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転生した主人公は世界を統一する  作者: ヤスキジュン
転生した主人公冒険者になる
46/90

46話:ダンジョン挑戦4F(その1)

4階にたどり着いた。4階は木々が生い茂っていて明るい部屋だった。

「しかし、暑いな・・・・。」

「そうね・・・・。」

「・・・・・。」

 気温の体感が40℃くらいはありそうな感じがしているぐらい暑い。

直進し続けているが、皆暑さで少し参っているみたいだった。

部屋というか、木々で囲まれた場所に出たが、特に何も見当たらない。

慎重に周りを調べていると、猿型のモンスターが現れた。

リーザが火魔法を放つと、モンスターに命中し、黒焦げになるのであった。

「猿型のモンスターか魔法は効くみたいだな。」

「そうですね。」

「取り合えず、引き続き辺りを探索しよう。」

「分かったわ。」


 もう一度、慎重に調べる。しかし、何も見当たらなかった。

全員探索を終え、中央に集まり話し合う俺達。

「行き止まりみたいだな。」

「そうね。」

「どうしようか?木を切り倒すか?」

「そうだね。仕方ないから。」

「ミ、ミナトさん。」

 少し困惑しながら話しかけるエマ。

「どうした?」

「あの木動きませんでした?」

 少し恐怖を感じているみたいだった。

「え?本当か?」

 全員振り向くが、ただ揺れているだけだった。


「気のせいじゃないの?」

 エマにそう言うオリヴィア。

「今動いたよ。風もないのに。」

「ちょっと調べてみるか。」

 そう言うと、俺はエマが指示する木に近づく。

すると、木は急激に動き出し、俺に何か植え付けてくる。

「リ、リザレクション。」

 念の為に、先掛けしておくが、激痛が走る。

「いってええええええ。」

「ちょっと大丈夫?」

「何か植え付けられた。」

 悶絶するほどの痛みに耐えながら絶え絶えの声でそう言う俺。

そう言うと、青ざめた顔をしたオリヴィアが一言。

「トレントの胞子を埋められた・・・・。」

「どうなるの?」

「脳に寄生した胞子は、宿主の動きを激痛と麻痺で支配して、

 生命を停止させ、最終的に自身の養分にしてしまうのよ。」

 顔面蒼白にしている全員。

「皆・・・・。逃げろ。」

 俺は皆にそう言う。

「アンタを見捨てておいて行ける訳ないじゃない。」

「そうですよ!ミナトさん。」


 全員俺を見捨てていくわけにはいかないと言っている。

しかし、トレントの攻撃にさらされてしまうかもしれない。

俺は悶絶するような痛みの中、この胞子の対処とトレントの

攻略法が無いか、考える事にした。 





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