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ワンシーン  作者: 斗瀬
6/10

テンプレート

 それは画期的なお話でした。


 ある場所でそのお話は広まり、何時しか似たようなお話が沢山生まれるようになりました。そして物語のテンプレートと呼ばれるものが出来て、さらに同じような物語が沢山出来ました。


 だけどそれではつまらない。


 その物語を書く作家たちは頭をひねります。いかに楽しく魅力的に、このテンプレートを活かそうか?

 様々な切れ込みが物語に入ります。今までのテンプレートを別の視点でみたり、反抗的な目線でみたり。そうした違いがまた人の目を喜ばせ、自分ならばこう書くと、作家あるいはその卵たちの心を刺激します。


 まるで研究に没頭する科学者のように、試行錯誤を繰り返し、お話はテンプレートを基盤にしてドンドン進化していきました。


 あるとき、その場所に初めてくる人間が、そのテンプレートを使ったお話の一つを読んでみました。


 彼はとてもそのお話に驚きました。


「何故だろう? ここで言われている“当たり前の設定”が僕には一つも理解できないよ」


 ふと、自作のテンプレ素材小説を読み直すと、なんとも不親切なものになっていることに気付いたので書いてみました。

 テンプレとか物語の流行りとか、そういうのを上手く取り入れて物語にするのって難しいですね。それが出来ている小説は流行りを押さえているだけあって読んでいて楽しいのですが……。


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