表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
いきなり最終話(クライマックス)  作者: アルファ・D・H・デルタ
94/109

クライマックス

我ながら話を急ぎ過ぎだとは思いますが、書き足りない部分は後から追加する方針で、まずは完結を最優先します。


ギルゴマは、神剣で壁に抜付けられた体制のまま、カナタへと不可視の攻撃を繰り出していたが、その間にも隙を伺って、神剣ルクレシアを体から引き抜こうと試みていた。


しかし、根元まで深く突き刺さった神剣は、そうやすやすと抜けるものではなかった。


一見すると絶体絶命の危機ではあるが、それでもギルゴマにはまだ余裕があった。


確かに身動きは取れなくなり、追い詰められた形ではある。


しかし、残念な事に、この者達の攻撃には決定打が足りない。


我々の様な、第四世代の管理者を倒すには、彼らの攻撃力では圧倒的に力不足なのだ。


そこまで考えた上で、それでもギルゴマは若干の不安を抱いていた。



(もしかすると、この人間には、まだ何か隠された力があるのでしょうか?いえ、何と愚かな事を私は考えているのでしょうか、たかが人間に何が出来ると言うのです?!)


ギルゴマは、ある種の嫌な予感を感じたが、それを打ち消すように頭を振った。


(馬鹿げていますね。人間の身で管理者へとどめを刺す事など、あり得るはずが無いでしょう)


ギルゴマは、自分の予感を信じず、思い過ごしだとして、考えを改めた。


(であれば、まずはこの邪魔な神剣を抜く事に集中すべきですね)


ギルゴマは、そう判断して攻撃を中断し、両手で神剣の柄を握り、自分の体から引き抜こうとした。


「そうはさせない!」

「甘い」


しかし、そのギルゴマの両手をアルファとベータが蹴り上げ、両手を壁に踏みつける形で、ギルゴマの動きをさらに封じた。


「おとなしくするんだな!」

「全く、諦めが悪いこと」


そこにホレスとレーナが、続いてギルゴマの足を力の限り踏みつけた。


「ごめんないね。お父様!」


アリシアに至ってはギルゴマを貫いている神剣の柄を踏みつけ、さらに深く剣を突き刺した。

アリシアの表情は「ごめんなさい」と謝りつつも、笑みを浮かべていた。


「グハッ」


ギルゴマは苦しそうな声で喘いだ。


これでギルゴマの動きは、完全に封じ込められた形となった。


そして、間髪入れずに、カナタはギルゴマの目の前まで到着し、不敵な笑いで至近距離からギルゴマを見下ろした。


「良い様だな。ギルゴマよ」


カナタは挑発するようにギルゴマへ言った。


「確かに非常に不愉快な状況ですねぇ」


だが、ギルゴマはそれでも余裕を崩さなかった。


「お前の余裕は、魔王から寄せられる力の源が原因だろう?いくら傷付いても魔王から流れ込む力で、回復は可能だと思っている。だが、それも…」


カナタが言葉を続けようとした時、突然ギルゴマは体から力が抜けたような感覚に陥った。


「クックック、なるほど。勇者が魔王を倒しましたかね」


ギルゴマはすぐさま自分の力の源が断ち切れた事を理解した。


「そう言う事だ。どうやらあいつは上手くやったようだな」


カナタはギルゴマの耳元へ語り掛けた。


「だが、それでもまだ、お前に対して、有効な攻撃力が足りていないのも事実だ」


カナタはそう言って、ギルゴマに再び不敵な笑いを見せた。


「その自信のある顔は、解決方法を編み出している、と言う事でしょうかねぇ」


ギルゴマはそう言って興味深そうにカナタを見た。


「ああ、今から決着を着ける」


そう言って、カナタは…最後の言葉を唱え始めた。



面白いと思われた方は評価を頂けると励みになります。

よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ