初めてのキャラクタークリエイト
フェゴールです
この回ではスキル選択やステフリ等を会話に入れてません、理由としては作者がやってたMMOはイ〇ーナ戦記や〇ーラムオンラインぐらいなもので、その中でキャラクリ時にスキルの習得方法やステフリ方法等を説明されてなかったからです。
ステフリ要素の為ポイント欄を増やしました。
半人半魔獣のルビをハーフモンスターに修正しました。
一通りの設定を兄貴に手伝ってもらってから2週間、ついにリリース当日となった。
兄貴達は待ちきれないのかすでに部屋に籠って待機している、因みに俺は色々と家事を済ませた後部屋に戻り、マシンを起動して待機。
時間を確認してリリースの時間になったと同時に『Arcadia World online』を起動した。
少しすると眠くなと軽い浮遊感と共に広い空間に出た感覚がした。
俺は目を開けるとそこは宇宙空間の様な場所だった。
「おお…これがVR……ヴァーチャルリアリティって奴か軽く感動だな」
俺が辺りを見回していると突然後ろから女性の声で話しかけられた。
「あのぉ?新規に始めてくださる方…ですよね?」
俺は声の方に振り向くとそこには黒毛の猫の耳を生やした見た目同い年位の女の子が立っていた。
「あ……はい」
「あぁ、良かったです…あ!初めまして私の名前は『ココ』この『Arcadia World online』で皆様のサポートをさせていただく、AI……分かりやすく言えばNPCですね、ですがNPCと侮るなかれ、私たちはそれぞれちゃんとしたAIが搭載されており人と変わりありませんので人と接している感じでお願いします」
これがNPCっすか……マジで人と話してるようにしか思えないし…とか思ってるとココさんがキャラクリの説明を始めてきた。
「コホン…では改めましてお名前をお聞かせいただけますか?」
「それはアバターの名前ですか?」
「はい、もちろん本名での登録も可能ですがお勧めはしません」
「じゃあ『タイガー』でお願いします」
「かしこまりました、ではお名前を『タイガー』で登録させていただきます。」
ココさんはそう言うと目の前に半透明のウィンドウ出し打ち込んでいた。
打ち終わったのか俺の前に同じ様な半透明のウィンドウを出して見せてきた。
「続いてはこの中から種族をお選びいただけますか?」
そう言われ俺はウィンドウに書かれた項目を確認する。
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人間……『Arcadia』四大種族の中で1番繁栄している種族、得手も無ければ不得手もない。
獣人……『Arcadia』四大種族の中で2番目に繁栄している種族、魔法が苦手であるが体力、防御力が高くと近接を得意としている。
森人……『Arcadia』四大種族中でも森の奥に住み他種族とあまり交流しない種族、体力、防御力が低く四大種族の中で一番打たれ弱いが、魔法や弓術等の遠距離戦闘を得意とし四大種族の中で一番器用で生産系が得意。
魔人……『Arcadia』四大種族の中で森人ほどではないが珍しい種族、力や魔力等が高く攻撃性能は四大種族中で一番を誇る……が体力と防御力は低く、魔力も森人に劣る。
ランダム……何が出るかはお楽しみ♪
(※もしかしたらレア種族が出るかも?、やり直し不可)
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「ランダム?」
「あ、やはりそこに目が行ってしまいますか?」
ぶっちゃけると種族はどれでも構わない、だからランダムを選んでも良いのだがやり直しが出来ないとなるとなぁ…
「まぁ、良っかランダムにします」
「えっ!?」
何すか、その「えっ!?」って別に選びたいのが特にあるでないし、まだリリースしたばかりなんだから何を選んでも同じでしょ?
「本当によろしいのでしょうか?こう言ってはなんですが、ランダムを選んだ方は現在3桁も行きません」
「何でそんな選択肢入れてんですか…」
「神様(運営)の趣味です」
「運営ェ」
何やってんですかね運営さん、いやわかるよ?VRMMOを題材した物でも主人公がレア種族を引き当てるとかあるだろうしロマンがあるよね。
「まぁ良いよとりあえずランダムでお願いします」
「本当に?」
「本当にです」
「本当に本当に?」
「本当に本当にです!」
「本当に本当に本当に?」
「本当に本当に本当にです!」
「…………FA?」
「クドイですよ!?FAです!」
どんだけ心配なんだよ……俺はウィンドウに書かれたランダムをタッチするとステータス画面が表示された
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名前:タイガー
性別:男
種族:半人半魔獣《アームハンター》
ステータス
HP150
MP10
STR 25(+5)
VIT 25
DEX 10
INT 5
MND 5
AGI 20
ボーナス:0
武器
右:無し
左:腕狩りの左腕
防具
右腕:無し
左腕:腕狩りの左腕
頭:無し
胴(中):無し
胴(外):無し
腰:無し
足:無し
アクセサリー
1:無し
2:無し
スキル
〈空き〉〈空き〉〈空き〉〈空き〉〈空き〉
種族スキル
アームハント(固有)
アームイーター(固有)
アームチェンジ(固有)
嗅覚強化
聴覚強化
腕力強化
称号
忌み子(強制取得)
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「こ、ココさん?」
「……おめでとうございます、タイガー様の種族は希少種族『半人半魔獣《アームハンター》』になりました」
ココさんがそう言いながらウィンドウを操作すると、俺の目の前にあるウィンドの画面が変わり、よくある人型のシルエットが写し出された……左腕が異常であることを除いて
「では続いて容姿の設定をお願いします」
「あの…ココさん?何か左腕が異常なんですけど!?デカイんですけど!?」
「申し訳ありません、それはタイガー様が当てた種族固有の腕でして現在形状を変更することが出来ません」
「種族固有の腕?」
ココさんが再びウィンドウを操作すると俺の前に2枚のウィンドが新たに現れる。
「申し訳ありません、少々取り乱して説明を忘れました、この度タイガー様が当てた種族『半人半魔獣』とは設定では人間と魔獣の混血……つまりハーフとなっております」
ワカル(ニ〇シ風)
「その中でタイガー様はこのゲーム特有の魔獣『アームハンター』の半人半魔獣となります」
ワカリカネル(ニ〇シ風)
「あの、その『アームハンター』って言う魔獣の特徴を教えてもらえませんか?流石に半人半魔獣まではぎりぎり理解できても、オリジナルモンスターじゃ流石にどうしようも無いので」
「そちらのウィンドをご覧ください」
ココさんに目の前にあるウィンドウの1枚を示され俺はその内容を確認した。
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アームハンター……『Arcadia』固有の人型魔獣。
半人半獣の見た目に異形な腕を持つ、腕は個体により変わるが基本的に身の丈に近いサイズを持つものが多い。
敵対生物の腕を好んで喰らう事から名前が付いた。
身体能力が高く獣人と同等の体力、防御力を持つ。
なお半人半獣の見た目のベースは様々で犬や猫、牛や馬など多様な見た目のアームハンターが存在する。
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「説明ざっつ!?」
「申し訳ありません、神様もそこまで考えてなかったらしく出てくるのも最初の町からかなり離れたのエリアに出てくる魔獣なので、皆様がたどり着く前に設定を考える予定だったらしいのですが」
当てちゃったんですよね…運営さん色々雑過ぎです。
「まぁ、当てしまったものは仕方ありません、タイガー様も早くゲームをプレイしたいでしょうし、さくさくと容姿の設定にでも移りましょう」
「そうですね、じゃあリアルの見た目をベースにすることはできますか?それをちょこちょこ変えるだけで良いんで」
俺がそう言うとココさんが再びウィンドウ操作する、するとウィンドウィンドウ表示されていた人型シルエットがリアルの俺そっくりの姿になる。
5分後……
容姿設定の描写は省略ただ現実では黒の髪を金髪と黒のシマシマにしたり、目を黄色と黒のオッドアイにしたりしただけだからな、あと半人半魔獣の見た目が獣人アバターをベースとしているとのことで虎耳にしてもらった。
「はい、それでは内容を登録させていただきます、でわ続いて初期に使う武器とスキルを選択していただきます」
再びウィンドウの画面が変わり幾つかの武器の項目が表示された。
「最初に選べる武器種は此方のとなっております」
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剣……初心者向け、リーチ、重量のバランスがよく扱いやすい、片手剣の場合は反対の手に盾を持てる。主な補正STR、DEX、AGI
槍……中級者向け、リーチが長く中距離戦闘に向いている、重量は少し重め。主な補正STR.DEX
槌……中級者向け、リーチが短く近接戦闘に向いている、重量は全武器種の中で1番重く威力が高い、移動速度、攻撃速度に下方修正。主な補正STR
弓……中級者向け、攻撃距離は全武器種の中で一番長く遠距離戦闘に向いている、だが近距離の間合いに入られると攻撃し辛くなる。主な補正DEX
杖……上級者向け、基本的に魔法全般
に上方修正を加える、が近接には向いていない。主な補正INT、MND
拳……中級者向け、全武器最短のリーチで威力は平均より低め、が近接戦闘において攻撃速度、移動速度に上方修正を加える。主な補正STR、AGI
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これに関してもそこまで悩むことはなかった、何故ならあの手の事を考えれば必然的に片手で持てる剣しか無いのだ、ぶっちゃけると拳の方がやりやすそうなのだが、もし拳の武器が両手限定になるとこの左腕に装備出来ない可能性がある、まぁ聞くだけ聞いても良いのだが。
「あのこの拳武器ってこの左腕にも装備は出来るんですか?」
「申し訳ありません、選択肢に出しましたがタイガー様の左腕には装備出来ません、と言うより恐らく生産職方々がオーダーメイドしない限りその左腕に着けることのできる両手武器と腕防具がございません」
マジかぁ……正直このキャラのステータスを見る限り拳武器の方が相性良いんだけどなぁ。
「ですがその腕でなければ装備は可能かと」
「この腕でなければ?」
「申し訳ありません、流石にこれ以上は公平を欠き過ぎるので自分で見つけてください」
ふむ、今の状態でも…いやこの腕でなければ、まぁあとでステータス画面でも確認すれば良いか。
「一応やりようによってはこのキャラでも装備は出来るんですよね?」
「……そうですね可能であるとだけ申し上げます」
それさえ知れれば大丈夫だなら選ぶのは。
「じゃあ拳武器でお願いします」
「…本当に良いんd「良いですからそれで良いです」……かしこまりました」
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名前:タイガー
性別:男
種族:半人半魔獣
ステータス
HP150
MP10
STR 25(+5)
VIT 25(+4)
DEX 10
INT 5
MND 5
AGI 20(+2)
ボーナス:0
武器
右:無し
左:腕狩りの左腕
防具
右腕:装備不可
左腕:腕狩りの左腕
頭:無し
胴(中):冒険者の服
胴(外):無し
腰:冒険者の洋袴
足:冒険者の靴
アクセサリー
1:無し
2:無し
スキル
〈ステップ〉〈空き〉〈空き〉〈空き〉〈空き〉
種族スキル
アームハント(固有)
アームイーター(固有)
アームチェンジ(固有)
嗅覚強化
聴覚強化
腕力強化
称号
忌み子(強制取得)
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「…はい!これにて必須項目の設定は終了です、これよりチュートリアルを行いたいと思うのですが受けますか?」
目の前に『チュートリアルを受けてみよう! YES/NO』と書かれたウィンドウが表示される。
「受ける場合はYESを受けない場合はNOをタッチしてください」
俺は迷うことなくYESをタッチしチュートリアルを受けることにした。
タイガーの髪の配色イメージは羽〇さんの髪
左腕はベ〇ベット・ク〇ウの喰〇の左腕をイメージしてます。
因みに他の種族の初期ステータスはこのようになっております。
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名前:
性別:
種族:人間
ステータス
HP100
MP50
STR 15
VIT 15
DEX 15
INT 15
MND 15
AGI 15
スキル
〈空き〉〈空き〉〈空き〉〈空き〉〈空き〉
種族スキル
環境適応、武器威力補正(小)
称号
無し
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名前:
性別:
種族:獣人
ステータス
HP150
MP10
STR 20
VIT 20
DEX 10
INT 10
MND 10
AGI 20
スキル
〈空き〉〈空き〉〈空き〉〈空き〉〈空き〉
種族スキル
嗅覚強化 聴覚強化、腕力強化
称号
無し
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名前:
性別:
種族:森人
ステータス
HP50
MP100
STR 5
VIT 5
DEX 20
INT 25
MND 20
AGI 15
スキル
〈空き〉〈空き〉〈空き〉〈空き〉〈空き〉
種族スキル
魔力探知、魔法強化、視力強化、生産成功率UP(小)
称号
無し
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名前:
性別:
種族:魔人
ステータス
HP50
MP100
STR 25
VIT 5
DEX 10
INT 20
MND 10.
AGI 20
スキル
〈空き〉〈空き〉〈空き〉〈空き〉〈空き〉
種族スキル
魔法強化、腕力強化、狂化
称号
無し
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半人半魔獣は種族スキル多すぎぃ!?