は偶然会ったレミリアの家に行くことに……
ーーーー紅魔館ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
幻想学園から紅魔館に着くにはそんなに時間はかからなかった。
紅魔館の門は一般マンションのドアの3倍ぐらいはあった。
紅魔館本館はおとぎ話のような少し古い、紅い洋風の館だ。
いわゆる『お化け屋敷』だろう。
庭はそこら辺の家5件は立てられそうだった。
これを今の時代では『レベチ』って言うんだなと思った。
咲夜「ようこそ、紅魔館へ」
玄関には、沢山の靴がズラりと並べてあった。
きっと咲夜さんみたいなメイドさんがいるんだなぁ。
咲夜「では、ルームツアーと行きましょうか」
レミリア「ええ、そうね」
レミリアさんは頷いた。
咲夜「右の方へ行きますと、地下室に続く階段があります。私やお嬢様の許可がない限り入らないように。」
霊夢「はーい」
というか霊夢ついてきてたんだった……、
「魔理沙に何かあったら危ない」とか言って……。
まあいっか。
パチュリー「左の方は、私が管理する大図書館よ……ゴホゴホ。風邪気味だから休むわね……」
レミリア「体調には気をつけなさいね〜」
パチュリーさんとレミリアさんって実は友達なのかな。違和感が全く無い。
咲夜「階段をのぼって右の方へ行きますと、私やメイド達の部屋となります。」
咲夜さん以外のメイドさんってどんな感じなんだろう?
咲夜「左の方へ行きますと、お嬢様やパチュリー様、美鈴の部屋。そしてお客様の部屋となります。」
魔理沙「そういえば、妹さんもその部屋なんですよね……?」
確か、文さんの『文々。新聞』に『絶世の美少女姉妹』シリーズの中にスカーレット姉妹の枠があったんだよね。
確か……姉がレミリアさんで、妹さんがフランドールさんだっけ。
咲夜「ええ、そうね。」
少し焦った素振りで言った。
???「ねえ、嘘つくのやめてくれない?」
レミリア「フラン……!」
咲夜「妹様……!」
フラン「そろそろ『外』に出してよ!お姉様!!」
フランさんの声が響き渡る。
レミリア「…………。」
しばらく沈黙の時間が訪れた。
この沈黙の時間を途切れさせたのはフランさんだった。
フラン「……貴方誰?」
そう言って、フランさんは私を指さした。
魔理沙「えっと、霧雨魔理沙です。」
フラン「魔理沙、気に入ったわ!ちょっとこっちに来て頂戴!」
そう言って、私の袖を引っ張った。
魔理沙「あうっ……ちょっとぉ……!!」
私はフランさんに引っ張られながら、地下室へと移動した。
ーーーー私の体感的に1時間後ーーーーーーーーーーーーー
フラン「ふぐぅ……」
魔理沙「もう眠いの?」
私はいつの間にか敬語が抜けていた。
フラン「うん、おやすみなさい。魔理沙……。」
フランちゃんはそう言って寝息を立てた。
もう完全に眠ってしまったようだ。
もう何時間だっただろうか。
私の体感的にはもう1時間たった気分。
きっと霊夢たちが待ってるに違いない。
早く行かなくては。
そうして、長い地下室の階段を登った。
ーーーー紅魔館ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
魔理沙「霊夢!おま……」
霊夢「魔理沙!外を見てみたら、紅い霧があるわ!!」
え?紅い霧???
霊夢「きっと、これが『紅霧異変』と同じならレミリアが関係してるに違いないっ!早く行くわよ!」
魔理沙「え!?!?ちょっと待ってぇ……(泣)」
私達は『紅霧異変』を解決しに、レミリアさんの所へ向かいだしたのだった……。
これが、私にとって『初めての異変』だった……。
〜次回予告〜
『紅霧異変』の解決に向かう霊夢と魔理沙。
そこで、小学生たちで結成された『クールフェアリークルー』の3人と勝負することに……。
居眠り門番との勝負もお楽しみに☆
次回もお楽しみに♪