サウナーなのです
サウナーとして、サウナの種類と違いを解説しつつ、布教していきます。
サウナーなのです。
ということで、サウナ布教と行きたいところなんですが、皆さんはサウナはお好きでしょうか。
最近は健康にいい、整う、とかでサウナブーム、嬉しいですね。ちょっと昔とか、サウナは実は体に悪いとか叩かれたりもしたのに。
で、サウナの健康効果って色々と謳われていますけど、あれって何処まで信用出来るのってなりますよね。因みに、サウナに関する学術論文のおよそ8割はフィンランドの研究だそうです。さすがサウナの聖地。
で、パート2、フィンランドのサウナって、湿式サウナなんですよ。日本で一般的なのは乾式サウナなんですね。日本でも湿式サウナを置いているところもありますが、あまり、多くないですね。
サウナの健康効果を謳う論文は8割以上が湿式サウナについてのものだと言うことになりますね。
「言っても同じサウナだろ」
そう思ったあなたに悲報。
全然、違います。
私はどちらも入ったことがありますが、本当に別物です。
具体的な違いとして、乾式サウナは温度が90~100度と非常に高く、ヒーターの熱によって直接、空気を温めていて、湿度は20%以下ととても低いです。
日本では水風呂に入り、外気浴を3セットなんて言いますが、高温のサウナに長時間入れませんし、水風呂で熱をとり、心拍数をコントロールするのが日本式ですね。
で、湿式サウナはスチームサウナとミストサウナがありますが、どちらも温度は40~50度と乾式サウナに比べ低いかわりに、湿度は100%ととても高いのが特徴ですね。
熱した石に水をかけ蒸気をあげるロウリュが醍醐味のフィンランド式のサウナは蒸気によって室温をあげるスチームサウナですね。
ミストサウナは熱した水を蒸気ではなく、霧として噴射して室温をあげます。
スチームサウナ=蒸気(気体)
ミストサウナ=霧(液体)
この違いがありますね。
乾式サウナに比べて温度が低いためにじっくりと体を温めることができ、比較的、長時間に渡って入っていられます。乾式サウナほど熱くないですから、水風呂に入ることはあまりしないですね。シャワーを浴びて外気浴で十分ですね。
実際、フィンランドでも水風呂はなく、湖や池の氷に穴をあけて、飛び込むのも、近くにそうした水場があることが前提で、やる人は少数派のようですよ。
フィンランドではゆっくりとサウナに入り、のぼせてきたら外気浴って感じで、サウナ→水風呂→外気浴で整うって感覚ではないようです。
私もスチームサウナやミストサウナに入った時はあまり水風呂は使いませんね。寒くなってしまうので。
乾式サウナに入る時はがっつり水風呂に入って外気浴します。先日も外気浴しようと、露天風呂の横にあるリクライニングシートに行ったら、雪が積もっていて、まず、雪をお湯で溶かして、それから、横になったんですが、これが気持ち良かった。
あまりの気持ち良さに眠くなりましたが、凍死案件発生が目に見えていて、リアル「寝たら死ぬぞー」な状況だったので、寝ないように気をつけました。
さて、これらを踏まえて、特に乾式サウナに入る時の注意点として、水分の補給を小まめにしましょう。怠れば脱水症状になります。
あとは、無理し過ぎないですかね。
先から入った人よりは後に出るとか、水風呂に長時間浸かりっぱなしとか、修行のような追い込み方で無理をして、体調を崩しても仕方ないので適度に自分にあった利用をしましょう。
水分補給については湿式サウナでも同様に。
乾式サウナより温度は低いですが、高湿なため、十分に温かく、汗はかきますから、水分をとることをオススメします。
たくさん汗をかいて、このあとのビールがっ、って気持ちはわかるんですが、それで倒れたりしたら大変ですからね。
故西城秀樹氏も大好きなサウナで水分補給をほぼしていなかったことも脳梗塞となった原因だと言われていますね。
闘病から復活を遂げられましたが、再発、結果として、早すぎる死となってしまいました。
メリットも多いサウナですけれど、体に悪いとバッシングされた過去を持つのは、何も謂れない偏見の産物ではなく、安全に配慮して利用しないと危険だということなんですね。
サウナブームの流れで利用者も増えていますし、興味のある方もいると思いますが、サウナに10分、水風呂2分、外気浴、これを3セットなんてのを真に受けないで下さい。
サウナにも種類があり、同じドライサウナでも、低いところでは60度なんてとこもありましたし、高いとこで110度なんてとこもあった。
水風呂も流水をためてるだけで、20度くらいのぬるいとこもあったし、サウナ用の冷却機を使った15度以下のとこもある。
外気浴にいたっては、夏は日光浴で暑いし、冬は凍えるほど寒い。
そして、本人の体質、体調で大きく変わりますから、程々に限界を感じる程度にサウナに入り、水風呂に入る時は足から水をかけて、ゆっくり入水、外気浴では寝てしまうと危険なこともありますから、眠気が来たら、入浴をやめて、服を着てから休みましょう。
当たり前のことですが、結構サウナに入ってると無理しちゃうので、私も含めて気を付けて楽しみましょう。
私個人の感想で、エビデンスについては定かではありませんが、筋トレのワークアウトのあと、サウナ→水風呂をしてボディケアすると、翌日の筋肉痛が軽減され、回復も早い気がしますね。
ヒートプロテインの効果についての研究などもあるようで、その効果かとも思いますし、サウナと水風呂、外気浴に加えて、寝湯でゆっくり体を温めつつ休むようにしているので、そのお陰かもしれませんが。
ハードに追い込んで1時間ほどワークアウトして、2時間かけてサウナとお風呂でボディケア、オススメの休日の過ごし方ですので、皆さんも一緒にゴリマッチョになってみませんか。
えっ、布教するものが間違ってるって、そんなことはありませんよ。サウナーは追い込むことには定評のあるマッチョと親和性の高い生物ですから。( ´∀`)Σ⊂(゜Д゜ )ンナワケナイ
本当に間違って使うと危険です。
脱水症状はその瞬間だけでなく、継続的に体にダメージを与えるので、小まめに水分補給は絶対にしましょう。
フィンランドでは、スチームサウナ宴会のような形でサウナの熱源の石の上に網をおいて、ソーセージなどを炙って、皆で食べたり飲んだりしながら、わいわいと入ることもあるようで、さすがはロウリュによって湿度や温度を適度にコントロールできるフィンランド式サウナならではだと思いましたね。