14/14
Last!
時空を掴むようだった
わけもわからず書いた
その記号は◯で
ただのゴーストライターがつけた
あの日解答しようとして
その空欄すら無かったことを知った
どんなに誤ったって
未来は真っ白だったんだ
『でも』はもう聞かないよ
バンドじゃないと効かないおまじない
４だから こんなにも強い気持ちになった
ずっと夢を見ていた
今日まで冷めることなんてなかった
『いつか一緒に音を鳴らせるかな』
だからこそ
Last!
だってもう決めたんだ
その先のわたしたちを迎えに行こう
たとえそれが死ぬほど苦しい道だとしても
どうせ他に生きる意味なんてないし
Last!
きっと『あしたのうた』のさらにその先で
『わたしのうた』と『あなたのうた』を塗り替えよう
たとえ それが今を否定したって
あなたにもらった声でないと意味なんてないし
一緒に見た夢 何一つ敵わなくても
「次の夢を見よう」なんてこと、無いよ
だって、初めて鳴らしたあの音が
この耳の中に残り続けてる
『本当』は醜いけど
本当はずっと居たい
やさしくなんてなくていいから
全部話そう
一つ残らず 全部
Last!
だってもう決めたんだ
その先のわたしたちを迎えに行こう
たとえそれが死ぬほど苦しい道だとしても
どうせ他に生きる意味なんてないし
Last!
きっと『あした』のさらにその先で
『わたし』と『あなた』を塗り替えよう
たとえ それが今を否定したって
あなたにもらった声でないと意味なんてないし
ねえ、聞こえる？
最後の言葉 消して
振り返らないで
言っていいかなんて もう迷わないで
ほら、これで未来は空欄になった
ぽっかり空いた穴を
その声で満たして
離れかけても
夢に向かうわたしたちを
今一度、ちゃんと結ぼう
そのための常套句だよ
せーの、
『つづく！』
作詞：吾妻由莉
作曲：小沼拓人
