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ギルドにて

「あのー、すみません。」

「はい、なんでしょうか。依頼の達成報告ですか?」

「いえ実は森の中でほかのパーティーメンバーとはぐれてしまったのですが、

 帰ってきてはいないでしょうか?」

ギルドの受付で私はいかにも困ってますっていう顔で受付の女の人に話しかける。


「パーティー名はなんでしょうか。

 依頼を受けて森に行ったなら記録が残ってるのですが。」


「いえ今日は確か腕試しも兼ねてだったのでできるかどうか

 という感じになるので受けてなかったようです。

 それとパーティー名は覚えてないんです。臨時でしたので。

 ただララという名前の女性がいました。」

うん、嘘だ。パーティー名だってちゃんと覚えてる。

三叉槍(さんさそう)とかいう名前だった。

出来ればパーティー名がわかってほしくはなかったから出さなかっただけだ。

後依頼は成功できないと違約金が発生するからこういうことはある。


「ララさんですか?

 すみませんそれだけではわからないのです。何か伝言がればうけますよ。」


「ああそれでは素材の換金をしてその四分の三をララという女の人が来たら渡してもらえますか?

  明日この町を出発する予定でして。」


「手数料をもらいますがよろしいですか?」


「はい、手数料は別に払いますのでよろしくお願いします。」


さてこれで私はいなくなった三人を探していたという情報が出来上がる。

疑われることはないはずだ。






あの三人の装備をこの町で売ることはできない。

足がついたら困るからね。

そのかわり他の街で盗ったものをこの町で売る。

この世界はそんなに情報が町どうしでやり取りされない。

だからある程度離れた町でとったものを売ってもばれることはない。


それにアイテムボックスがあるからね。荷物検査をされても全然問題ないから。



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