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私小節

それは私自身よりも私自身だった

ひとりぼっちで書いた歌が

遠い街に住む運命の人たちに届いて

私の名前は

「私たちの名前」になった


それは『わたしのうた』よりも私の歌だった

1を4回掛け算した音に

70億分の私じゃ届かなくなって

「私の名前」に

私の声は小さすぎた


ねえ 自分にしか出来ないこと

やっと一つだけ見つけた

それはあなたの手を離すことだ


この場所が原点だから

放射状 踏み出す最初の一歩は

どうしても分かれ道で

進むほどに離れていくけど

それこそが ここにいた証拠になるのなら


言葉は難しいな

前に進まなくちゃって思うのに

『前』って『過去』のことで

『前』って『ラスト』のことだ


この星は球体だから

まっすぐ進んだらいつか辿り着けるかな

文字通り一回り大きくなったら

もう一度一緒に鳴らせるかな


それならその場所を

どうかこの旅の目的地にさせて

ここに向かうことを『前進』と呼べるなら

私はきっと前を向いて歩いていけるから


はじまりは私の歌で

きっかけはあなたの歌だった

平日に始まった私たちのキョウソウを

明日からの日々のおまもりにして


ううん

やっぱり思い出は

ちゃんとこの場所に埋めていこう

今日の涙を吸い込んで芽吹いた言の葉が

いつか待ち合わせの目印になるくらい

大きな木になりますように


旅の目的地の目印になるくらい

大きな木になりますように

作詞:市川天音

作曲:市川天音

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