表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/21

10


 お……。



 「あれは、草原のスライムだ。勉学には努めたんだ、知識はある」



 さすがに素手では危険だ。

 だが戦闘経験は皆無。


 周囲を見回すと、運のいいことに一本の木の枝が落ちている。

 先っぽに葉っぱが一枚くっついてる、かわいいやつ。

 姿勢を低くして。足音を立てない様に。

 そっと近づき、それを手に取ってみる。

 剣だったら刃渡り50センチぐらい……木の枝だけど。


 ショートソードぐらい。でも枝だから軽い。

 まだ草原なのに落ちているんだ。

 木々のある森林はもう少し向こうだ。目を向けてそう考える。


 勉学に努めたんだ。知識はある。

 額から汗がしたたり落ちる。生きている証拠だ。


 街の外へ出るのが初めてなだけだ。そういう法律だからな。

 風に飛ばされて来た説が浮上。


 

「べつに、なんでもいい」



 持ち手にハンカチを巻き付けておこう。

 振り回して、すっぽ抜けた経験は多々ある。

 一人遊びのチャンバラごっこ、じつに虚しい想い出だ。





 おわるかも。

 見つかったらな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ