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ざまぁもいいが、大概にしてくれ

作者: てん
掲載日:2023/03/12

拙い文章ですが、暫しお付き合い下さい。


「号外だー!号外だぞー!」


最近よく、号外の記事を見る。なんでも、お偉いさん達でゴタゴタしてるそうで。


例えば、王子が婚約者の相手をないがしろにして浮気をしてたとか。

例えば、国の主要人物の息子達が一人の女性に夢中になってるだとか。


私はただの王都に住む一般庶民だから、詳しいことはよく分からない。けど、それでもなんかちょっとおかしいじゃないかな?ぐらいには思う。


そして今回もたらされた号外の記事には、王子が公の場で婚約者に一方的な婚約破棄を申し出たことが書いてあった。

……これは、まともなんだろうか?

私はその場にいたわけではないし、庶民に伝わる話なんて、新聞社がネタにするためにいくつかねじ曲げられている所もあるかもしれない。

それでも、ただの貴族ではない王家のゴシップ。

火のない所に煙は立たぬ。

実際に似たようなことはあったのだろう。



この国、大丈夫なんだろうか?




 • • • 。


あの特ダネから半年が過ぎた。

季節もあっという間に過ぎていき、今は秋である。ひらりひらりと舞う葉っぱを眺めながら、怒られない程度に手を動かしていると、また窓の外からあの声が聞こえてきた。


「号外だー!号外だぞー!!」


なんとまた、号外だ。

ちょっと最近、号外が多すぎやしないだろうか?もう今年だけで二十は超えている気がする。……まだ半年残ってるのにね。


しかも、今回の主人公は王子に婚約破棄された令嬢らしい。少し前に王子は廃嫡、令嬢はその家に対し多額の賠償金と税率の引き下げがあったと聞いた。……もちろん号外で。

あれからどうなったのだろうか?


たまたま窓から入り込んだ記事を見ると、そこには令嬢が隣国の王子と婚約したことが書いてあった。……この国への宣戦布告と共に。


宣戦布告、と言うことは戦争になるのだろう。元々隣国とは一度揉めてから不干渉、となっていたはずだ。ここで、この機会に仲良くしましょうね、ならまだ分かる。だが婚約者の祖国とわざわざ戦争?一体何がしたいのだろうか?

正直、ここも隣国もあまり気候や土地に違いがなく、国力としても互角と聞く。征服してもせいぜい土地と人が増えるだけ。むしろ、お金と人が消える分損かもしれない。つまりあまり旨みがないのだ。


だとすると、婚約者の境遇に思うところがあったとか?

いや、それこそ堪ったもんじゃない。戦争は、巻き込む方はいいが巻き込まれる方は大変なのだ。個人の感情で殺されるなどほんと、堪ったもんじゃない。

 

……本当に。

ざまぁもいいが、大概にしてくれ。


読んでいただきありがとうございます。

作者、結構日本語不自由人なので、ここちょっとおかしくない?と言うところがありましたら、遠慮なく指摘して下さい。


早速誤字報告があったので、直しました。指摘してくれた方、ありがとうございます。



設定↓


主人公

名前はない。ただのモブだ。便宜上ナナシちゃんと呼んでいる。(作者は)

両親はパン屋を営んでいるが、今は奉公に出されて食器洗いなどの雑用を任されている。


自国

金山などの鉱山は無いが、ほどほどに水があり、ほどほどに豊かである。ほどほどが一番。

特産品はワイン。


隣国

こちらも鉱山など、すごそうなものはない。ほどほどに豊かである。一度起こした戦争も、きっかけは祭りで酔っぱらった相手国の民衆がうっかり領土侵犯してしまったからだそう。

特産品はりんご。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 面白い立場の主人公ですね。 [一言] いっそ隣国は帝国で、サクッと併呑してくれたほうが、庶民にはダメージ少ないかもしれませんね。 庶民も王家と一緒になってご令嬢を謗ってたんでない限り、戦…
[一言] 程々の国が程々の国に宣戦布告…… 食い詰めてる訳じゃなく、国民が溢れてる訳でもない、覇王を目指す訳でもないのに隣の国に宣戦布告…… どうした隣国(笑)
[良い点] 楽しく読めました! 号外がストーリー進める鍵になる展開は新鮮でした。 本当に悪いことや嫌なことはかってにおきるので困りますね。
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