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いきなり最終話(クライマックス)  作者: アルファ・D・H・デルタ
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ギルゴマの告白

まあ、説明回ですね。

物語の本筋にはそれほど影響はないです。

さて、カミルの身に何が起きたのか、どこから話しましょうかねぇ


そう言えば先程、君達のリーダーと送還の儀式について話しましたね


そこから話を始める事にしますかねぇ


まず最初に言っておきますが、カミルを管理者の世界へと送還する事は、当時のエルフィンドワーフ族にとっては名誉な事であり、他の種族からも羨望される出来事だったと明言しておきますかね


当時はカミル自身はおろか、エルフィンドワーフ族の全員が喜んでいたのですよ


神の世界へと招待された初めての人類ですからね


もちろん一度管理者の世界へ送還された後は現世には戻れません


その事については、誰もが残念に思っていたようですが、死別とは違いますからねぇ


だからこそ、ゴードンも最初は親子の情から反対しましたが、カミルの決意を見て、最終的には承諾し、その後は二度と反対する事はありませんでしたよ


そうやって歓迎と共に、カミルは管理者の世界へ送還されました


管理者の世界へとやって来た当初、カミルは私に主従の関係を求めました


これには私も正直辟易としましてねぇ


ですから時間を掛けて、カミルには対等である事を望みました


あぁ、完璧な人類を創り出す事については、別に慌てていた訳ではないですからねぇ


これまで数百年の月日を待ったのですから、今さらもう数十年増えようと変わりはありませんからねぇ


まずカミルにはゆっくりと管理者の世界で過ごしてもらい、その間に色々と検査を受けてもらいました


この頃の私達の関係を表現するなら、まあ侍女と主と言ったところでしょうかね


カミルは色々と私の身の回りの世話をしたがりましたが、これまで不便なく過ごして来たのでそこまで必要とはしなかったのが実情でしてねぇ


だから普段は自由に過ごすようにカミルには言ったのですよ


まあ最初こそぎこちなかったものの、数年も経てばカミルも落ち着きました


そうやって少しずつですが、カミルも妙な緊張感から解放されて

ようやく私と普通に接するようになって行きました


やがて月日は流れ、私は元の目的さえ忘れかけて、カミルと二人だけの生活に満足していました


そんな頃に、私はふと思いついたのです


人間の真似事をして、カミルと夫婦になる事が正しいのではないかとね


私にはよく理解できませんでしたが、人間とは異性との関係の果てに結婚するモノなのでしょう?


だから、この先にあるのは夫婦の形であると思ったのですよ


そして私はカミルにそれを告げました


カミルは最初こそ狼狽していましたが、やがてはこの提案を受け入れてくれました


私達は夫婦となったです


それからさらに月日は流れ、私達は子供を授かりました


その最初の子がユーリィです


私はこの時にようやく思い出しました


私の目的は完璧な人類を創り出す事だとね


そして、生まれて来た子供は、第五世代と呼ばれる存在になりました


少々思い描いていた存在とは違いましたが、完璧な人類の遺伝子に管理者の血を混ぜる事で次世代の管理者が生まれる事を証明できました


しかし、私はそのような事は、もうどうでもよかったのですよ


そして、次にホレスが生まれ、やがてレーナが生まれ

最後にアリシア、貴女を授かった時に、ある事実が判明したのです



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よろしくお願いします。

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