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ViB  作者: うーまる
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展開~発売~

これからの登場人物や展開など全く考えていないのでそれはこれからの私の執筆というか入力次第です。

よろしくお願いします。

僕はこの世界を自分の思う通りに動かしてみたかった。

才能がなければ力もない。

なにかを続けられるほど楽しくのめり込めない。

何かをする前にどうせダメだと諦めてしまうから新しいことの発見にも繋がらない。

呆れつつ、それでも死んでしまうならなにかをしてみたい、きっときっかけが、僕にも釣り針を落とされた魚のように、いつか天から舞い降りるんじゃないかって期待していた。







"今までのゲームはただの遊びにすぎなかった…。

世界を変える世界を作る。

自らの手で世界を作り上げましょう!


世界の始まりから。


世界の途中から。


世界の仕組みから。


あなたの思い描く世界を作ってみましょう!"






壁に貼り付けているペーパーテレビから聞こえてきたCM。

まさに僕が思い描いていたことができる世界がやって来た。

名目はゲームらしいがこうなってくるとゲームというか勉強の一貫でもある気がする。


「とうとうこういうことができる時代が来ましたね!」


「我々が地球から移住して今日で150年。記念すべき日に世界を変える大きな物が降り立った気がします。」


「そうですね。このワールドメイキングシュミレーション、通称WMS系のゲームは様々なものが開発され歴史を積み重ねてきました。今までは設定に従い、決められた範囲までしか作れませんでしたが、その範囲を大幅に越え、かなり専門的なことまで変えられるようです。」


「はい。私も展示会のブースで体験させてもらいましたがかなりのボリュームでした。私たちの世界のルールを少し変えた時の演算を行いどうなるのかを瞬時に導き創成者である私たちに選択肢を与えてくれるコンピューター。前作までは見ているだけしかできませんでしたが今回は実際に降り立ち、生活できる模様です!」


「なおこのWMSはViBと言います。発売日はわれわれがこの世界を創設した8月30日です。」


「発売開始まであと半年以上ありますね。世界の反応はどの様なのか見てみましょう。」





僕は驚きを隠せなかった。

確かにものすごいゲームが開発された。

僕たち人間が文字にしたり映像にしたりしてきた世界が実際に動いて、実際に触れることのできる物語として動き出す。

僕らはいわゆる神だ。

まあ実際に作ってくれるのはコンピューターなんだけど。




「なあ、神崎。昨日のニュース見たか?ViBだっけ?ヤバそうなゲームだったよな。」


そう話しかけてきたのがクラスメートの(しば) 宗光(むねみつ)

僕たちは壱隼学園いちはやがくえんの3年生。

地球で言う高校に値する。


「宗光は買うのか?」


「当たり前だろ!こんなゲームは今までになく俺たちの理想を付いてきてる。見逃すわけにはいかないよ。」


「だよな。でもまだ半年あるし予約できるのは3か月後。まだまだ先だな。」


「そうなんだよな~。まだ詳細がわからないからなんとも言えないんだが、作ったワールドは1つだけしか維持できないのか、共有できるのか、他の人と一緒に入れるのかとか気になるところは多いよな。」


「あら、芝生と神崎じゃない。おはよう。朝からなんの話し?まさかまた女子の…」


「なんだよ違うよ!てか、濤川には関係ないだろ!」


「あら。そうでもなくてよ。実はそのViBを作ったのは私。濤川鈴(なみかわりん)。プログラムはベースが今までのWMSからもらって、他は付け足したの。でも今までの物よりはるかに高いスペックのコンピューターが必要よ。あなた達のコンピューターで間に合うかしら?」


「は?」


「濤川が作ったのか?」


「そうよ。私が10歳の頃から私案していたの。プログラミングがわからなくても今ではコンピューターが組み込んでくれる。こんな設定にしたい、こんなシステムにしたいと言ったら簡単に作り上げてくれたわ。」


「そのコンピューターってまさかBEW-2000XCか?」


「あら、知っていたの?芝生の割には賢いじゃない。刈り取ってやろうかしら。」


「うるせー。鈴カステラ。」


「なによ!楽しみなゲームの製造者は私よ!崇め奉りなさい!」


「作ったのはお前じゃなくてコンピューターだよ!うちにも自動アシストプログラミング機能の付いたコンピューターがあれば俺でも作れたよ!」


「金のお陰だって言うの?!ぶちのめすわよ!」




ここで言い合ってるのは僕の友達、芝宗光と濤川鈴。

二人とも幼なじみで大切な友人だ。




「なあ、濤川。そのゲームってセーブ機能とか共有機能とかあるのか?」


「え?あるわよ。もともとこの手のゲームはシェアしたりして楽しむものだもの。」


「そうか。じゃあ宗光が言ってた他の人と一緒にワールドで生活することもできるんだな。」


「もちろん。現実世界ではないんだけど現実世界のように動作させることもできる。世界のバックアップのような使い方もできるし、このまま世界が進んだ時のシュミレーションとしても使える。後は私達のように遊ぶこともできるしね。」


「僕は遊ぶつもりはないよ。この世界はなんか出来すぎてて物足りないし。どうせなら自分で作り上げた方がいいよね。」


「まあいいじゃねえか。まさかツンデレ鈴カステラが製作者だとは思いもしなかったが。」


「そうだね。濤川もなにかあったら相談してね。僕たちも力になるよ。」


「あら、ありがとう。雑草の生えた雑木林には無理だけど、神崎なら頼れそうね。」


「デレた!」


「うるさい!」




宗光はツンツンした髪型。

少し茶色がかった髪。

いつも何かを企んでるような、イタズラ坊主のような顔をしている。

濤川は明るい茶色のオレンジに近い色したロングヘアで少し高飛車だが根は優しい女の子だ。

身長は僕と同じ165センチ。

宗光は150。

からかうと暴れるから言わないけど3人とも小さい。

そんな僕らが新たに世界を作る。

楽しみだ。











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