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いきなり最終話(クライマックス)  作者: アルファ・D・H・デルタ
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エピローグ、その7~報酬と交渉~

戦闘シーンより、こんな感じの議論の方が書きやすいですね。

「報酬の交渉については構いません。でもアルファ、貴女がその代表者である事には疑問です」


ルクレシアはほほに手を当て、首を傾げた格好で言った。


「…何故でしょうか?お母様」


アルファは不満げに聞いた。


「まず、彼の居なくなったこのパーティーの代表に貴女が相応しいかどうか。次に、このパーティーの交渉に依頼人の身内は相応しいかどうか。最後に…この世界の未来を決めるかも知れない交渉に、本来この世界とは関係のない物が相応しいかどうか。以上三つの理由から、私は貴女が今回の交渉には適していないと思っています。ですので…今回は個別に報酬を支払おうと思います。その交渉もまた、個別に行いましょう」


ルクレシアは全員に向かって微笑みながら答えた。


それを聞いたホレス、レーナ、アリシアの三人は、全員に個別で報酬を支払うと言うルクレシアの言葉に驚いた。

単純に気前が良いと思ったし、太っ腹だと思ったのだ。


しかし、アルファは慌ててルクレシアに反論しようとした。


「お母様、彼らは管理者との交渉に慣れていません。試すのであれば別の機会に…」


そこまでアルファが言った時に、そっとベータがアルファの裾を掴み、首を横に振った。


「はは様には何か考えがある」


ベータは小さな声でαに言った。



(本当に二人とも成長したわね。でも、だからこそ、ここで教えておかなければならない。“彼”と関わった者がどのような道を辿るのか。そして、その結果どうなるのか)


ルクレシアその姿を見て、嬉しいような、寂しいような、そんな複雑な表情を浮かべていた。


アルファは、人間と管理者が交渉する事の難しさを“人間の視点から”見て危ういと思い。

ベータは、それすらルクレシアの思惑であると見抜いた。


ルクレシアは二人の成長を喜んでいた。しかし、同時にこの二人へ大きな影響を与えた、たった一人の人間に対して、感謝すると共に、複雑な思いを抱くのであった。


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