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ViB  作者: うーまる
5/19

ViB 展開~今日~

前回は主題歌を載せましたが、今回はちゃんと物語を進めていきます。

更新ペースは遅めですが、少しずつでも載せていこうと思います。


「こんにちは!徳川仁と言います。よろしくお願いします。」


「こんにちは。徳川修だ。よろしく。」


いきなりの新キャラではあるのだが濤川の家に来ていたテストプレイヤー兼、濤川の親戚の徳川兄弟。

双子で武将徳川家康を彷彿とさせるようなテディベアの様な白熊と黒熊がそこにいた。


「神崎です。よろしくお願いします。」


「芝宗光だよ!よろしくね!」


「という事で、私、濤川鈴の友人であり遠い親戚の同い年のタヌキ兄弟もテスターとして参加するわ。白黒タヌキで、見た目には脅威

はないけど私たちと同じゲーム好きで小説好き、仁は音楽を作っていて、修は小説を書くの。だから今回のViBのテストプレイの時は期待してちょうだい。」


「鈴ちゃんは相変わらずだね。タヌキやら熊やら。まあいいけどね。」


「私も不満はない。黒タヌキで黒熊だ。よろしくお願いする。」


白熊はおっとり系、黒熊はしゃっきり系のここだけは正反対の双子だ。

話し方、雰囲気は違うが中身はほぼ一緒らしい。

よく意見が合うのだとか。

喧嘩らしい喧嘩もするが大体はくだらないことらしい。


「今日テストプレイするViBについて詳しく説明するわ。ViBは子供にも教育できるゲーム、WMSとして位置付けされているの

。でもゲームとはほど遠いものとしても活用できるようにしたわ。例えば小説を体感できるようになるの。小説の物語を自分で体感し

たり、意識だけを送り込むこともできるの。ゲームのように小説を舞台で生活することもできるわ。その場合は小説に沿った物語となるわね。」


「その小説って見る人によっては違う印象を持つと思うんだけど?」


「そうね。仁の言うとおり万人が同じ風景を思い浮かべるとは言えない。でもそれはViBが意識に介入してその人が受けるであろう印象や

設定、風景を映像化しその人独自の物語を形成することができるの。その物語を共有することもできるわ。今人工が50000人居て

WMSを通して交流できる人を推定すると40000人くらいかしら。仮に40000人が同じ小説を舞台に生きたとして、

共有される内容が40000個あったとしてもViBが即座にその人の今の気分を分析し楽しめる様な物語を選んでくれることにもな

っているわ。また、ViB自体に形成能力もあるからその物語の裏側や登場人物なんかも見ることができるの。」


「それじゃあ僕たちが地球にいた頃のゲームも舞台にできるってこと?」


「流石神崎ね。その通りよ。当時流行っていたゲームをそのままViBの世界で体感できるの。ゲームも小説と同じで登場人物、モブ

なんかにもなれたりするし、悪役のいない平和な舞台として設定もできるわ。そのゲームの設定を生かした独自の物語を作ってその世

界で生きることができる。今までのゲームとは少し違った遊びもできるわ。もちろんゲームの中に入って遊ぶこともできるわ。その際

にグラフィックや視点、難易度やルール、能力値なんかも設定できるようになってるわ。また、その世界を舞台に改編したストーリー

も作ることができるしViBにプログラムすると作ってくれるから遊び方は無限よ。」


「ん~。それじゃあゲームをやってる人は永遠にゲームの中の人ってなるけどその辺は?」


「芝生の言うとおり今のままでは現実世界が無くなってしまう可能性が出てくるわね。でも私たちはWMSで見た目は子供でも100

年単位での教育はされてきているわ。それと同じで時間を凝縮できるの。ViBの世界でゲームを100年間やろうと現実世界ではほんの数秒よ。」


「ふむ。途方もないな。地球上ではいざ知らず現在は年齢はあまり意味をなしてはいない。身体年齢があっても医療機関に行けば治っ

てしまうしな。寿命なんてものは無いに等しいし。」


「そうね。私たちは5歳からWMSでの教育を受け始める。初めは同じ時間を過ごすけど一年もすれば一時間授業で100年過ごすこ

ともあるしね。そしてそれがそれぞれの欠点を克服したり楽しい思いをするための時間だとするならば拒絶する方が難しいでしょ?楽

しめるけれど基本的な教育は皆同じ。最も心にいい影響を与える状況で生活できるの。ぐれたとしてもそれは現実世界でほんの一瞬で

過ぎ去ってしまう。だから教育の失敗もない。ただ、身体的特徴や性癖、ある程度の個性は変えられないの。それは後天的じゃなく先

天的だから。まあ変えようが変えまいがあまり意味はないけどね。」


「そうだね。僕たちは例え同性間の恋愛でも子供は作れるしね。差別する時間があるならWMSで生活した方が特だよね。」


「そうね。でもそう考えられない人もなかにはいるわ。そういった人はウェアラブルデバイスで視覚、聴覚を補正して同性ではなく異性のように見たり聞いたりできるよ

うになってるわ。古い技術だけど未だに無くならないのはそれが必要だからよ。私たちはロボットじゃないからね。」


「だよね~。その仕組みを使ったら猫を被ってるから気にくわないって人もいたけど、合わないなら自分が変わる必要があるし他人を

自分の枠に抑えつけるなんて化石レベルで太古の考え方だしね。まあ、逆に集団の意見に合わせなきゃいけないってのも場合によって

はおかしいから。難しい問題ではあるけど現在の人が振る舞いや外見だけじゃなく中身を重視するようになってきたのはいい傾向だよね。」


「そうね。それが当たり前よ。私たちは生きる時に周りにたまたま人が居たの。その人が自分と合わないからって相手を威嚇して陥れ

るなんて変な話よ。ならいっそ責任云々忘れて親子なら別な人が育てればいいんだもの。他人なら関わらなければいいだけ。

お金が全てだった昔には考え付かないことだけれども自分だってお金をかけて育てられてきたんだって思えば全額とはいかなくても食

事くらいは出してあげれるものよ。」


「だね。僕たちが生きてはいない世界だけどViBの先代で何百年と生活したもんね。仮想世界だからできるってこともあるけど他人

の子の世話をしてあげてその子が何十倍も大きくなって帰ってきてくれたときは震えたね。」


「そうね。だから差別なんて必要ないの。対処できるんだもの。克服しようとしても無理なものは無理。自然に任せるのが一番よ。」


「だね。自然が一番。ストレスも無いしね。」


「まあ、みんながみんな仏様のように譲り合って生きていたらそれはそれで怖いけどね。」




「少し話がそれたわね。そんなことより今回のテストよ。今回のテストはそれぞれの頭のなかを解析してもらってViBにストーリー

を構成させて作るわ。クリアという終わりがないと永遠にできてしまうからクリア条件や設定を設けるわ。まずは主人公は私たち。ゲ

ームの内容はどれでもいいけど再現しやすいロールプレイングを推奨する。そこから生活をしてクリア、悪役を倒すの。私たちの能力

を桁違いに上げておいてもいいわ。あくまでもテストプレイだから。でもテストプレイに手抜きはないの。10年でも100年でもやるからそのつもりで。」


「オッケー。」


「うん。わかった。」


「そうだね。わかった。」


「承知した。」


「ということだからみんな、今回はテストプレイのためのチュートリアルを用意したわ。いきなり世界に放り投げられて生活を始める

なんてのは難しいでしょ?だからまずは私が作ろうとしている世界を再現してその世界でチュートリアルを行うわ。どの世界でもそう

なんだけど自分の服装や武器、魔法や特技なんかを設定できるわ。それも含めてみんなが世界に入りやすいようにしようとおもうわ。

いつでも大丈夫なんだけど服装や武器、特技なんかは自分で自由に変えれるわ。いろいろなものになってみてそれから変更していきま

しょう。じゃ、さっそくチュートリアルしにいくわよ。」


こうして僕たちはまずは濤川の作った世界を楽しむこととなる。

今後どのような物語になるのか、僕たちが決めていく。

現実の世界には干渉しないから僕たちは気楽で楽しもうとこの世界に浸ることにした。


もう一つ作っている曲があります。

その曲もでき次第載せようと思います。

この作品中で使えるのか、どうなるかはわかりませんが、この作品連載中に作ったこの作品の登場人物を思って作った曲はこの小説内でお知らせしていきます。

前回のように1ページ使い歌詞を載せながらURLも載せていこうと考えています。

URLは前書きに載せますので是非聞いてみてください。

作曲、執筆することでどんどん腕が上がってい蹴れればと考えています。

当方さぼり癖で気まぐれ屋なので更新頻度がどうなるかわかりませんがよろしくお願いします。

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