表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
いきなり最終話(クライマックス)  作者: アルファ・D・H・デルタ
26/109

奇跡を見る、その7~奇跡は、起きた~

昨日の遺跡で発見した結晶石は実は魔力暴走を起こす危険な物でした。

でもその暴走を利用して神眼にシステムエラーを起こさせ、真の力を解放する。

という話をどこかに入れたかったのですが、ベータが喋らないキャラなのでここで説明しました。(笑)

ドクン。ドクン。ドクン。

鼓動が破裂しそうなほど早く脈打った。


神眼?解放?何の事だ?


困惑しながら彼は見事な着地を決め、同時に正面の敵を切った。

さらに魔法の連射で敵を倒す。

だが、途中で彼は心臓の高鳴りに息苦しくなり、胸を押さえた


くそ、なんだってんだ?

その時、彼の脳裏にベータの言葉が蘇った。


「使うか使わないかはあなたの自由、でも使った方が絶対に確率は上がる」


これがそうだと言うのか?ベータ?

彼は息苦しさで乱れそうになる呼吸を整えた。

そしてベータに言った言葉を思い出す。


「それが何か分かった時は遠慮なく使わせて貰うよ、ベータの言葉は絶対だからな」


そうだな、ベータの言葉は“絶対”だ。

クスリと笑い、彼は言った。


「アクセプト!」


その瞬間、彼を包んでいた淡い光が爆発的に膨張し、強く激しい光の渦となって…弾けた。





「…届いた。奇跡は、起きた」


突然ベータが声を上げた。


驚いたメンバーが見ると、ベータは無表情なまま泣くという器用な表情をしていた…いや不器用な表情と言うべきであろうか?


「急いで私と姉様の心眼に魔力パスを通して」


ベータは涙を拭くと、いつもの通りの淡々とした口調で言った。


「どういうことですか?」


レーナが聞いた。


「今から彼の脳には膨大な量の情報が流れる、それをみんなで処理する。そうしないと彼の脳は焼き切れてしまう」


「ひょっとして、神眼が覚醒したの?」


アルファの質問にベータは頷いた。


「大変じゃない!あれは人間に制御できる力じゃないわ!」


アルファの言葉で事の重大さに全員が気付いた。


「だから、彼の事を良く知る、あなた達の力が必要」


ベータがぺこりと頭を下げた。


「お願い力をかして欲しい」



「あー、…つまり、俺たちが露払いをするって事か?」


ホレスが簡潔に聞いた。

ベータが頷く。


「ならそれは俺達の仕事だな!」


ホレスはニカっと笑いながら言った。


「そうですね、私達はいつでも彼の露払いが役目よね」


レーナがため息と共に言った。


「もう!みんな素直じゃないんだから!もっと正直に教官の力になれる事を喜びましょうよ!」


アリシアは泣き笑いで言った。


「ねえ?ベータ、貴女はさっき、奇跡は起きたって言ったわよね?もしかして…見えたの?」


アルファがベータに問いかけた。


「見えた、彼が勇者の前に立つ姿が」


ベータは頷きながら答えた。





良かったら、下のボタンから評価を頂けると励みになります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ