表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/10

冒険者登録

少しですがブックマークが付いてるのを見ると読んでもらえてるのがわかって嬉いです(´ω`*)


これからも遅筆になるでしょうがよろしくお願いしますm(_ _)m

 「すみません、冒険者登録をしたいんですけど」

 「おぉ!今日はなんだが冒険者登録をする人が多いですね、冒険者が増えるのは大歓迎です!!どうぞコチラにお名前と種族をお書き頂き、此方の本からなりたい職業をお選びください♪」

 

 受付嬢から端がほんのりボロボロな紙を受け取り羽ペンで職業以外を記入していく。

 さていったいどんな職業があるかな?

 俺は受付嬢の出した本を開いてみた。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

拳闘士……己の肉体こそが武器である職業

     拳スキル取得、拳攻撃の威力増加(中)

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 ……はぁ?

 

 「え…あのすみません?」

 「はいはい?どうなされましたか?」

 「俺の選択できる職業が『拳闘士』しか無いんですけど」

 「え!?」

 

 受付嬢はあわてて俺が開いている本を覗きこむ、だがそこに書かれている結果は変わらない選べる職業は『拳闘士』以外無いのだ。

 しばらく受付嬢は動揺していると「はっ!?」と何かを思いだし。

 

 「あのもしかして貴方の称号で何かで『忌み子』の称号がありませんか?」

 「…………あ…」

 

 あわててステータス画面を開き確認。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


名前:タイガー

性別:男

種族:半人半魔獣(ハーフモンスター)《アームハンター》


ステータス

HP150

MP10


STR 25(+5)

VIT 25(+4)

DEX 10

INT 5

MND 5

AGI 20(+2)


ボーナス:0


武器

右:無し

左:腕狩りの左腕

防具

右腕:装備不可

左腕:腕狩りの左腕

頭:無し

胴(中):冒険者の服

胴(外):無し

腰:冒険者の洋袴ズボン

足:冒険者の靴

アクセサリー

1:無し

2:無し



スキル

〈ステップ〉〈空き〉〈空き〉〈空き〉〈空き〉

種族スキル

アームハント(固有)

アームイーター(固有)

アームチェンジ(固有)

嗅覚強化

聴覚強化

腕力強化


称号

忌み子(強制取得)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 あったぁぁぁぁ!?嘘やん何これ!?見落としてた!?

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

忌み子…その種族の中で忌み嫌われている特徴を持

    つ者、才能を無視され選択が狭まれる

    ※職業を選ぶ際現在の武器種に関係した職

    業しか選べない。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 「ありました……」

 「ならそちらのせいかと思われます、この本の制作者はどうも差別的な人だったらしく、それで『忌み子』の称号持ちの人には職業が少なく出される様になっているらしいです」

 「あぁ、ならしょうがないですね」

 

 ってしょうがないですねじゃねぇぇぇぇ!?おかしいだろぉぉ!?

 百歩譲ってそれが許されたとしても作り直せよぉぉぉ!!

 

 「まぁ、作り直せと言われて作り直された本があるにはあるのですが」

 「ですが?」

 「第6の街「チェル」の冒険者ギルドが所持しており此処ではできません」

 

 第6とか遠いなぁ…まあ今は良いかどうせ選んだ武器も今は装備できない拳武器しか無いしな。

 俺は仕方がないととりあえず拳闘士を職業に選んだ。

 

 「お疲れさまでした、それでは此方がタイガーさんのギルドカードとなっております」

 

 受付嬢は紙を受けとると交換するように木製のカードを渡してきた。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

名前:タイガー

種族:半人半魔獣(ハーフモンスター)《アームハンター》

職業:拳闘士

犯罪歴:0件

依頼達成数:0件

ランク:F

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 「おぉ…便利ですねこれ」

 「ですよね、因みに此方のギルドカードはランクがD、A、Sとなるに連れて材質も変わって行きます」

 

 異世界小説とかにあるテンプレ設定かけど良いなそれ、モン〇ンとかでギルドカードの材質が変わると少しやり込んだって満足感が得られて好きだな。

 

 「それから初めての登録との事でギルドの施設及び機能について少し説明いたしますか?」

 「お願いします」

 

 メタトラ達は知っているらしいけど俺は知らないからな聞いておいて損は無いだろ。

 

 「こほん、それでは本当に簡単にですが説明させていただきます、ギルドで冒険者さんが使える機能は2つ、1つ目は素材の買い取り、そして2つ目は訓練施設の使用となっております」

 「1つ目の素材の買い取りですが、これは素材の状態(ランク)やその時期の需要、在庫により値段が変化いたします」

 

 なんかカードショップにカード売りに行く気分だなそれ。

 

 「2つ目の訓練施設ですがこれは冒険者さん達の武器の使い方、スキルの使い方等を学び、練習する施設です」

 

 まんまだなぁ、でも便利と言えば便利だねスキルの動きや使い勝手の確認には都合良さそう。

 

 「なお、当ギルドでは冒険者さん同士のトラブルについては一切責任を負いません…がギルド内での乱闘騒ぎではペナルティを課せられますのでお気をつけください、と何か質問はございますか?」

 「……今は特に無いです」

 「かしこまりました、それでは冒険者様のご活躍を心から期待しております」

 

 受付嬢からお辞儀をされたのを最後に俺の冒険者登録は終了した。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ