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どうやらテンプレを避けたら更に酷くなるらしい

とあるご指摘により試験的にメタトラの雑草を消しております、ご意見、ご感想、ご指摘がございましたら感想にてお願い致しますm(__)m

 あれから俺たちは草原を巡りお目当てのオオカミを見つけては袋叩きをしていた。

 

 「トラにぃ!鉄にぃ!そっち行ったよ!」

 「アオオォォォォォン!!」

 

 ちょこまかと動くライガーが鬱陶しくなって標的をメタトラに変えたのか、毛並みの良さそうなオオカミは吼えながら盾を持ったメタトラに突撃していった。

   

 「まかせとけ!『シールドバッシュ』!」

 「キャイン!?」

 

 メタトラがタイミングを合わせて盾を前に突き出すと、オオカミの鼻っ柱にガンッ!!と当たりオオカミがゴロゴロと転がって来た、あれはリアルだったら絶対痛いわ。

 

 「まぁそんなこと俺には関係ないがな」

 

 俺は転がって来たオオカミの口が開かないように頭を左腕で握りしめ、振り上げては地面に叩きつける。

 

 「…………!!」

 

 叩きつけられたオオカミはビクンっとするとピクピクと痙攣しながら徐々に動かなくなり、最後にはピクリとも動かなくなった。

 

 「おつ~」

 「おっつおっつ」

 「はいはいお疲れ様」

 

 俺は死んだオオカミをインベントリにしまいこんでから、ステータス画面を確認する。

 

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

※レベルアップによるステータスの比較なので補正分は消しています。

 

名前:タイガー

性別:男

種族:半人半魔獣(ハーフモンスター)《アームハンター》


ステータス

Lv.1→Lv.3

HP150→180

MP10→20


STR 25→35

VIT 25→35

DEX 10→16

INT 5→7

MND 5→7

AGI 20→30


ボーナス:0→2


武器

右:無し

左:腕狩りの左腕

防具

右腕:装備不可

左腕:腕狩りの左腕

頭:無し

胴(中):冒険者の服

胴(外):無し

腰:冒険者の洋袴(ズボン)

足:冒険者の靴

アクセサリー

1:無し

2:無し



スキル

〈ステップ〉〈拳攻撃威力増加(中)〉〈空き〉〈空き〉〈空き〉


拳スキル

正拳突き

 

種族スキル

アームハント(固有)

アームイーター(固有)

アームチェンジ(固有)

嗅覚強化

聴覚強化

腕力強化


称号

忌み子(強制取得)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 う~む、なんかステータスの上昇レートがおかしくないか?2レベル上がっただけで、HPが30、STR、VIT、AGIの3つは10も上がったんだけど、これって普通なのか?

 

 「いやぁやっぱりパーティーが居ると楽だなぁ」

 「そうだね純粋に火力が違うし、それにトラにぃのその腕もあってか凄くスムーズだよ」

 「そんなもんかね?まぁ役に立ってるなら良かったよ」

 

 そんなこんなあってそろそろ狩ったオオカミをギルドに買い取りしてもらおうと言うことになり、街へと戻ることにした。

 

 「…………トラにぃ、メタにぃ誰か近づいてきてる…5人ほど」

 

 歩いて数分後ライガーがそんなことを言い始めた。

 

 「うはぁ、絶対面倒臭い奴だこれ」

 「今日はサービス開始初日だし勘違いじゃないか?」

 

 周りはサービス開始初日というだけあって周りはモンスターを狩ってる人でいっぱいだった、それなら偶々同じタイミングで街に戻るやつだって居るはずだ。

 

 「狩りの時私たちをずっと見てたし、何よりトラにぃは気がついて無いようだけどそいつら街を出るときからずっと私たちを見てたよ」

 「は?」

 

 なにそれ怖いストーカー?

 

 「装備も恐らくβ時代の物だね今の段階で装備出来るってことはそこまで進んでは居ない人かも知れないけど」

 「俺たちのは後半に手に入れ強すぎたせいかレベル制限掛かってるもんなぁマジで失敗したぜ」

 

 だからお前ら初期装備だったのか。

 

 「……まぁ着いてこられた所で此方から仕掛けなきゃ良いだろ?仕掛けられればやっちまえば良いだけの話だ」

 「そうだね、因みにトラにぃ?利用規約って読んだ?」

 「利用規約?」

 

 一応流し読み程度は読んだが普通と変わらなかったと思う。

 

 「実は凄く面白い項目があったんだPK(プレイヤーキラー)についての項目なんだけど」

 

 ライガーいわくPKや犯罪PCなどの通称レッドネームは何をされても不具合や拘束行為以外はGMが対応してくれないのだとか、理由としてはいくらゲームとは言え犯罪行為をするのだから何をされても文句を言うなとのこと。

 

 「それはなかなか……でもそれじゃPKする旨味がないだろ?」

 「そんなことねえぞ?俺たちはやってなかったが経験値はPKした相手とのレベル差に応じて必要経験値の〇分の1が貰えるからなさっさとレベル上げするのならPKの方が早い、しかも相手の所持品からいくつか奪えるからな」 

 

 なにそれズルい良いことずくめじゃん、だが別にメリットだらけと言うわけではないらしい。

 ライガーが言うには少なくともβ時代でレッドネームがPKされた場合1日(24時間)のログイン不可、レベル差関係なくレベル2の減少、アイテムを奪われる、そしてレッドネームからブルーネーム(未犯罪者)に戻るわけではなくいくつか先にある免罪の教会と言われる場所でゲーム内時間3日間の労働をして初めてブルーネームに戻るらしい。

 

 「メリットよりデメリットが多い!?」

 「だから序盤でPKするやつなんて稀なんだよね下手するとゲーム進められないから、因みにレッドネームをPKしてもレッドネームにはならないから大丈夫だよ」

 

 そうこうしている間に街の近くまで来たところで先程ライガー言っていたと思われる5人組走りながら武器を取りだしいきなり襲いかかってきた。

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