表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ワンシーン  作者: 斗瀬
9/10

部屋

気付かないことは幸せですか?

ホラー注意

 多くの人が眠りにつく時間、その人は一人で自分の部屋のベッドにうつぶせになり、スマートフォンを見ている。部屋の中は静かで、たまに車の音が聞こえるくらいだ。


 そんな中、カタリと何かが落ちる音がした。


 その人はスマートフォンから目を離し、辺りを見回す。だが、部屋のものが落ちた気配はない。再びスマートフォンへと視線を落とす。


 ピシッ、カタッ、パキッ


 時間を空けて、軽い音がする。しかし部屋には変わった様子はない。いつもの家鳴りだろうと思えば、確認する必要もない。



 ふと、肩が凝り首を振ると、視界の端で何かが動いたように感じる。しかし、その先には何もいない。よく見れば、光沢で反射した自分の姿がそこにあった。


 そろそろ目が疲れているのかもしれない。


 そう思えばスマートフォンを消し、掛布団をしっかりかけ、目を閉じる。


 耳につく呼吸音を聞きながら、眠る。






 目を閉じたあなたの横に立つのは、誰でしょう?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ