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こんな設定のラノベはどうでしょう (5)

作者: 入江

股間の想像を絶する痛みがきっかけとなって趙高は一瞬のうちに己の未来を幻視した。が次の瞬間には意識を手放していた。

処置後の長く辛い回復の間に趙高は、過去の記憶のようにも、意識喪失している間にみた夢のようにも思われる未来の絵図を繰り返し検討した。今もなお不定期に予知夢をみており、それは実現したり、実現を阻止できたりすることが分かってきた。

それにしても何故、と趙高は考える、男としての機能を失う前にこの能力は発現しなかったのか。天帝も残酷なことをなさる。己の男根の代償に中原のすべてを雄を去勢してくれる。自分にはその権利がある、そう趙高は考える。


§


勇者の不作。


処女性を失うと聖女ではいられない。同様に勇者は童貞でなければならない。

さかりのついた10 代の少年、くらっとくるような容姿の持ち主で、しかも勇者の加護が与えられた、に禁欲を求めるのは酷というものだ。

勇者が数百年に一度しか出現しない理由の第一はそこにあるとの論文が「ネイチャー」に掲載されて、大騒ぎとなる。

論文の付録の対案:

1. 去勢する。

2. 女性恐怖症を植え付ける。

3. 同性愛 (実事を伴う) でヴァージニティが失われるか実験してみる。

にはブーイングの嵐だった。


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