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第18話 資格多数と料理の学習

+α/ν'Game-Life(プラスアルファ/ニューゲームライフ)


第18話 資格多数と料理の学習


 努力・娯楽、いずれも両立ばかりの日々をおくる毎日・・・毎日俺は中学3年~高校3年までの勉強

に加え、大学の勉強もするようになった。もちろん検定に向けての学習も欠かさなかった。それをき

っかけに漢検1級、秘書検定1級、ペン字1級、英検も1級を得て、もちろんワープロ検定は全商、日

検、日商いずれも1級を得た。これだけ資格があれば公務員になることも夢じゃない!


未生「さて、今日は料理も勉強しようか。」


 俺は将来に向け、料理も学習することにした。いずれは1人暮らしあるいは結婚生活もあってもお

かしくない。1周目では結婚できなかったことはおろか、童貞卒業さえも叶わなかった。だがうまく

いけばこのまま誰かと結婚することも夢ではない!


未生「今日は何を作ろうかな・・・よし、決めた!まずは簡単なものを少しずつ学んでいこう。とな

ればクラブサンドかハンバーガーあたりが妥当だな。」


 俺はありったけのひき肉や卵と牛乳を用意し、ひき肉をこねてハンバーグの形を作る。そしてトマ

トやレタスを用意し、トマトは輪切りに、そしてレタスをちぎり、食べやすい大きさにする。


未生「バンズはないか・・・そうだ、食パンがいくつかあったな。これならハンバーガー風クラブサ

ンドにしちゃおうか。」


 バンズがなければ食パンでハンバーガー風クラブサンドにしちゃえばいいか。そんな思いを糧(か

て)に俺はハンバーグを作り、レタスやトマトをパンに乗せ、ケチャップで味付けをして出来上がっ

たハンバーグを乗せ、パンで挟んだ。とりあえずハンバーグを余計に1個作ってみたが、中身はどう

だろうか。とりあえずセオリー通りに仲間で火が通るように蒸し焼きにして作ったが。


未生「よし、中身も火が通っているようだ。これならいける!調理実習で活かした経験が役に立った

な。」


 我ながらうまくできたハンバーガー風クラブサンド・・・まぁ、今俺ができることといえばこれく

らいだが、これからどんどん料理も極めないとな。


リンネ「未生ちゃん、なんだかいい匂いがするんだけど、これは?」


未生「ちょっとね、クラブサンド作っていたんだ。将来に向けて料理も学習しようと思って。食べて

みる?いっぱい作ったから。」


栗子「お兄ちゃんが作った料理、どれだけおいしいかな?食べてみようかな。」


 そして食堂に出来上がったクラブサンドを持って行った。そして、みんなが食べたところ・・・。


リンネ「すごくおいしいわね。誰かに教えてもらったの?」


栗子「お兄ちゃんの料理、すごくおいしいわ。」


未生「ありがとう、それはよかった。僕もちょっとね、料理も極めようと思って。将来親元を離れた

ときのことを考えて。」


美玖「私も食べてみようかな。いいかな?」


尋「よーし、俺もいただこうか。」


 両親も俺が作ったクラブサンドを食べる。両親の反応はどうだろうか。


美玖「上出来ね。おいしいのはいいけど、ちょっと形がね。」


尋「俺は悪くないと思うけどな。」


 まぁ、素人が作った料理だけにやっぱり母親の意見は厳しかったか。だが俺的には結構うまくでき

たほうなのだが。


美玖「私のだけハンバーグの形が微妙にゆがんでいたから、もっとあせらずに形を整えることを学ぶ

といいわ。」


 そう思うのも無理ないか。完成を急いでちょっと1つだけ形が乱れてしまったか。だったらいっそ

のこと高校に入ったら料理検定も取得してみようか。なーんてことを思っていた。


未生「さて、この調子で色々な料理の研究もしないとな。」


 俺は色々と考えていた。料理のレシピなどを・・・さて、色々とインターネットで調べてレシピや

作り方を検索せねば。和食なら簡単そうに見えるな。さて、今夜は和食系にするか。となれば焼き物

系が難易度低めといえる。というわけで今夜は焼き魚にするか。焼き魚の定番といえばシャケ定食で

ある!


未生「よし、材料はそろった。あとは検索した通りに作成するのみ!」


 俺は魚用グリルで魚を焼くことにした。1周目でも調理実習で作ったことはあったが、それはみん

なとの協力があってこそうまくいったものである。だがこの人生では自力で作れるようにせねば。そ

うしなければなんのために努力しているのかわからない。


未生「ちょいとばかし焼き過ぎたか。まぁ、この程度ならまだ許容範囲だな。」


 少し焦げ目が強かったが、それくらいはもう気にしないことにした。まぁ、丸焦げよりはマシか。

あとは付け合わせか。それくらいはキャベツの千切りやトマトを使用すれば問題はないようだな。味

噌汁は一応家族全員分は作っておいた。よし、いい感じだ。とりあえずレシピ通りの作成はできた。


未生「ごはんできたよー。」


 俺は家族全員を呼び、夕食にする。


尋「これ、みんな未生が作ったのか。魚の焼き加減がちょっと強いかな。」


美玖「たしかに丸焦げよりはマシだけど・・・とりあえず食べてみるわ。」


 相変わらず両親からの厳しい意見・・・だが重要なのは味である。そしてみんなが食べたと

き・・・


尋「これ、うまいな。見た目はともかく、味は最高だな。」


美玖「未生ちゃんって、意外と料理もできるのね。」


リンネ「未生ちゃん、これならきっと将来コックさんになれるかもよ。」


栗子「少し見た目が乱雑だけど、味はすごくおいしいわね。」


 まぁ、少しばかり厳しい意見はあるが、気に入ってもらえてよかった。よし、俺も料理への情熱が

たぎってきた!どんどん料理も極めてみよう。そして平日は朝の4時に起き、家族分の料理を行うこ

とになった。


美玖「どんどん腕を上げていくわね。どうやって料理を勉強してるの?」


未生「ちょっとね、インターネットで作り方などを検索して調べたら実践開始ということでね。将来

のことを考えると料理もできるようにと思って。」


美玖「なるほどね。未生ちゃん、いっそのこと、シェフとかやったらどうかな?」


未生「それも悪くないかも。」


 そうだな、1周目の俺はレストランで働いていたが、もし2周目でもレストランで働くようになった

らシェフになるのも悪くないとは思ったが。とはいえ俺はもう決心ができていた。俺はこの人生では

公務員になって悪い奴らを取り締まると決めているんだ。せっかく1周目の悪党全員を生け贄にして

得た平和だからな。そのおかげで1周目にあった地下鉄テロ事件や阪神大震災がなくなっている。も

っとも、地下鉄テロ事件に関しては元凶であるインコ真実教を生け贄によって全滅させたからな。そ

の時の代償はすごく大きかったが。だが生け贄による代償は恐怖耐性によって軽減したりプライスチ

ェンジャーで代償を対象の人物に移し替えたりと色々やりたい放題である。これでもういつでもどこ

でも犯罪者やテロリストなどを生け贄にすることが可能である!しかしこれは人間にしか通用せず、

タイムディスターバーはシャドーエルフのため生け贄が通用しない。まぁ、さすがにそんなチートじ

ゃつまらないか。やっぱり悪の組織相手なら直接倒した方がしっくりくる。そんなことよりも今は努

力や文武両道の日々をおくるのみ。いっそのこと料理検定も受けてみるか。そのために俺は毎日料理

を研究することになった。


未生「よし、今日もいい感じだ。」


 毎日の努力もあってか、いつの間にイタリア料理などの多国籍料理も身につけていた。これなら2

級くらいはうまくいくかもしれない!


美玖「未生ちゃんもここまでやるとは・・・一度努力をはじめたら最後まで続けるというのが未生ち

ゃんの宿命みたいね。」


尋「さすが我が息子、ここまでやってくれるとは・・・気に入ったぞ!」


 気づいたら俺が作った料理を家族やメイドたちが気に入るようになっていた。どの人生でもいつか

は親元を離れることになる。いつまでも親御さんたちに甘えてばかりではいられない。とにかく努力

あるのみ!そして料理検定会場にて・・・


未生「あとは練習通りこなしていくのみ。」


 さすがに料理検定は2級からのスタートになったが、それでも上位であることに変わりはない。資

格は取れるうちに取った方が後が楽になる。履歴書に記入する際に上位の資格を書けるように。そし

て数日後・・・


未生「よし、料理検定2級も得た!あとは日頃の勉強と運動もしっかり努力せねば。」


 これでもかというくらい検定資格を得て文武両道を続ける日々・・・娯楽はいつでもできる。錬金

術でゲーム機やソフトを錬成することだって可能だし。そのおかげでお金をあんまり消費していない

から欲しいものはいくらでも買うことができる。あとはお金を稼いでいずれは自分の土地を買って将

来幸せな家庭を築くとしよう。なーんて将来の夢も考えていた。これ以上過去にとらわれてもいいこ

とはない。だからこそ今という大切な時間の中で努力を重ね、明るい未来を築いていく。そしていつ

か結婚したときに最高の家庭でありたい。そのための努力・全身である!


第18話 おしまい

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