最初の推理 3
「・・・・で、最初の質問なんだが、佐藤の家にどのくらいの知り合いが出入りしているんだ?」
「・・・・それ関係あります?」
「あるぞ、例えば、ツブヤキのこの写真、これどう考えても家の中から撮ってるだろ。 少なくとも、家の中に侵入し、カメラを設置するしかないだろ。」
「そうですね、友達なら、遊びに来てます。弟の場合は、わかりませんけど。」
「そうか、まぁそりゃそうだろうな」
「・・・・この件に関してご両親は、どういったて対応をしていた?」
そういうと、彼女は、気まずそうに言った。
「実は、まだ私の親には、相談してないんです」
流石にこの状態でその手にでるか、と思いつつ自分の感情を押し殺して言う。
「・・・・一応事情は聞く」
「私の親は、共働きでいつも忙しそうにしているから、迷惑かけたくないと思って」
「そうやって抱え込んで、自分が壊れてちゃ世話ないだろ。」
「だからお願いします、このことは、私の親には内緒でお願いします。」
「 完全には、保証しかねる。確実にバレない方法なんてないんだからな」
「ありがとうございます」
「いや、なんでそこで感謝する?」
「完璧には、出来ないけど、それでも最善を尽くすて言う意味じゃないんですか?」
「・・・・」
図星だ。
「わかった、期待は、するなよ」
「よろしくお願いします」