1話 春はどこへ?
〜前回のあらすじ〜
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【ファイルを開きますか?】
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新しい友達、アリスが出来た魔理沙。
魔理沙は夢の世界?で『八雲紫』という人物に会う。
八雲紫は□□□で△△△で〇〇〇。
□□□は八雲紫を援護する□□□。
同じく×××も八雲紫を援護する□□□。
八雲紫には□□□□□と〇〇〇〇〇という友人がいる。
〇〇〇〇〇〇で□□□□□□□□な〇〇〇。
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇。
【これ以上閲覧すると本当に呪われてしまいます】
【それでも見ますか?】
はい いいえ
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【どうぞ、物語の続きをお楽しみください】
「…ダメだ。『八雲紫』のことについて全く分からない。一体、どうすれば…」
10個目!
というか早……
2023年 4月 25日
私が幻想街、幻想学園にやって来てから約10日が経過した。
『紅霧異変』解決後、フランちゃんは幻想学園に毎日行って友達を作る明るい子になることが出来たり、
レミリアさんはカリスマ性が溢れる優しい姉だという噂が流れたりした。
結果的には『ハッピーエンド』ってわけなんです。
でも、私は『八雲紫』さんが言ってた言葉が気になってた。
「□□□は取り戻して見せないと…もうすぐ霊夢達や『他の世界』の住民が危ない……」
『□□□』が何なのか。
『他の世界』の住民は誰なのか。
『八雲紫』という人物は何者なのか。
そもそも『八雲紫』という人物は存在するのか。
まだ全部分からないけど、まあいいよね!
↑雰囲気が台無し
魔理沙「おはようございま〜す」
私は教室のドアを開けて言った。
咲夜「あら魔理沙さん、おはようございます」
咲夜さんとも『紅霧異変』以降、不思議に仲が良くなった。
妖夢「あれ…一限の教科って何でしたっけ?」
アリス「確か、国語だったはずよね?」
早苗「そうですね!さすがアリスさん!」
アリスは褒められて嬉しそうな顔をした。
チームワークも良くなってきた2年A組だった。
すると、突然霊夢が
霊夢「そういえば、今日ってちょうど1年前よね……」
早苗「? 何の1年前なんですか?」
霊夢は「うげ、聞いてたの……」とにがり虫をかみ潰したような顔をした。
霊夢「……仕方ないわね。じゃあ、話せる限り話すから、よーく聞きなさいね?」
これはちょうど1年前の出来事だったわ。
そういえば、ここでレミリアや咲夜、妖夢達に初めて会う異変でもあるわね……。
ーーー2022年 4月25日 博麗神社ーーーーーー
霊夢「寒いわねぇ……」
私はため息をついた。
真乃未「霊夢、雪が降ってるのだから遊んできたらどう?滅多に幻想街に雪なんか降らないわよ?」
こっちは私のお母さんであり、現役『博麗の巫女』である博麗真乃未。
私の性格とは打って変わっておしとやかなお姉さんキャラって感じ。
私は少し苦手ね。
(母を苦手って…正直自分でもビックリするわ……)
博麗の巫女に代々受け継がれる『空を飛ぶ程度の能力』を唯一持ってない巫女なのだけど、代わりに
『霊を司る程度の能力』っていう、悪意の無い霊を操る事が出来るのよ。
まあ、全ての霊を操れるかは私にも分からないのだけどね……。
真乃未「ほら、霊たちも愉快に遊んでるのだから霊夢も遊んできなさいな」
そう言って、お母さんは霊ではなく⑨小学生を指さした。
チルノ「わーい!雪だ雪だ〜!!」
私は博麗神社を少し出て、
霊夢「あんたそこで何やってるのかしら?(圧)」
と、低い声で言った。
チルノ「うわああ!!ごめんなさーい!!」
そして、チルノは遠くの方へ逃げていった。
(多分自分の家の方向)
霊夢「はあ……全く、隙も無いんだから。」
私は2回目のため息をついた。
……そうだ、魔理沙に連絡しないと。
私は博麗神社に戻って、魔理沙に連絡を取ることにした。
ーーーーー博麗神社ーーーーーーーーーーーー
私はスマホでLINEを開いた。
そして、博麗神社の雪の景色の写真と共に、
霊夢【私の所こんな感じなんだけど、魔理沙の所はどんな感じ?】
そうすると、返信は1分ぐらいで返ってきた。
魔理沙【凄い満開。綺麗だよ〜。霊夢の所はまだ雪が降るほど寒いんだね?体調管理気をつけてね。】
と、東京都の桜の写真と共に送られてきた。
霊夢【そうなんだ。ありがとね。】
と、一応返しておいた。
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魔理沙「あれそういう事だったの!?」
霊夢「うん、そうなのよね。明らかおかしいと思ってたから。北海道だったらまだ分かるんだけど。」
咲夜「北海道……知らないわね……??」
あれ、咲夜さん北海道知らないんだ……。
結構特徴的だと思うんだけど。
まあいっか。
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霊夢「……私、これ異変だと思うわ!だから行ってくる!」
私は外に出た。
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真乃未「……まさか、私が言う前に気づくなんて……ちょっと感心したわね……」
真乃未が嬉しそうな顔をする。
紫「あら、真乃未。今回の異変は貴方の娘の霊夢が解決するのかしら?」
私が神社の襖から姿を表した。
真乃未「 紫……!まあ、あの子ももう13歳だし、あの子にも博麗の巫女を受け継いで欲しいのが本音だし、試しに、かしらね」
真乃未が顔に手を当てながら言う。
紫「まあ、『幽々子』と『妖夢』が上手くやってくれることを願うばかりね。まあ、『幽々子』の好奇心でこの異変が起きてるのだけど。」
と、呆れ顔をしながら私は言ったのだった。
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キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン。
チャイムがなった。
霊夢「あ、もう時間ね。じゃあ、次の休み時間にまた話すわね。」
華扇「それでは、日直の人お願いします」
私達は1限目の国語を始めた。
〜次回予告〜
春のはずなのに雪が降っていることに違和感を感じ、外を飛び出した霊夢。
まさかのヘアピンを落とした学生出現!?
迷子の子も出現!?
色々とハチャメチャな物語をお楽しみに♪