to be part1
主人公=熊谷 康介
彼女=鈴野 優
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ー教室ー
……っはぁ~ぁ…
ん?なんで唐突にため息ついたって?だって、彼女である先輩が笑顔だろ?
そしたら自然にため息ついちまうよ…。
なにあれ…天使なの?天使だよね?メッチャ可愛いんだって!!
確かにドジなくせに上から目線でちょっと腹立つし、しつこい分うっとうしいけど…
からかってみれば顔を真っ赤にして怒るからそんなところも好きだと思う。
……今、惚気とか思ったヤツ死刑な?
今は一応委員会の集まりなんだけど少し離れたところで昨日のテレビの話でもしているのか
すげぇツボってる。先輩…少し涙目だ。
あ~そんな顔もイイですわww
涙が宝石のようだなんて…くさいセリフ昔の俺なら絶対考えないよな……。
「康介!」
「へ?」
「何ボーとしてんのさwさては熱でもあるな?w」
「絶賛先輩にお熱です」
「ぴゃ!?っ~////」
あ、顔真っ赤まじ可愛い…
「先輩…顔赤いデスヨ」
「うるさい。///」
「「……」」
なんで黙ったしwwあ…さらに赤くしてやろうかな?(黒笑)
「先輩」
「ん?なに?」
「好きって言ってください」
「は!?」
「だって俺まだ先輩から言われてない」
「だ、だからってなんで急に///そもそも康介からだってあんま、言われてないのに不公平だ!」
「え、俺が言ったら言ってくれるんですか?先輩好き。大好き。超好き。愛してる、マジ結婚しよ」
「っ~~////」
「顔真っ赤ぁ~(2828)」
「か、からかうなぁ~//」
「ほぉーらぁー次は先輩だよ?」
「っーー//…き。」
「えー!なにぃ!?聞こえないぃ~」
「っ~///好きって言ったんだよ!馬鹿!///」
え、なにこれ、お持ち帰りしろってこと?…ウソデスゴメンナサイ。
「まぁ~今日はそれで許してあげますよw……たぶん(ボソッ)」
「今たぶんて言った!?ねぇ?」
「そんなことより先輩そろそろ帰りましょうよ」
今さらなのだが日は傾いて窓の外は紫がかった景色が広がっていた。
さっきまで聞こえていた運動部の声も聞こえず、みんな帰る準備をしているようだった。
そろそろ帰らないと先生に怒られてしまう。
名残惜しいが冬に近づいてきて日が暮れるのが早いし、暗くなってから先輩を1人で帰すのは心配だ。
「あ、そうだね。そろそろ帰らないと不味いよね…じゃあ、帰ろっか」
「(コクン)」
「じゃあまたねー」
「お疲れです」
そう言って他の先輩に別れを告げて俺と先輩は帰路についた…。