朝ごはん
朝起きた時に布団の中にメアリーがいてびっくりした。
今まで誰かが布団の中にいたことなんてなかったから。
私が仕事をしてるってんでメアリーが手をわずらわせてはいけないってチビとかとの添い寝を引き受けてくれてたから。
メアリーはぐっすり寝ている。
このまま寝かせておいてあげよう。
それにまだ起きるような時間じゃないからね。
ああそうだ。
朝ご飯を作っといてあげよう。
いつもメアリーに家事を全部押し付けてるから。
まあ私はお金を稼ぎに家を空けてることが多いからしょうがないっていえばしょうがないけど。
それにチビたちも手伝い程度なら出来るけどメアリーがいないと任せるのは無理だし。
さーて食材はなにが残ってるかな?
うーん、野菜炒めでいいか。
それとご飯をたいといたらいいか。
チビたちはどれぐらい食べるのかな。
まあ多めに作っといたらいいか。
「メアリーご飯まだー?」
あっチビたちが起きてきた。
「ご飯はできてるから他のチビたち起こしてきてー」
「えっ、おねえちゃん?」
「そうですよ、おねえちゃんですよ。」
「えっえっ?」
あっ混乱してる。
「メアリーはまだ寝てるから起こさないでいいからね。
他のチビたちを起こして顔を洗って来たらご飯だからね。」
「えっあっうん分かった。」
あー慣れてなかったよね。
いつも起きたらメアリーがいたんだから。
「メアリーは疲れているみたいだったからまだ寝てるわ。
それでメアリー以外みんな揃ったね。じゃあいただきます。」
「「「いただきます。」」」
チビたちがどんどん食べていく。
ぎりぎりたりそうね。
チビたちにご飯を作るのは初めてだったけど大丈夫そうだね。
でも癒されるわ。
チビたちは元気が元気に食べている姿って。
私の守るべき子たち、いえ私の守りたい子たち
私の家族
ああ幸せ